2023/05/21更新0like1400view

著者:tetsu abe(fujitacaリノベーション)

「アクセントクロス」を上手に選んで自分ならではの空間を

この記事を書いた人

tetsu abe(fujitacaリノベーション)さん

まちのリノベーション会社で広報・インテリアコーディネートの統括を担当。リノベーション会社で働きながら、生活提案型の家電ショップのスタッフとしても活動中。リノベーションやインテリア、ライフスタイル、家電や雑貨など、幅広い知見を活かしコラムを執筆しています。
宅地建物取引士、整理収納アドバイザー、寝具ソムリエ。

人気の高い「アクセントクロス」。
アクセントクロスは選択肢が多く、色の組み合わせも自由に選ぶことができます。
しかし、部屋全体の印象に大きく影響を与えるため、どの場所にどんな色柄を選べば良いのか悩んでしまうことも。
そこで、アクセントクロスを取り入れるポイントを、事例を交えながら紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

「アクセントクロス」とは

アクセントクロスとは、部屋の一部に鮮やかな色や柄の入ったクロスを用いて、空間に個性を出すデザイン手法のひとつです。

一般的に、部屋の壁は1色で統一されているため、シンプルでスッキリとした印象となる一方で、どこか物足りなさを感じることも。
そんなとき、部屋の一部に「アクセントクロス」を取り入れることで、室内に明るさをもたらしたり、空間の引き締め効果を得ることができます。

どんなときに「アクセントクロス」はおすすめ?

「自分らしさ・好きな色」を空間に取り入れたいとき

アクセントクロスは「自分ならではの空間をつくりたい」と考えている方に特におすすめです。

例えば、子どもが好きな色を子供部屋に取り入れる。
子ども自身が自主的に部屋づくりに関わることで、自分の空間としてより愛着が湧き、日々の過ごし方にも影響を与えてくれそうです。

家の中で「部屋ごとに気分を変えたい」とき

ワークスペースや寝室など、部屋の用途に合わせて色を選ぶのもひとつです。

例えば、仕事をするワークスペースは「集中しやすい色」を選んでみる。
一般的に「ブルー」は気持ちを落ち着かせる色と言われています。ワークスペースに取り入れることで集中力を上げるきっかけになるかもしれません。
色を取り入れることに抵抗のある方でも、「パステルカラー」を選ぶことで部屋にスっと馴染みます。
ほかにも、寝室には「リラックスできる色」を取り入れるパターンも。
ビビットで派手な色よりも、ベージュやアイボリーなどの落ち着いたものを選ぶことで、寝る前の時間をゆっくり過ごすことができそうです。

限られた予算のなかでも「部屋に工夫を凝らしたい」とき

天然の木を使用した板張りや、陶磁器といった石材のタイルは素材ならではの質感が魅力ですが、配管や大きな梁があることで施工が難しいケースがあります。

天然の素材さながらのデザインを損なわず、予算を抑えて仕上げたいときには、柄タイプのクロスを活用してみましょう。
空間の一部にあしらうなど、ワンポイントとしても用いることができます。

「アクセントクロス」を取り入れるポイント

アクセントクロスを選ぶときは、好きなデザインをそのまま取り入れるのもひとつですが、取り入れる場所や範囲に合わせて工夫することが大切です。

ポイント1 壁は「場所」に合わせてテイストを選ぼう

広いリビングは「落ち着いた色」で馴染ませる

リビングにアクセントクロスを取り入れるときは、落ち着いた色のトーンで空間に馴染ませることがポイントです。
グレーやベージュ、ライトブルーなど淡い色を使うことで、さまざまなテイストの家具とも相性が良いです。
ブルーやグリーン、イエローなど発色の良い色でも、淡いパステルカラーを選ぶことで空間に馴染ませることができます。

鮮やかな色・柄モノにチャレンジしたいときは「コンパクトな空間」で

ピンクやオレンジなどの鮮やかな色、柄の入ったクロスが気に入ったけれど、どこに取り入れたらいいか分からない……という方は「コンパクトな空間」に取り入れてみましょう。

例えば「ウォークインクローゼット」。
リビングや書斎には派手に感じてしまうものも、コンパクトな空間であればアクセントとしてバランスよく使うことができます。
洋服や小物の間からお気に入りのクロスが見えるだけでも、日々の暮らしが楽しくなりそうです。

シンプルなトイレには、柄モノで明るさをプラスしよう

トイレは、柄の入ったクロスを使うことで清潔感に加えて明るさを意識させる空間に。

トイレ本体や手洗い器は、白い製品が多いため、シンプルで清潔感のある印象をもたらしてくれる一方、閉塞感を感じやすい場所。
アクセントクロスを取り入れることで、一気に華やかな雰囲気になります。また、狭い空間に奥行きやメリハリを与えてくれます。
色柄によって、同系色に空間の色味を合わせて。
間取りやトイレの配置などを見ながら、バランスよく取り入れていきましょう。

ポイント2 天井は「質感や表情」を楽しもう

「石調・モルタル調」で、異素材の組み合わせを楽しむ

クロスには、石やモルタルといった素材さながらの雰囲気を楽しめるものがあります。

特に天井などに自然の石張りを取り入れる場合、重量があり施工の難易度も高くなります。
石調のクロスを選ぶことでより手軽に石が持っている無骨な素材感を楽しむことができます。

「木目調」で繊細な印象の空間に

手軽に板張りの風合いを楽しめる「木目調」のクロス。
ログハウス風の明るい木目調のものから、グレイッシュでモダンなものまで、バリエーションが幅広いのも魅力のひとつ。

間取りや家具の配置の関係で、アクセントクロスがうまく入れられない場合にも、天井のアクセントクロスという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
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tetsu abe(fujitacaリノベーション)さん

まちのリノベーション会社で広報・インテリアコーディネートの統括を担当。リノベーション会社で働きながら、生活提案型の家電ショップのスタッフとしても活動中。リノベーションやインテリア、ライフスタイル、家電や雑貨など、幅広い知見を活かしコラムを執筆しています。
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