2024/11/03更新0like1039view

著者:岩間光佐子

アクセントクロスでおしゃれなインテリアが叶う!選び方と参考になる住宅事例集

この記事を書いた人

岩間光佐子さん

ハウスメーカーでのインテリア設計を経て、住宅情報誌編集部に。編集長として、リフォーム誌などの創刊に携わった後、フリーエディター&ライターとして独立。住宅設備機器を中心として、家づくり情報を発信中。二級建築士、インテリアコーディネーター

壁の一部にほかと異なるクロスを用いるアクセントクロス。上手にプランニングするとより素敵なインテリアが実現するものです。
ここでは、アクセントクロスの選び方や参考になる住宅事例をご紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

アクセントクロスって何?

アクセントクロスとは、空間の一部にほかの部分と異なるクロス(壁紙)を用いること。多くみられるのは、部屋の壁面、4面のうちひとつの面の色に変化を持たせたり、柄クロスを用いるなどするプランでしょう。

アクセントクロスをどの程度の割合で用いるかは、空間プランやつくりにもよりますが、一般的に20~30%程度。あくまでもポイントとして取り入れることで、空間全体の印象が大きく変わるでしょう。

アクセントクロスのメリット・デメリット

アクセントクロスのメリット

アクセントクロスを取り入れるメリットとしては、前述のように、まず空間のポイントとなること。居室で用いられるケースが多いホワイト系のクロスだけでは、単調になってしまう場合でも、空間にメリハリが生まれ、選ぶクロスによっては奥行きや広さを感じるケースもあるでしょう。

アクセントクロスのデメリット

デメリットとしては、アクセントとするクロスの色柄を上手に選ばないと、わずらわしく感じてしまったり、ほかの色とあまり差がなくアクセントの役割を果たさないこともあるかもしれません。また、家具や家電の設置方法によって、アクセントクロスを張った壁面が隠れてしまうケースもみられます。

アクセントクロスの選び方のポイント

多種多様な素材をそろえてまとめる

一般的な住宅に用いるクロス(壁紙)の素材は多種多様です。代表的なものとしては
・ビニールクロス
・紙クロス
・織物クロス(布クロス)
といったものが挙げられます。

素材によって、質感や機能性、価格などの特徴が異なります。基本的には、ベースとなるクロスとアクセントクロスの素材はそろえた方がまとまるでしょう。

部屋の用途に合わせ、色や柄を組み合わせる

どのような色合いを選ぶかは、趣味や好みによりますが、例えば、家族が集まるリビングは楽しく明るい気持ちになる暖かみのある暖色系を、寝室にはリラックス効果のあるグリーンやグレーなど、空間の用途に合わせて選ぶこともひとつの方法。

基本的には、ベースのクロスと同系色で濃淡をつけたり、ベースと同系色の柄物を組み合わせるとまとまります。子供部屋などであれば、動物柄や星柄など、子供の興味がわくようなデザインを選んでもよいでしょう。

用いる空間によってプランニングを

四角い空間であれば、ひとつの壁面をアクセントクロスとするのが考えやすいプランでしょう。しかし、空間のつくりによっては、部分的なポイントに設けるのも面白いものです。例えば、階段の形状に合わせたり、凸凹の一部分に取り入れても◎。アクセントクロスを希望する場合は、空間のつくりと同時に検討することも重要です。

家具や家電のレイアウトに配慮する

間取りをプランニングする際には、家具のレイアウトも同時に検討することが基本。照明やコンセント、ドア・窓の位置などに影響するので、あらかじめどこに何を置くのか明確にしておくことが大切です。

アクセントクロスを取り入れたい場合も同様に、家具や家電の置き方を事前に検討しておくこと。レイアウトによっては、せっかくのクロスが隠れてしまい、メリットが半減してしまう場合もあるからです。

カーテンやブラインドなどを考慮する

アクセントクロスを取り入れる場合は、カーテンやブラインド、ソファやクッションなどとのコーディネートも検討したいもの。色や柄のイメージをそろえたり、逆にポイントとなるような色を選ぶといった考え方もあるでしょう。
また、寝室の場合、大きな面積を占めるベッドカバーなどのファブリックとの相性にも配慮しておきたいものです。

ショールームで実物を

アクセントクロスに限りませんが、クロス(壁紙)を選ぶ場合は、できる限り大きなサンプルで検討することを忘れずに。一般的に、色は面積が大きくなると薄く見える傾向がありますし、柄クロスの場合も実際の柄パターンの大きさを確認しておきたいものです。カタログや小さなサンプルだけでなく、実際の色や柄、素材感を把握するためにもショールームを利用することをおすすめします。

参考にしたい住宅事例をピックアップ

リビング

テレビの背面にアクセントクロスを用いると、空間に安定感が生まれます。

ダイニング・キッチン

LDKがひとつの空間となったプランも多くみられます。キッチン奥の壁面にポイントを設けたり、天井に異なるクロスを用いて、くつろぎの場と作業の場を緩やかに分ける役割にも。

寝室

寝室では、ベッドヘッド部分にアクセントクロスを取り入れることで安心感が生まれます。照明の光が映えるような色柄を選ぶのもよいでしょう。

子供部屋

机の前にポイントとして用いても。将来的にふたつに分けるのであれば、それぞれのテーマカラーとして、色を変えてもいいかもしれません。

玄関ホール

玄関扉を開けて目の前に変化を持たせても。額絵にスポットライトを当てることで、より印象深い空間となるでしょう。来客の視線も考慮して選びたいものです。

トイレ

トイレは、アクセントクロスを取り入れやすい空間です。扉を開けた正面や、長手方向に設けても。個性的な色柄を選んでもよいでしょう。

クローゼット

殺風景になりがちなクロゼットの天井にアクセントクロスを用いても楽しいものです。限られたスペースになりがちなので、広がりを感じるようなデザインを選ぶとよいでしょう。

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岩間光佐子さん

ハウスメーカーでのインテリア設計を経て、住宅情報誌編集部に。編集長として、リフォーム誌などの創刊に携わった後、フリーエディター&ライターとして独立。住宅設備機器を中心として、家づくり情報を発信中。二級建築士、インテリアコーディネーター

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