2017/01/17更新0like2859view

著者:20061123snsm

収納計画や生活動線への気配りを感じる『女性建築家』との家づくり

建築家というと男性をイメージする方も多いと思います。しかし、今は女性建築家も増えてきてSUVACOに登録している専門家の中にも多くの活躍している女性建築家がいます。女性建築家ならではの収納計画や生活動線などへの気配りを感じる事例をご覧ください。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

建築家:吉田 美和子

陶芸家の方の自宅ということで、身近に作品を楽しむことができるよう階段下に展示スペースを作っています。ダイニングテーブルは、料理をしていても家族と対話がしやすい配置に。また、腰高窓の前の階段は、蹴込み板と手摺壁のないささら桁階段になっていて、窓からの光をあまり遮らない工夫がなされるなど、快適な暮らしを送るための配慮がされています。
吉田 美和子「田上の家」

建築家:Mieko Ookawa

スリット状の吹き抜けがある住まいです。この吹き抜けにより、1階は部屋の奥まで、2階は室内窓を通して個室に光が届くようになっています。また、室内窓により風の通り道も確保されました。光と風、家事をする上で、その通り道を確保することは大事なことですね。
Mieko Ookawa「カフェのある家」
トイレ脇にはトイレットペーパーを入れる収納が作られています。目に付かないように隠しながらも、取り出したい時にすぐ取り出せるそのひと工夫が嬉しいですね。
Mieko Ookawa「カフェのある家」

建築家:石田 摩美子

階段の形状に合わせて収納を造作しています。収納のためにスペースを作り出すよりも無駄なスペースをなくして収納に活用する、空間を広く使うためのアイデアです。
石田 摩美子「K邸 「のびしろ」を持つ住宅」

建築家:田中ナオミアトリエ

広い土間は自転車の整備をしたり、子供の遊び道具を置いたりと、家族みんなが実用的に使える空間になっています。生活していく上での使い勝手、家族が必要としているもの、それらをきちんと把握して作られた空間です。
田中ナオミアトリエ「寒川 芳咲健純 風わたる家」

建築家:kurachiffon

38平米とコンパクトな空間で快適に暮らすために様々な工夫が施されています。
寝室の下は収納庫になっており、寝室に上るための階段も必要な時以外はリビングテーブルとして使用可能です。
玄関横には靴や生活用品が収納できる大きなウォークインクローゼットがあります。ガラス扉なので、圧迫感を感じませんね。また玄関を入ると、リビングの奥まで見渡すことができるようになっており、広がりを感じるよう工夫されています。
女性建築家ならではの空間活用術をご覧頂きました。あなたも女性建築家と家づくりをしてみませんか?
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