2016/10/13更新7like18202view

著者:夏野まゆこ

家が片付くようになったわけ【心も整う、収納術 vol.1】

この記事を書いた人

夏野まゆこさん

中古マンションを購入しリノベーションしてから、家を整えることにハマり、ライフオーガナイザーとクローゼットオーガナイザーの資格を取得しました。
5歳の息子と日々格闘しつつ、10分あれば片付く家を模索中。
「好きなモノと必要なモノだけしかない家」が理想で、できるだけモノは少ないほうがいいと思いつつ、モノがあるからこそ「豊かな暮らし」も実現しているような気がして悶々としています。

2歳の男の子がいながら、いつもすっきりとシンプルな住まいを保っている夏野さん。そんな彼女も、はじめから収納が上手だったわけではありません。ではどうやって部屋を美しく整えることができるようになったのか、その秘訣を数回に分けてお届けします。初回となる今回は、夏野さんが片付けに目覚めた3つのきっかけについてです。

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はじめまして。SUVACO編集部の夏野です。結婚、出産を経て、今まで「なんとなく」していた片付けについて、勉強が必要だ!と思い立ち、現在整理収納アドバイザー1級を目指して勉強中です。小さな子供がいてもすっきりした暮らし、広くなくても気持ちよく過ごせるヒントなど、みなさんと共有していけるとうれしいです。
いまのわが家

いまのわが家

今でこそスッキリとした家をキープできていますが、初めからこういう暮らしができていたわけではありません。もともとインテリア関連の仕事をしていたので、それなりに気を付けてはいましたが、仕事で忙しい毎日にいつもクローゼットは開いたまま、ベッドには洗濯物、机の上にも何かしら物が乗っているような状況でした。

そんな私が片付けることに目覚めたのには、3つのターニングポイントがありました。それらを経て、ようやく今のスタイルにたどり着いたような気がします。

ターニングポイント1「結婚」

結婚を機に、1LDKのマンションに引っ越しました。多くの方が「家」に対する考えかた、というか「生活」について見直す機会なんじゃないかなと思うのですが、やはり「新居」というのは私にとっても思い入れのあるものでした。

大きいインテリアを買う初めての機会になるので、インテリアショップもかなり回りましたし、どういう雰囲気のリビングにするかとか、寝室はどうするかなどインテリアを考えるのがとにかく楽しくて楽しくてしかたなかったです。
白い壁とマホガニーの建具でナチュラルな雰囲気だった前の家

白い壁とマホガニーの建具でナチュラルな雰囲気だった前の家

そういう自分なりのこだわりのある家なので、自然とキレイにしておきたいという気持ちになって、「片付け」について考えるようになりました。

とはいえ、すぐにスッキリした生活が送れるわけではなく、ここでも収納には四苦八苦していました。新居はもともとおばあさんがお一人で暮らすために設計された家だったので、クローゼットは私が一人で暮らしていた部屋のクローゼットよりも小さく(‼)、引っ越すときに洋服は半分くらい処分してきたのですが、夫の洋服も加わり、クローゼットは開いたまま。

キッチンにもいつからあるのかわからない調味料やレトルト食品、全然使っていないお鍋などがいっぱいありました。素敵に暮らしている人のブログを読んだり、雑誌を見てみたりもしましたが、なかなか思うようにはすすみません。そんな私に次のターニングポイントがやってきます。

ターニングポイント2「出産」

出産を機に退職したので、出産後は家で過ごす時間が長くなりました。さらに子供の物も新しく増え、いよいよ片付けのスイッチが入ります。とはいえ、慣れない育児に翻弄される日々。いかに効率よく家事をこなせるかということも大事になってきました。

そんな時、ある整理収納アドバイザーのブログを見つけ、食い入るように読みました。それからは今までとは全く収納に対する捉え方が変わり、計画性をもって取り組むようになりました。

さらに、「物を減らす」ことも意識するようになり、しまえる分しか持たないよう、少しずつ断捨離をはじめました。
子供の物が増え、様変わりしたリビング

子供の物が増え、様変わりしたリビング

クローゼットは大きくはありませんでしたが、キッチンやリビングの収納はしっかりと確保できるスペースがあったので、とにかくサイズを測り、そこに収めたい物を決め、収納グッズを探すようになりました。

そうはいっても育児の合間合間なので、スムーズにすすんだわけではありませんが、夫が「段々小分けされていっている!」と感じるほどには、雑然と収められていた物が、意志をもってそれぞれのあるべき場所へ収納できるようになりました。

ターニングポイント3 「家を買う」

試行錯誤しつつ、片付いた家を目指して暮らしていましたが、子供の成長とともに、いよいよ手狭に感じてきました。賃貸の更新時期に合わせ、もう少し広い部屋を借りるか、家を買うか夫と相談していました。そんなとき、リノベーションした友人の家に行く機会がありました。
そのときおじゃました友人の家

そのときおじゃました友人の家

自分たちのライフスタイルに合わせて、間取りも使いやすく、そして何よりおしゃれな空間に「これだ!」と思い、中古のマンションを購入しリノベーションをすることに決めました。

リノベーションをするにあたって、私がこだわったところ、それは「掃除がしやすい」「とにかくシンプルにフラットに」という2点。

そして完成した家は、白い壁と黒の室内窓が特徴の、見る人が見たらもの足りなく感じるくらいミニマムな空間になりました。
現在のわが家のリビング

現在のわが家のリビング

決して広い家ではないので、最低限の収納しか作ることができませんでしたが、逆にそれが「なるべく少ない物でスッキリ暮らす」ことを徹底するきっかけになったと思います。

引っ越した後は持ち物を場所ごとに見直し、そういえば使っていなかった物、必要なくなった物、なくてもよさそうな物をとにかく処分していきました。
まだまだ理想的な暮らしとは言えませんが、3つのターニングポイントを経て、その都度暮らしを見直し「物を減らすことができた」おかげで、今は片付けに対するストレスはほとんどなくなりました。
次回は、キッチンをキレイに保つために、収納で工夫していることをご紹介します。

【関連リンク】
Mayuko Natsuno@trim___(Instagram)
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中古マンションを購入しリノベーションしてから、家を整えることにハマり、ライフオーガナイザーとクローゼットオーガナイザーの資格を取得しました。
5歳の息子と日々格闘しつつ、10分あれば片付く家を模索中。
「好きなモノと必要なモノだけしかない家」が理想で、できるだけモノは少ないほうがいいと思いつつ、モノがあるからこそ「豊かな暮らし」も実現しているような気がして悶々としています。

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