2024/09/19更新0like1875view

著者:SUVACO編集部

【専門家解説付き】アイデアいっぱい!キッチン収納レイアウト9選

食品・食材、食器、キッチンツールなど調理形状の異なるものが多く、なにかとごちゃつきがちなキッチン周り。
最近ではオープンなレイアウトのキッチンが増え、くつろぎスペースであるリビングダイニングからも、そのごちゃつきが気になるという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、さまざまなキッチン収納レイアウトのアイデア9選を専門家の解説付きでご紹介します。さまざまな家づくりを手掛けてきた専門家ならではアイデアは、キッチンを快適で使いやすい空間に整えるためのヒントが満載です。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

すっかり定番。お住まい・暮らしに合わせたパントリー

食材や食器などをたっぷりしまえるキッチン収納として、すっかり定番になってきた「パントリー」。
暮らし方やお住まいのレイアウトによってパントリーのサイズ・カタチはさまざま。その中でもちょっと気になるアイデアをご紹介します。

参考記事)
キッチンパントリーとは?実用的で失敗しないための広さ・間取り計画のポイント

L字の棚配置で大容量のパントリー

パントリーをつくりたいけれど、スペース的に難しい…そんなケースにおすすめのコンパクトだけどしっかり収納できるパントリーを実現した事例をご紹介します。

対面キッチンの背面の角にコンパクトなパントリーを設置された住まい。
比較的こじんまりとしたスペースですが、棚板を2辺に設置できるので食材をたくさん収納できます。

この事例を手掛けた専門家

Standard Co.,Ltd.

Standard Co.,Ltd.

リノベーション会社

当初の予定はL字型のカップボードだったスペース。そのスペースを打ち合わせを進めるうちにL字型のパントリーに変更しました。
L字型なので、2辺に棚が設置でき、食料ストックなどが沢山できるパントリーになりました。大人1人が入れるスペースがあるので余裕で取り出しやすく、また暗くなるところをダウンライトを設置したので明るくする事ができます。

画像では見えませんがロールスクリーンも設置しているので、中の収納を隠すことも可能です。

家電もパントリー内に!?すっきりキッチンを実現できる大容量パントリー

こちらの住まいでは、キッチン周りの家電もおける大きめのパントリーを設置。
オーブンレンジや炊飯器等の調理家電はもちろん、冷蔵庫まで配置できる大きなパントリーで、まるでモデルハウスのようにすっきりと整ったキッチンになっています。

この事例を手がけた専門家

ASOLIE(株式会社ミラタップ)

ASOLIE(株式会社ミラタップ)

メーカー

アイランドキッチンの隣に壁面一体の大容量パントリーを設置しました。
パントリーを設置する事で、収納量の確保且つ冷蔵庫等生活感を感じやすい大きな家電を隠す事ができ、空間にあらわれる余分な要素を減らし、シンプルな空間を実現。

パントリーをつくる際のデメリットである「生活スペースを削りたくない」と「パントリーの広さは確保したい」とのバランスにおいても、お施主さまが何をパントリーにて保管等をするのかを把握し、本当に必要なパントリーの大きさで設計することができました。

玄関からの動線が意識されたパントリー

次にご紹介するのは、ウォークスルーのパントリーです。
キッチンからアクセスできるのはもちろん、リビング側からもアクセスできるウォークスルー仕様になっています。
食材を購入して帰宅したとき、キッチンを回ることなく直接パントリーにアクセスできるので、買ってきた食材を片付けるのがスムーズにできそうです。

(間取り図:スタイル工房)

(間取り図:スタイル工房)

この事例を手がけた専門家

スタイル工房

スタイル工房

リノベーション会社

こちらのパントリーは、Ⅱ型の対面キッチンの横、リビング側から目立たない位置にレイアウト。キッチンコンロ側からの壁を隔て使いやすい位置に電子レンジ、冷蔵庫、ゴミ箱スペースと、まとめ買いしたものを収納できる棚収納を造作しています。
玄関廊下側(写真手前側)からと、キッチン側からと、アクセスしやすい2方向動線を確保。ロールスクリーンを設置しているので目隠しもできる様になっています。

大容量のパントリーを計画する事で、見せると隠すのメリハリをつけて生活感を感じさせない空間になりました。

ランドリーに直接アクセス!家事時短が叶うパントリー

毎日かかせない料理と洗濯…特に朝は朝食をつくりつつ、洗濯機を回して…とキッチンとランドリーを行き来することも多いのではないでしょうか。

こちらの事例では、パントリーから直接ランドリースペースへアクセスできるようになっています。
食事の準備・洗濯といった家事を最短距離で進められるので、家事時短になりそうですね!
(間取り図:マイリノbyグローバルベイス)

(間取り図:マイリノbyグローバルベイス)

この事例を手がけた専門家

マイリノbyグローバルベイス

マイリノbyグローバルベイス

リノベーション会社

今回のリノベーションで家事の負担を最小限にすることができました。
キッチンはお子さんの様子が見えるようオープンキッチンとし、海外製食洗機や自動洗浄付レンジフードを採用し洗い物のストレスを軽減。
加えて、隣接してパントリーとランドリールームを計画することで家事導線を短くしています。

家の中心には、衣類や生活用品がたっぷり収納できるウォークスルークローゼットを配置することで、日々の片付けがスムーズになりました。
またダイニングテーブルは用途に合わせてL型カウンター、テーブル型にも形を変えられます。

対面キッチンの背面を活用したアイデア

パントリーをつくるスペースがなくても、対面キッチンなら背面にたっぷり収納を確保することができます。
収納するものの量や大きさに合わせてプランすることがすっきりキッチンのポイントです。

参考記事)
キッチン背面の活用術。対面キッチンをより使いやすくする収納プラン

キッチンと同じシリーズで揃えた統一感のある背面収納

背面収納をキッチンと同じシリーズでそろえて設置した住まい。
扉の面材の色も揃い、見た目に統一感があってすっきりとして見えます。メーカーの収納はより良い物になるよう日々研究・開発されているので、その収納力と使い勝手は造作に劣りません!

この事例を手がけた専門家

ハコリノベ

ハコリノベ

リノベーション会社

共働きでお忙しいご夫婦が、常にLDKを綺麗にスッキリと保てる工夫として、大容量のパントリーと背面収納を設けました。
パントリーには、食材・キッチン用品のストック類をおく収納棚や、たくさんのコレクションが並ぶ食器棚、冷蔵庫・冷凍庫も設置されております。

パントリーのおかげで、キッチン背面のカップボードはセパレート型でスッキリと。
調理に使用する家電や、盛り付け用のお皿など、常に必要な1軍がこのスペースに収納されていて、必要なときにさっと取り出せるようになっています。

壁一面の造作収納で、大容量かつ統一感を実現

背面の壁いっぱいの造作収納。扉の素材をキッチンの面材とそろえることで、統一感のある空間を実現されました。
サイドにも同じデザインの収納を設置。
一部がガラス貼りになっていて、お気に入りの食器の見せる収納が素敵です。

この事例を手がけた専門家

ミサワリフォーム 株式会社

ミサワリフォーム 株式会社

リノベーション会社

ビルのワンフロアを改装して住居に変更した事例です。
リフォーム計画は、使いやすい生活動線、アイテム・量に合わせた収納などを考慮してすすめられました。
奥さまの希望を具現化したキッチンは、壁面収納を造作。背面収納・側面収納ともに面材をキッチンと合わせることで、統一された空間に仕上げています。
オーブンは埋め込み、冷蔵庫やお掃除ロボットも壁面収納内に納め、生活感がでないよう工夫しました。

意匠性が高く、使い勝手にも優れたキッチンの完成です。

背面と前面に。ギャラリーのような壁面収納

キッチン→ダイニング→リビングと縦につながるこちらの住まいでは、キッチン本体を空間の真ん中に配置し、前面と背面にオープン収納が設置されています。
彩りも美しい食器の並ぶ前面のシェルフはまるでギャラリーのよう。

この事例を手がけた専門家

EcoDeco(エコデコ)

EcoDeco(エコデコ)

リノベーション会社

キッチンからリビング・ダイニングまで柱をはさみつつつながる、大きなディスプレイ棚を設けました。同じ高さでオープンシェルフを作ることで、LDKに統一感をもたせています。
キッチン側には食器を、リビング・ダイニング側には雑貨、家電、植物がバランスよく配置され、まるでギャラリーのよう。

時々食器の配置や重ね順を変えて、小さな変化を楽しまれているそうです。

壁付けキッチンの背面を収納兼作業スペースにしたアイデア

壁付けキッチンの背面に作業カウンターを設置すれば、収納スペースとしても活用できます。
広い作業スペースと収納を確保できる一石二鳥のアイデアですね。

キッチンとあわせたステンレス天板がかっこいいカウンター収納

壁付けキッチンの背面に設置された作業カウンターは、キッチンとあわせたステンレス天板で統一感のある空間に。
キッチン側にもリビング側にもそれぞれ収納を設け、キッチンだけでなくリビングの片付けにもひと役。
これくらい広いカウンターなら、家族みんなで料理やお菓子づくりを楽しめそう!

この事例を手がけた専門家

アンキューブ(株式会社an cube)

アンキューブ(株式会社an cube)

リノベーション会社

キッチンの背面に造作の作業台をセットしました。
天板をステンレスにして、作業や掃除がしやすくなるよう工夫しています。
ステンレスと無垢材との組み合わせがとても素敵です。
作業台の下は食器収納に、作業台の隣にはダイニングを配置したので、調理→盛り付け→配膳も片付けも楽々です。

デザイン性はもちろんのこと機能性の面でもお客さまのご使用される食器や、収納される物をお伺いしたり、購入されるファイボックスの大きさに基づいて、沢山入るように仕切りの位置も調整させていただきました。収納部分の幅や高さなど、調整させていただいたことで、収納も無駄なくたっぷりの量を確保して、スッキリと仕上げ、どこにも売っていないオンリーワンな収納カウンターを作成しました。

1台4役?のカウンターテーブル

こちらも壁付けキッチンの背面に設置されたカウンター。
ですが、ただのカウンターではなくダイニングテーブルなんだそう。
さらにカウンター下のキッチン側は調理家電とキッチンまわりのものを収納、リビング側はリビング収納として活用できます。
さらに調理中は作業スペースにも!

壁付けキッチンだからこそ実現できるアイデアですね。

この事例を手がけた専門家

LOHAS studio ロハススタジオ(株式会社OKUTA)

LOHAS studio ロハススタジオ(株式会社OKUTA)

リノベーション会社

壁付けキッチンの背面に、お洒落なカフェを思わせるカウンターテーブルを造作しました。
ダイニングテーブルとしてだけでなく、収納や作業台としてマルチに活用できます。
キッチン側には調理家電を収納できるスペースを設けて、生活感が出がちな家電をすっきり隠せるようにしました。

それぞれの住まい、ライフスタイルにあわせたキッチン収納をつくろう

ひと言でキッチン収納といってもその形、デザインはさまざま。
重要なのはどこに何をしまうかを明確にして、収納計画を立てること。
それぞれの暮らし方やキッチンのカタチによって、使い勝手の良い収納のカタチも異なります。
理想のキッチンや普段の暮らし方、今のキッチンで不便に感じていることなどをしっかりと専門家に伝えて、使いやすいキッチン収納を実現しましょう。
そのためにはご自身や家族と相性のいい、話のしやすい家づくりの専門家を探してみましょう。

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