リビングと寝室の間の壁、廊下とリビングの間の壁、そういった普通だったら閉じられているだけの場所におしゃれな室内窓を取り付けるのがリノベーション(リフォーム)の新常識になりつつあります。室内窓はおしゃれなだけではなく、機能的にも良い点がいろいろ。今回はマンションにおける室内窓の魅力を探ってみましょう!
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室内窓の魅力とは
インダストリアル風インテリアに室内窓
モダンなSOHO空間
室内窓がインテリア素材に
室内窓でキッチンを明るく
室内窓で家族の気配を感じる子供部屋に
室内窓の魅力とは
マンションでは大きな窓(開口部)はリビングの1箇所のみで、寝室などその他の部屋には小さな窓しかなく、採光も換気もいまいち…ということはよくありますよね。間口が狭いマンションの場合、日当たりと通気性をどのように確保すれば良いのかは大きな問題です。
室内窓をつければその問題を解決してくれることも。間仕切り壁に窓を設置することで、採光と通気性を確保することができます。また室内窓は、デザイン性が優れているものも多く、部屋のアクセントとしても魅力です。
では、マンションに室内窓を設けたおしゃれな実例を見ていきましょう。
インダストリアル風インテリアに室内窓
日当たりの良いリビング。その奥の個室のコーナーに室内窓を設けて、個室の2面から光が差し込むようになっています。インダストリアル風の黒い窓枠が空間のアクセントになっています。
既存の梁と柱をそのまま見せて、天井とコンクリートのような質感の壁仕上げ、アンティーク風の室内窓やドアが印象的な空間。室内ドアのイメージが統一されてドアにもガラスがはめ込まれているので、部屋の奥まで光が届きます。
モダンなSOHO空間
ナチュラルカラーのフローリングと白い壁に黒のアイアンの室内窓がおしゃれです。
リビングの入口の框ドアはガラスがはめ込まれてプライバシーを確保しながらも明るさを取り入れられるようにプラン。まるでニューヨークのSOHOのような空間です。
室内窓のある個室には、ピアノやデスクのあるフリースペースとなっています。
DINKS用のマンションのリノベーション。ナチュラルモダンな空間にほんの少しヴィンテージな装いを施し、バランスの良い清潔感のある印象に。ナチュラルな木枠の室内窓は書斎である個室側に向いた突き出し窓になっていて、個室に風が入るよう工夫がなされています。
室内窓がインテリア素材に
リビング側から見ると室内窓が素敵なインテリアに。
室内窓の向こうの子供部屋は、窓がなかったとは思えない明るい空間になりました。隣のワークスペースのスィングドアとの相性も抜群。室内窓は採光や風通しだけではなく、ナチュラルな柔らかい空間を演出するインテリアにもなっています。
1畳ほどのワークスペース。ちょうどよいサイズ感で集中力は無限大!
フレンチプロヴァンススタイル、グレーのアクセントウォールに木枠の室内窓とアーチ型のニッチがおしゃれです。日当たりと通気性はもちろんのこと、間仕切り壁に色々な表情があって、変化のあるステキな空間に仕上がっています。
室内窓でキッチンを明るく
妻が好きなパン作りを楽しめる、明るく健康的なスペース。
ピンクオレンジカラーの室内窓は、引き違い窓となっているので、風を通すことも家族と話すこともできます。ドアもおそろいのカラーで仕上げました。
室内窓で家族の気配を感じる子供部屋に
子供部屋にも室内窓を設けることで、採光と通気性を確保しています。子供部屋のドアが閉められていても、さりげなく中をのぞくことができるのは親にとっては安心です。室内窓は別の部屋にいても、家族の気配を感じさせてくれる役割もしています。
マンションリノベーション(リフォーム)で取り入れられた室内窓の事例を見ていただきました。室内窓の壁を作ることで、採光や通気性はもちろん、マンションリノベーション(リフォーム)のいろいろな可能性を広げることができます。
間口の狭いヴィンテージマンションでも、室内窓をつけて工夫次第でおしゃれな明るい空間になることも!ぜひマンションリノベーション(リフォーム)の参考にしてみてください。