2017/03/07更新0like7340view

著者:fumio

サッシの種類と機能性を知って、エコで過ごしやすい家にしよう

断熱性、機密性、遮音性など、快適な家作りには欠かせない窓。サッシにも色々な種類があり、見た目、機能も様々です。外と内を直接結ぶ部分だからこそ、しっかりこだわって過ごしやすい空間を作りたいですよね。サッシの種類と機能性を、事例とともにご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

広く普及しているアルミサッシ

現在日本で一番多く使われているのがアルミサッシです。軽いうえ、耐久性にも優れています。こちらの事例のように大きな窓でも手入れしやすく、開け閉めも簡単で扱いやすい素材です。
アルミサッシは一般的な建材で種類も豊富、サッシの中でも安価なので、家の雰囲気によって選ぶことができます。こちらは、赤茶色の縁側が美しい和モダンな住宅。外壁の色味と合わせた黒いアルミサッシが、その佇まいを引き立たせています。
山本智一「上野の家」
アルミサッシは樹脂や木材に比べて断熱性が悪いため、結露が起こりやすいという欠点があります。こちらの住宅は、それを補うため、樹脂性のインナーサッシを取り付けて断熱性を上げています。それによって暖房効率も良くなっています。

断熱性、機密性に優れた万能な樹脂サッシ

樹脂サッシは断熱性に優れていて、夏は外の暑さを遮り、冬は部屋の暖かさを逃がさない優秀な素材です。そのため結露もしにくく、さらに機密性も高いので静かな環境で生活することができます。

最近は既存のアルミサッシのインナーサッシとして利用されることも増えてきました。樹脂サッシはアルミサッシよりも一般的に価格が高いですが、値段を抑え断熱性を高めた、アルミと樹脂の複合サッシも開発されています。

独特の風合いが格好いいスチールサッシ

無骨な質感、重厚感がおしゃれなスチールサッシ。耐火性能に優れ、強度があり、雰囲気が重視される商業施設などでよく見かけます。しかし機密性や断熱性で樹脂や木製、アルミに劣り、結露が起こるとサビも出てしまうのでメンテナンスも大変です。

ただそれを補う格好よさがスチールにはあります。スチールサッシのサビさえも味になる風合いに惚れ込んだ方はぜひ検討してみてください。
スチールサッシは室内窓の方が使いやすいかもしれません。結露の心配をする必要もなく、見た目もおしゃれです。写真のお部屋は、ざらっとした感じの室内にスチールの引き戸が合っていて素敵です。

風合いと機能性のハイブリッド建材 木製サッシ

昔こそ機密性に難があり、隙間風などに悩まされた木製サッシですが、技術の向上によって最近は機密性が確保されています。さらに、鍋などの取っ手にも使われているように熱を伝えにくく、つまり断熱性が抜群に高い。結露が起こりにくく、夏は涼しく冬は暖かいを実現できます。

機能性に優れた木製サッシのもう一つの魅力は、木の持つ柔らかな風合い。空間が一気にグレードアップします。
木製サッシは、アルミと比べると重さが出てしまい、細かい傷などがつきやすくメンテナンスは大変です。しかも価格は一般的に高めです。しかし、高い機能性、インテリアの一部になるような佇まい、予算が許すならぜひ取り入れたいサッシです。
坪原木工【オーダー建具・家具】「米松材 大型の木製サッシ」
値段や機能も様々なサッシ。家の一部に取り入れたり、インナーサッシを併用してみたり。予算や用途に合わせて色々な使い方を検討してみてください。
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