2018/02/28更新2like2146viewRoomClip mag

安心感ある家族の暮らし。リノベで見直す築古住まいの本質

中古住宅を購入し、住まい手のライフスタイルにあった形にガラリと変える「リノベーション」。この連載では「施主目線」に立ち、リノベーションでなければならなかった理由やパートナーを選んだ基準、そしてこだわりポイントを掘り下げます。

今回は、奥さまのおばあさまから譲り受けたという築40年越えの3LDKマンションを、今の暮らし・今の家族にフィットした2LDKにフルリノベーションされたbaaboo1919さんにお話をお伺いしました。素材の表情や存在感を活かした、すっきりと奥行きを感じる住まいづくりのアイデアも要チェックです。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今回教えてくれたユーザーさん♪

baaboo1919さん(RoomClip)
夫婦二人と、冬に産まれる予定の子供の3人家族です。妻の祖母から譲り受けた築44年のマンションをフルリノベーションして、私たちらしく暮らしています。

そもそも家探しをしようと思ったきっかけは何ですか?

家を変えたいと思ったきっかけとしては、妻の祖母から譲り受けた3LDKの間取りが、当初の夫婦2人の家族構成に合わなかったことです。また、うち2部屋が和室であったのも、自分たちのライフスタイルに全然合わなかったというのもありました。設備関係をみても、かなり古くまた使いにくかったことを含め、これら3点の理由がリノベーションをする大きなきっかけとなりました。

どうして、リノベーションじゃなければダメだったんですか?

古いマンションではありましたが、『この先20年後もここで暮らしたい』と思ったからです。築年数が古いマンションだったので、リフォームで表面だけをきれいにしても、これから長期間住むにあたり瑕疵(かし)の部分の不安がありました。しかし、リノベーションにすればフルスケルトン状態の時に、専有部分まで取り換えることができます。表面だけでなく見えないインフラ部分も新調できるのです。それにより築古マンションでも安心して暮らせると考えたのが、リノベーションを選んだ最大の理由です。

リノベーションという選択肢を考えたきっかけと、情報&依頼先の探し方を教えてください

まず、WEBでいろいろな会社の事例を見たり、また各会社のセミナーなどに積極的に参加して見識を深めるようにしました。

依頼先については、リフォーム会社は選択肢から排除した上で、過去の施行実績が多い会社をチェックしていきました。そうしているうちに、自分好みのテイストの施工事例が多い『リノベる。』さんを見つけることができたので、お願いすることにしました。

実際にできあがった家を見たときは、どう思いましたか?

自分のこだわりのひとつであった、斜め張りの木材仕上げの壁が持つ、圧巻の仕上がりにもの凄く感動したことを記憶してます。また、「寝室〜WIC〜洗面」の新しくできた動線には、妻のテンションが上がっており、生活がより便利になるイメージがすぐに想像できました。

特に気に入っている場所はどこですか? 5つ教えてください

①圧倒的な存在感と奥行きを見せる、斜め張り無垢材の壁
玄関を開けたとき、圧倒的な存在感を感じることのできる何かが欲しいと考えていました。決して広くはない家だからこそ、木材を斜め張りにすることで、奥行きを出せるというご提案をいただき、壁に採用することになりました。また、その壁にはできるだけ他の素材感を見せないよう、隠し丁番を使うといったディテールまでこだわり、満足のいく仕上がりになっています。
②好みの表情に仕上げた、針葉樹合板の造作収納
キッチン後ろの収納カウンターも気に入っています。針葉樹合板の表情が好きな反面、黒い木の節は好みではありませんでした。そこで、デザイナーさんに節のない木材を探していただいています。おかげで、しっかりした表情がありつつも、節がないため、すっきりした見た目になり満足しています。
③無機質を洗練したモルタル仕上げの壁
リノベーションならではの良さであるコンクリートむき出しの壁も嫌いではなかったのですが、より無機質な感じが好みです。そのため、躯体にモルタルを上塗りして、より理想的な無機質の壁にしていただきました。
④空気の流れをコントロールする回転窓
主寝室をリビング側に設けたのですが、築古マンションでしたので、クーラーを寝室に設けることができませんでした。そのため、リビングの空調を寝室にも取り込む必要性が出てきます。そのために設けたのが、回転窓。結果、機能面の充実だけでなく、家の中の良いアクセントにもなってくれている存在です。
⑤出し入れしやすい、オープン&大容量のシューズクローク
夫婦ともに靴が多いので、大容量のシューズクロークは必須でした。また、よく玄関で靴が服装に合うか試し履きをします。だからこそ、これまで靴の出し入れ動作にはストレスを感じていました。あえて扉を設けないシューズクロークにしたことで、出し入れを手軽にしたのは正解でした。

リノベーションを振り返ってみて、いかがでしたか?

都心部などでは、なかなか戸建ての注文住宅など叶えられない中、マンションでオーダーできるリノベーションはやはり選択して良かったと思っています。ただし、マンションリノベーションならではなのですが、お風呂のサイズを大きくするのにも限度があるといった、多少の制限がどうしても生じることはありました。しかし、総じて満足しております。

もし、もう一度マンションでリノベーションをする機会があるならば、キッチンを壁付けにしたいと思います。理由は、限られた広さの中で、家の中にアイランドキッチンを設けなければ『他のスペースとして活用できていたかな?』と感じることもあるためです。

お話をお伺いして

baaboo1919さんは、譲り受けたものを大切に、しかし確かに未来へとつなぐために必要な『安心感』を求め、リフォームではなくリノベーションを選択されたと話してくれました。築年数に限らず、一度フルスケルトンにして、その住まいの本質まできちんと目を向けることができるのはリノベーションならでは。自分たちの暮らしにフィットした形や動線、好みの素材、こうした点にばかり目を向けがちですが、リノベーションの魅力は人の暮らしを支える「安全性の見直し」にもあったのですね。

安心感はもちろんですが、baaboo1919さんはリノベーションにより理想の生活動線や素材感もきちんと叶えられています。かつてマンションが造られた時代からは、人の暮らしも周りの環境も、設備も、建築的な技術の進歩も大きく変化していることは間違いありません。パッと見た瞬間には何も感じなくても、リノベーションによって開花する物件の魅力はきっと数多く存在します。リノベーションという手段には、その場所と住み手の出会いでしか導き出せない可能性が、想像以上に詰まっているのではないでしょうか。

baaboo1919さんのお住まいについて

・所在地: 大阪府吹田市
・物件種別: マンション
・建築面積: 65平米
・間取り: 2LDK+WIC
・この家に住む人: 夫婦+出産予定の子供1人
・施工期間: 2ヶ月
・総費用: 1100万円
・設計: リノベる。
写真と間取り:baaboo1919さん
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この記事を書いた人

RoomClip magさん

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