2017/07/19更新0like1775viewRoomClip mag

住みながらリノベ。間取りは変えず印象を変えた“自分の家”【連載:リノベじゃなきゃ、ダメでした。】

中古住宅を購入し、住まい手のライフスタイルにあった形にガラリと変える「リノベーション」。この連載では「施主目線」に立ち、リノベーションでなければならなかった理由やパートナーを選んだ基準、そしてこだわりポイントを掘り下げます。

今回ご紹介するのは、兵庫県に家族4人でお住いのmikuさん宅。築16年のご自宅の一部を、自分らしい家にしたい!とリノベーションを決意されました。住みながらのリノベーションの様子はどのようなものだったのでしょうか。そこに至るまでの経緯や、素敵にリノベーションされたお宅について詳しくお伺いしました。早速見ていきましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今回教えてくれたユーザーさん♪

mikuさん(RoomClip)
自分らしく家時間をもっと楽しみたい!と築16年の自宅の一部リノベーションを決意。 予算的に妥協した部分もありますが、これからもDIYなど取り入れつつ、理想の家に近づけていきたいです。お菓子を作ったり、友人を家に呼ぶのももともと好きでしたが、リノベーションしてからは友人を呼ぶのがますます楽しみになりました。

そもそも家探しをしようと思ったきっかけは何ですか?

「築16年の自宅をリノベーションしたので、家探しはしていませんが、壁紙が剥がれてきたり、水回りのフローリングが腐食してきたりして修繕が必要になったことと、洗面所が狭くて息子2人が朝の支度をするのに不便を感じるようになったことなどです。」

どうして、リノベーションじゃなければダメだったんですか?

「結婚と同時に家を建てることが決まり、嫁ぎ先が離れていたことや、結婚準備が忙しかったこともあり、家に関してはほぼ義父任せであまり口出しできませんでした。そのため、住み始めた当初から、どこか自分の家ではないようなそんな気がしていました。 住み続けていると色々と修繕が必要な箇所が出てくる中で、どうせなら使い勝手の悪い洗面所を何とかしたいとか、自分好みの雰囲気にしたいとか色々欲が出てきて、思い切ってリノベーションすることにしました。 私の中では、リフォームは綺麗に元の状態に戻すイメージで、リノベーションは思い切って雰囲気をガラリと変えられるイメージだったのでリノベーションしか頭にありませんでした。 間取りは特に問題も無かったのでそのままで、お風呂と和室は触らず、みんながよく使うLDKと玄関、洗面所、トイレをリノベーションしました。」

リノベーションの情報や依頼先は、どうやって探しましたか?

「雑誌やネットで施工例をとにかくたくさん見て、自分の好みに合った数社に電話しました。その中で特に電話対応の感じが良かったこと、打ち合わせでも予算的に無理そうな場合、他の案を一生懸命考えて提案してくれるなど、熱心な担当者さんに惹かれて決めました。」

実際にできあがった家を見たときは、どう思いましたか?

「住みながらのリノベーションだったので、変化していく様子を毎日見ていましたが、工事最終日に室内窓と造作ドアが付いた瞬間、全く雰囲気が違う!と驚きました。 間取りは全く変わっていないのに違う家みたいで。。 壁紙を真っ白にしたことで本当に家の中が明るくなりました。白過ぎる!と初めは思ったくらいです。 息子達は室内窓が特に気に入ったようで、よく窓越しに手を振ってくれます(笑)。 あと予算削減のため、無垢材の床板はもともとの合板フローリングの上から貼ったのですが、床が二重になったからなのか、無垢床になったからなのか、壁紙を張り替えたことで隙間が塞がったからなのか、家の中がとても暖かくなりました。 無垢材もあえて節の多い部分を使っているので、最初から使い込んだ雰囲気が出ています。」

特に気に入っている場所はどこですか? 5つ教えてください

①憧れの室内窓
「どうしてもリビングとダイニングの間に室内窓を付けたい思いがありました。もともと壁があった部分は梁があって無理だったので、新たに壁を新設し、その中に室内窓を作ってもらいました。アイアン希望でしたが予算オーバーだったので、木製枠を黒でペイントして、アイアンっぽくしました。」
②アイアンの取手がポイントの造作ドア
「予算削減のため、もともとあったドアを全てペイントしてもらいましたが、玄関から入って一番に目に入るリビングドアだけはオーダーで作りました。床と同じナラ材は高いのでシナ材(ベニヤ)で出来ていますが、安っぽくなくとても素敵な仕上がりになっています。」
③自分好みに収納スペースを作れるオープンキッチン
「初めのプランでは、ステンレスの台に木の引き出しの付いたキッチンを造作してもらう予定でしたが、費用が高くなってしまったので、思い切ってキッチン下の収納をなくしました。結果、自分好みに変化させられるキッチンになり満足しています。ガスコンロの下は、今はとりあえずメタルラックを置いていますが、近々サイズぴったりの木の収納棚を夫に作ってもらう予定です。」
④おしゃれさと実用性を兼ね備えた飾り棚
「以前のキッチンはシステムキッチンで収納は多かったのですが、飾るスペースが少なかったので、吊り戸棚を外して棚板を付けてもらいました。グリーンなどキッチンにも少し飾れるのが嬉しいです。」
⑤お手入れの楽なフロアタイル
「以前の洗面所は合板フローリングで、息子達がお風呂マットも敷かずお風呂から出てくることが度々あり(汗)木が腐食してしまったので、洗面所やトイレ、キッチンなど水回りはフロアタイルを選択しました。お手入れの楽さに加えて、費用も抑えられました。 ホコリの溜まりやすかった洗濯機パンも撤去し、掃除がとてもしやすくなりました。」

リノベーションを振り返ってみて、いかがでしたか?

「住みながらのリノベーションだったので(和室)、キッチンが使えない間や、常に人の出入りがある状況に少し不便は感じました。でも、職人さん達が仕事する姿を見られたし、気になる点などはすぐに質問して対応してもらえたので良かったです。 リノベーションはとにかく予算との兼ね合いが大変でした! ここをこうして欲しいと言うとすぐ予算が上がるので、妥協点を探すのが難しかったです。 夫が器用なので、ダウンライト付けやキッチンのタイル貼り、無垢床の蜜蝋ワックス塗りなど、できるところは自分達でしました。 キッチンの吊り戸棚や食器棚など使えるところはそのまま使い、扉だけ替えてもらうようにしました。

一番不便だった洗面所も窓を半分塞ぐという方法で壁を作り、洗面台と洗濯機の向きを変えただけで、間取りは変わらないのにとても広いスペースができました。こういった提案をしてもらえるのもリノベーションならではだと感じました。 機会があれば、キッチンカウンターをモールテックス仕上げにしたいと思っています! もともとモルタル仕上げ希望だったのですが、一からカウンターを造るとなると費用が高くなるため諦めました。リノベーションが終わった後にモールテックスという左官材があることを知り、これを採用すれば良かったと後悔しています…」

お話をお伺いして

築年数が古くなるにつれて必要になってきた修繕箇所や、お子さんの成長によって見えてきた不都合な要素を、リノベーションによって解決されたmikuさん。自分らしさを取り入れながら、使い勝手の良いお宅を実現されていました。理想と予算の調整、妥協点を探していく過程はとても参考になります。

アイアン窓風にする塗装法、素材を工夫した造作ドア、収納棚は付けないことで逆にフレキシブルな使い方ができるようになったキッチン。見せ方、考え方によって、リノベーションはもっと楽しくなるのだと教わりました。間取りは変えていないのに広々とお部屋の印象を変えられるリノベーション、自由に楽しんでいきたいですね。

mikuさんのお住まいについて

・所在地: 兵庫県
・物件種別: 戸建て
・建築面積: 90.24平米
・間取り: 5LDK
・この家に住む人: 夫、私、息子2人
・施工期間: 1ケ月半
・設計: DEN PLUS EGG
写真と間取り:mikuさん
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