2024/11/05更新｜0like｜126view

著者：SUVACO編集部

シンプルで無駄のないミラタップのおしゃれなシステムキッチン。トレンドと取り入れ方と注意点

ゲストが訪れることも多く、LDKの顔となるキッチン。注文住宅やリノベーションの際に、こだわりたいと考えているひとも多いのでは。

今回は、ミラタップ（旧：サンワカンパニー）福岡ショールームの小林さんに自社のシステムキッチンの人気の理由や魅力、トレンドについてお話を伺いました。［PR］

※「株式会社サンワカンパニー」は、2024年10月1日より商号が「株式会社ミラタップ」（英文表記：miratap inc.）に変わりました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

システムキッチンとは？

人気アイテムや商品開発のこだわりは？

システムキッチンのトレンドと取り入れ方

ご担当者に聞いてみました「わたしだったらこれを選ぶ」

今回、教えてくれた人

株式会社ミラタップ　小林さん

福岡ショールーム

福岡ショールームの接客スタッフとして、来場されたお客さまへの商品紹介や提案、見積もりの作成などを担当されています。

同社は、キッチンや洗面化粧台、水回りの住宅設備から、タイルやフローリングなどの建築資材まで幅広い商品の企画開発・オンライン販売『ミラタップオンラインストア』を展開している住宅設備・建材メーカーです。

システムキッチンとは？

「システムキッチン」とは、シンク（流し台）、作業台、加熱機器（IHコンロやガスコンロ）や収納などを組み合わせ、一枚のワークトップ（天板）をのせて一体化させたキッチンです。

1970年代以前、一般的なキッチンと言えば流し台や作業台、水栓やコンロ台などそれぞれのパーツを個々に選んで組み合わせる「セクショナルキッチン（ブロックキッチン、コンビネーションキッチンなどとも呼ぶ）」が使用されていました。

現代では、天板に継ぎ目がなく清掃性に優れ、すっきりとした統一感が出しやすいといったメリットからも、日本住宅で最も一般的なキッチン設備としてシステムキッチンが取り入れられています。

人気アイテムや商品開発のこだわりは？

——ミラタップで展開しているシステムキッチンは、他社製品と比較して、どのような特徴がありますか？

小林さん

一番の特徴は、ミニマリズムをコンセプトとした商品開発で、非常にデザイン性を意識したつくりになっている点です。さまざまな機能性能を充実させてつくり込むというよりは、シンプルで無駄のないスタイリッシュなデザインを追求したものを多く展開しています。

一番人気のオールステンレス『グラッド45』

『グラッド45』は、こうした当社のキッチンの特徴を体現した主力の商品です。本体とワークトップすべてにステンレスを使用していますので、見た目にも非常にインパクトがあります。
※ワークトップ・水栓部の裏張り、台輪（キッチンの足元を支える部分）の芯材には木材を使用しています。

出典：オールステンレスの美を堪能するオリジナルシステムキッチン『GRAD45／グラッド45』（写真提供：ミラタップ）

ステンレスなので、かっこいいキッチンを好む方に人気があります。一方で、厨房的でありながら上質感がありますので、木調のインテリアやモダンな空間にも調和しやすく、どんな空間にも合いやすいキッチンかと思います。

山本智一

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小口（こぐち：部材の切断面）を見せない留め加工も特徴です。キッチンに限らないのですが、極力「線」の出ないデザイン、ノイズを削ぎ落とすという当社のデザインコンセプトがここにもはっきり現れていると思います。

細部へのこだわりが感じられる留め加工（写真提供：ミラタップ）

四隅の角がシャープなスクエア形状のシンクは、職人さんが一つずつ手づくりしています。

直線的で美しいラインは、職人による卓越した技法によるもの（写真提供：ミラタップ）

ワークトップの仕上げは、艶のあるヘアライン加工と、傷が目立たないバイブレーション加工の2タイプ、また本体はマットなブラックの塗装タイプからもお選びいただけます。それぞれ違う表情が出ますので、お好みや空間に合わせてお選びいただけます。

設備機器として選んでいただくものは、加熱機器、水栓金具、レンジフードと食洗機です。食洗機は、国産と海外製のものからお選びいただけます。

——海外の食洗機は人気があるので、国産のシステムキッチンに入れられるのはうれしいですね。

小林さん

最近は、海外製で容量の大きいものを希望される方が多いですね。グラッド45では海外製の食洗機はGAGGENAU（ガゲナウ）とMiele（ミーレ）2社の取り扱いがあり、幅は450mmと600mmの2サイズでご用意しています。スライドオープンが主流の日本製に対して、扉を開けてカゴを前に引き出せるフロントオープンは、容量が大きく、洗浄力も高いので、一度にまとめて洗いたい方や、食器量が多い方に好まれる製品です。

そのほか、シンクのオプションで人気なのは、『ステンレスディスペンサーカゴ』です。キッチン自体にスポンジや洗剤を置く場所は設けてはないので、こうした美しくまとまるオプションをおすすめしています。

シンクまわりの整理に便利（写真提供：ミラタップ）

——キッチンは生活感が出やすいところですが、ミラタップの製品は生活感というかキッチンらしさというより、製品そのもののクオリティを強く打ち出しているという印象を受けました。

小林さん

そうですね。非常にディテールにこだわってつくられていると思います。とはいえ、デザインと使いやすさとの両立ももちろん考えられていて、例えば、調理中に足が干渉しないように深めの入り巾木にしていたり、シンクの清掃性などにも配慮されています。

——システムキッチンの収納部分に特徴はありますか？

小林さん

当社のシステムキッチン本体の収納は、大きく開口するタイプが基本で、あえて細かく分かれた仕様にはなっておりません。

お客さまからは、「もっと細かい収納が欲しい」、逆に「むしろ自由度があって良い」というどちらのご意見もいただきますが、やはりデザインにこだわりが強く気に入ってくださっている方は、ご自身が好きなものを自由にレイアウトすることを好まれる方が多いかなと思います。

細かく仕切りを設けない大容量の収納（写真提供：ミラタップ）

小林さん

そしてもう一つは、扉がない、つまり“面”となる部分が非常に少ない、最小限の部材で構成されたフレームキッチン『オッソ』です。とにかくミニマルですっきりしたキッチンを探している方におすすめできるシステムキッチンです。

最小限の機能で構成されたシンプルなデザイン『オッソ』

商品開発のコンセプトは“建築家好みの尖ったキッチン”。プロ向けの厨房用キッチンをイメージして、機能的かつデザイン性に優れた、建築家に選ばれる商品を目指しました。

ヘアライン仕上げのツヤ感がフレームをより際立たせ、天板部分が分厚いデザインですので、さらに質感が生きていると思います。

出典：シンプルさ際立つフレームキッチン『OSSO／オッソ』（写真提供：ミラタップ）

扉がなく、いわゆる見せる収納タイプですので、お客さまのセンスが問われる商品ではありますね（笑）。その分、こだわって自分の好きなものを組み合わせたり、見せたりという部分でアレンジを楽しんでいただけると思います。

フレームは一部を取り外すこともできるので、例えば、椅子を入れて腰掛けながら調理をするとか、シンク下を開けてゴミ箱を置くなど、使い勝手や作業効率の向上に重点をおく使い方もありますね。

足元ひろびろ！フレーム一部の取り外しが可能（写真提供：ミラタップ）

棚板を追加したり、食洗機をつけることもできますので、ライフスタイルによってもアレンジが効きやすいと思います。中央部分は引き出しになっていて、包丁差しとカトラリー入れをオプションで選ぶことも可能です。

また、腰壁を造作してキッチンとコーディネートするなど、ダイニングなどと合わせてデザインに組み込みたいというご要望もあるかと思います。そうした場合には、工務店や施工業者を交えて事前にご相談いただくようにお願いしています。

システムキッチンのトレンドと取り入れ方

——システムキッチンの近年の傾向を教えてください。

トレンドはやっぱりコミュニケーション重視の対面キッチン

小林さん

レイアウトのトレンドでは、やはり対面型に人気があるという印象です。対面キッチンでお子さまや家族の様子を見ながらとか、テレビ見ながらというようなシチュエーションを想像してキッチンを選ばれている方が多いと思います。

また、対面やオープンといったレイアウトでは、キッチンのダイニング側に向けて収納をつける方も多いという印象です。当社のキッチンでも、ダイニング側に収納をつけるレイアウトに対応した仕様をご用意しております。

アイランド型またはペニンシュラ型に対応　ダイニング側収納ありタイプ（写真提供：ミラタップ）

リアルな素材感が人気のモルタル調カラー

キッチンに限らないのですが、モルタル調の色は非常に人気があります。モルタル調のキッチンは他社ではなかなか見ないのですが、そういったトレンドをうまく取り入れてるのは当社らしいかなと思います。

ステンレスのキッチンには、スタイリッシュで個性的なイメージが強いですが、モルタル調カラーのキッチンは、年代・性別・家族構成を問わず、幅広くお選びいただいていると思います。

出典：トレンドであるモルタルと金属の表情をミックスした　『ウィッテ』のセメントシルバー（写真提供：ミラタップ）

——シンプルさを保ちつつも、やはり収納量も確保したい！という方は？

小林さん

『プレーンKミディアム』は、価格を抑えたシンプルなキッチンとして人気があります。

大容量収納とシンプルなデザイン『プレーンKミディアム』

シンクの形状は、『グラッド45』のようなスクエア型ではなく、丸みがあるプレスシンクで、シンク奥にスポンジを入れるバスケットがついているなど、なじみのあるシステムキッチンのシンクのイメージに近いかもしれません。横幅も広めの750mmと、使い勝手を意識した仕様になっています。

出典：メイド・イン・ジャパンの誇り、 匠の技を結集した『PLAIN-K MEDIUM／プレーンKミディアム』（写真提供：ミラタップ）

収納は、仕切り板をつけていないので、ご自身で自由にレイアウトしていただける仕様です。
本体の色は、ホワイト、ブラック、木目調2色からお選びいただけます。
選べる機器類はキッチンごとに異なるのですが、こちらのキッチンではシンプルで最低限の機能の機器をそろえていますので、全体の価格を抑えたご提案ができる商品です。

ベーシックな4色のカラーバリエーション（写真提供：ミラタップ）

——システムキッチンを選ぶ際に、気をつける点はありますか？

小林さん

食洗機をつけるのかどうかで迷われるお客さまがとても多いので、ライフスタイルに合わせて何を優先したいのかご判断いただけるようなご提案を心がけています。共働きなどで、家事を時短で済ませたいのか、または食洗機をつけず、その分収納スペースを優先したいのか、などです。

食洗機をはじめ、組み込む加熱機器や水栓金物等の機器類は、キッチンごとのラインナップのなかからお選びいただくことが原則です。お好みのものを施主支給で取り入れたいというご要望もありますが、それらが当社の補償対象外になるために、お客さまにとってもデメリットになってしまうということをご説明して、基本的にはお断りしています。

ご担当者に聞いてみました「わたしだったらこれを選ぶ」

——最後に小林さんご自身が買いたい！というおすすめの商品を教えてください。

小林さん

『ウィッテ』というキッチンです。現在、福岡のショールームの入り口正面に展示している、ショールームの顔となるような“映える”キッチンです。

カラーバリエーションが豊富『ウィッテ』

大きな特徴は、トレンドカラーや素材の質感を取り入れたバリエーション豊かな面材を選べる点です。
※ウィッテではカウンタータイプの仕様がありません。

出典：“見せる”時代の“魅せる”キッチン『WITTE／ウィッテ』（写真提供：ミラタップ）

5色から面材の色を選ぶことができるうえに、台輪の色もブラックとシルバー2色から選べるので、色の組み合わせに幅があるキッチンです。ホワイトなど、空間によりなじみやすい色展開でお住まいの雰囲気に合わせてお選びいただけると思います。

5つのカラーバリエーションと手掛かり・台輪は2色の計1パターン（写真提供：ミラタップ）

私自身の好みは「セメントシルバー」というモルタル色です。ニュアンスのある雰囲気を活かして、お部屋に合わせてみたいなと思います！

システムキッチンのお話を聞いてみて

SUVACO編集部

細部まで使いやすさが考え尽くされたシステムキッチンに依然として人気がある一方で、使う人の裁量に余地を残したキッチンにも魅力を感じる方は多いのではないでしょうか。
それぞれのくらしに寄り添うミラタップのシステムキッチンは、キッチンに自分のスタイルを取り入れたい方にとって、見逃せない選択肢になるのではないかと感じました。

ミラタップ（旧：サンワカンパニー）福岡ショールームについて

今回、お話を聞いた小林さんがいらっしゃる福岡ショールームは、福岡中心部の商業施設「博多リバレインモール」内というアクセスの良い立地にあります。予約なしで自由に見学することが可能ですので、お買い物のついでに立ち寄るお客様も多く、リラックスした雰囲気のなかで商品に触れることができるショールームです。

ミラタップ福岡ショールーム内の様子（写真提供：ミラタップ）

所在地　〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレインモール B1F
電話番号　092-283-3512 （受付時間：9:30～17:00 ※土日祝10:00～ ※休館日除く）
 ※ショールームに関する問い合わせ専用番号です。
 ※一部展示の無い商品、準備中の商品もございますので、ご来場前にお問い合わせください。
営業時間　10:00 ～ 17:00
休館日　年末年始、夏期休業期間
ご案内　※ビルの規定により、ペットを連れてのご来場をお断りしております。

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