2015/05/13更新0like5424view

著者:SUVACO編集部

家族の気配が感じ取れる「吹き抜け」のある住宅

吹き抜けにはいろんな役割があります。まず思いつくのは、吹き抜けを使って開放的な空間をつくるというものです。コテージなどでよく見かけますが、広々とした空間は誰でも憧れます。ただし、実際に取り入れてみると、吹き抜けは音が意外に響きます。また部屋全体の冷暖房力が不足している場合もあり注意が必要です。
でも設計する立場からすると、どちらかというと吹き抜けはうまく取り入れたいテクニックです。なぜなら一緒に住む人の気配を感じ取れるから。つねにこもって暮らしたいのなら、ひとりで住めば良いのです。家族で住むのなら、気配を感じられる空間こそ望ましいのではないでしょうか。ここでは、そんな吹き抜けを暮らしに取り込んだ例を見ていくことにしましょう。

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リビングを吹き抜けにした家です。
トップライト、ハイサイドライトだけでなく、2階ホールからも日の光が入ってきます。
ダイニングは普通の天井高。ペンダント照明が面白いですね。リビング階段のデザインやテレビ上部の収納がインテリアを引き締めています。
別の場所に住んでいたご夫婦が、念願だった鎌倉に建てた家です。
ご夫婦のアイデアが詰まっています。
二人だけで生活するので、吹き抜け特有の音のわずらわしさは気になりません。床はコンクリートスラブに蓄熱式床暖房を入れてあるので、冬も快適に過ごせるようです。
ダイニングは普通の天井高ですが、ここにも吹き抜けからの光が伝わってきます。造り付けの本棚には、ご夫婦のCDや本が並んでいます。使い勝手のよさそうな大容量収納棚ですね。
二階は部屋で仕切らないベッドルームですが、気になる場合はカーテンで仕切れるようになっているのが面白い。ユニークで、そして開放感のあるアイデアです。
吹き抜けの魅力は、家の中のどこにいても家族の気配を感じ取れるところ。
この家は、そんなテーマに合致した住宅といえるものかもしれません。
中を見ると、リビングダイニングが大きく吹き抜けとなっています。床は土間となっているため、玄関からリビングはそのまま土足で入れる使用に。ちなみに外部のテラスもリビングと同じレベルです。ここもそのままで歩いて出られます。
キッチンカウンターも同じコンクリートで作りました。コンクリートスラブは蓄熱量が大きく、薪ストーブの室内側では冬暖かく、夏は涼しいのです。
2階子供室と1階パブリックスペースとの距離も非常に短いです。シンプルですが、仲の良い家族にとって暮らしやすい距離感ではないでしょうか。
この家はリビング・ダイニングを2階に設置して、その上を吹き抜けをつくりました。
伊藤一郎「西荻の家」
吹き抜けがあるため気づきにくいのですが、その天井高は2000弱に抑えています。
つまり吹き抜けがあるのは3階建てではなく、ロフト部分ということです。
伊藤一郎「西荻の家」
梯子を使ってロフトに上がると、吹き抜けに面してワークスペースが設置されています。
このワークスペースは集中できそうです。
伊藤一郎「西荻の家」
ほとんど平家に近い山荘に、開放感のある吹き抜けのデザインを取り入れた例。
勾配天井と壁一面がガラス張りが圧巻です。
階段を上がると、ベッドルームがある奥のもうひとつの棟につながっています。
こんな素敵な場所で休暇を満喫できるなんて、うらやましいです。
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