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設計、監理、インテリアを担当
家庭内のコミュニティが崩壊しつつある現在。クライアント家族から感じ取った形がこの家です。最低限のプライバシーを確保しながら、家の中のどこにいても一声かければ返事が返ってくる…そんな家です。テラス・リビング・ダイニング・キッチンの床はすべてコンクリート。このエリアは家族がいつもいる場所。素材を統一することでウチとソトが一体になります。リビング全体は吹き抜けで、ハイサイドライトからは太陽の恵みと月や星を取り込みます。同時に2階子供ルームやワークスペースとの距離感を縮めて家族間のコミュニティを形成してくれます。
家屋が一つ屋根の下で一緒に住んでいるということ…それを実感することは、今でこそ重要に思えますが、本当はごく当たり前に必要なことではないでしょうか。
自分たちで丁寧に作り上げた庭やソラを取り込むために大きな窓を備えています。白い外壁の中に無垢板がアクセントになっています。
この家の中心にある土間リビング。文字通り玄関からそのまま土足で入ります。床は全面コンクリート。薪ストーブの暖気は大きな吹抜けから2階へも伝わります。南面の大きなハイサイドライトから光と風と風景を取り込む明るい空間です。
天然エネルギーで暖房する薪ストーブ。2面ガラスなので後部の大谷石が見えます。家の中に炎があると家族は自然とここに集まります。家族のコミュニティツールとしても機能する大切な1台です。
リビングとキッチンの繋がりの様子。薪ストーブの後部壁は大谷石をアクセントに使っています。
土間床のコンクリートと合わせるようにキッチンカウンターもコンクリート製。奥様の希望から生まれたこのキッチンはコストを抑えると共に空間を引き締めています。
リビング・ダイニング上部の大きな吹抜けは家族の気配と薪ストーブの暖気を伝えます。一声かければ皆が集まります。また、2階の個室の間仕切りを開放することで1階のリビングと一体の空間になるので、2階にも光がたっぷりと入ります。そんないろいろな大切な役目を持っているのです。
南側外観