注文住宅

群馬県邑楽町・土間リビングの家|A house

面積:

118㎡

エリア:

群馬県邑楽町

内容:

家庭内のコミュニティが崩壊しつつある現在。クライアント家族から感じ取った形がこの家です。最低限のプライバシーを確保しながら、家の中のどこにいても一声かければ返事が返ってくる…そんな家です。テラス・リビング・ダイニング・キッチンの床はすべてコンクリート。このエリアは家族がいつもいる場所。素材を統一することでウチとソトが一体になります。リビング全体は吹き抜けで、ハイサイドライトからは太陽の恵みと月や星を取り込みます。同時に2階子供ルームやワークスペースとの距離感を縮めて家族間のコミュニティを形成してくれます。
家屋が一つ屋根の下で一緒に住んでいるということ…それを実感することは、今でこそ重要に思えますが、本当はごく当たり前に必要なことではないでしょうか。

リビング・ダイニング上部の大きな吹抜けは家族の気配と薪ストーブの暖気を伝えます。一声かければ皆が集まります。また、2階の個室の間仕切りを開放することで1階のリビングと一体の空間になるので、2階にも光がたっぷりと入ります。そんないろいろな大切な役目を持っているのです。

天然エネルギーで暖房する薪ストーブ。2面ガラスなので後部の大谷石が見えます。家の中に炎があると家族は自然とここに集まります。家族のコミュニティツールとしても機能する大切な1台です。

リビングとキッチンの繋がりの様子。薪ストーブの後部壁は大谷石をアクセントに使っています。

土間床のコンクリートと合わせるようにキッチンカウンターもコンクリート製。奥様の希望から生まれたこのキッチンはコストを抑えると共に空間を引き締めています。

この家の中心にある土間リビング。文字通り玄関からそのまま土足で入ります。床は全面コンクリート。薪ストーブの暖気は大きな吹抜けから2階へも伝わります。南面の大きなハイサイドライトから光と風と風景を取り込む明るい空間です。

自分たちで丁寧に作り上げた庭やソラを取り込むために大きな窓を備えています。白い外壁の中に無垢板がアクセントになっています。

この住宅事例を手掛けた建築家

小磯一雄|KAZ建築研究室

建築家 / @群馬県

現在、家は「つくる」時代から「買う」時代になってしまいました。ですが、敷地条件・家族構成・住まい方・住み手の感性は皆それぞれ違います。ですから本来は皆違う個性の家になるはずです。家に合わせて住まわされるのではなく、住み手に合った家に住むことが大切だと思います。また、良い条件の敷地を選ばなくても(高価になるので)、建物側でいくらでもカバーできますからその分を家づくりに充てるという考え方もあります。とにかく、周囲の蔓延した情報に惑わされずに、住まいに対する既成概念を取り払い、自分たちには何が必要なのか?どう住まうのか?という原点に戻って、これからのライフスタイルをイメージしてください。せっかく自分たちの大切な住まいをつくるのですから!