リビング学習は、有名大学合格者や有名大学出身者が学習方法として挙げたことで、メディアでも取り上げられ注目度を高めています。お子さんを持つ家庭では、取り入れようと検討されているケースも多いのではないでしょうか?
今回は、リビング学習をより快適かつ、効果的に実践するために欠かせない、学習ツール収納についてみていきましょう。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
リビング学習のメリットとデメリット
オープンラックでアクションレスに
カゴやボックスで機能的に生活感もカバー
可動ワゴンでコンパクト&スマートに
リビング学習のメリットとデメリット
まず、リビング学習(家族が過ごす空間での学習)のメリットとしては、次のようなことが挙げられています。
・人の気配や騒音がある方が集中力が高まる(集中しようとする意識が高まる)
・子供の勉強の進捗や理解度を把握しやすい
・家族が勉強を教えやすい環境になることで、信頼関係が強まる
こうしたメリットが相乗し合う結果として、成績が上がるという目に見えた成果が出てくるようです。
一方で、リビング学習にはデメリットも存在します。
・リビングに学習ツールなどの物が集まり、リビングが片づきにくく生活感が増す
学習する場とすることで、リビングの役目が増えるため、必然的にリビングに置かれる物の量も増えます。リビング学習は、せっかくこだわって整えたリビングインテリアを台なしにしてしまうリスクと背中合わせなのです。
また、学習ツールをいちいち別の部屋に片づけたり、片づけを毎回促されたりするのは、子供にとっても親にとってもストレスになります。
このようなストレスを感じることなく、リビング学習のデメリットもすっきりとカバーするには、「収納」を見直してみるのが一番です。
オープンラックでアクションレスに
学習ツールは、必要最低限な分だけでも学習する場所の側にそろえておくことで、無駄な動作を省くことができます。少しでも学習に向かう時間を多くとれるよう、アクションレスなオープン収納は特におすすめ。
リビングのインテリアに馴染むオープンラックを設置し、学習ツールをひとまとめに収納しておけば、使う時も片づけるときもスムーズ。
特にお子さんが小学校低学年の場合は、ランドセルも一緒において置けるスペースを確保できるラックがよいでしょう。翌日の用意や朝の支度を親がサポートしやすく、よりスムーズに行うことができます。
お子さんの学習ツールだけでなく、家族の趣味の本や雑貨も一緒に収納して、生活の中に学習ツールを溶け込ませてしまうのも素敵。
家族それぞれの好みや趣味に興味をもつ機会が増えるため、学習効率の向上だけでなく、家族間の相互理解を自然に深めることができそうですね。
オープン収納による生活感の現れが気になる場合は、カーテンをラックの前に取りつけるのもアイデアのひとつ。
カーテンなら、扉や引き出しよりも少ないアクションで、中身を取り出すことができます。また、カーテンの素材や色柄で、インテリアにアクセントをつけることもできますよ。
カゴやボックスで機能的に生活感もカバー
オープンラックにそのまま学習ツールを収納するのではなく、カゴやボックスのように単体でも可動しやすいケースに分類収納するのも◎。
ケースをそろえることで、統一感のあるスッキリとした見映えにすることができるため、インテリア性を損なわず使いやすい収納を適えられます。
リビング学習時には、必要なケースごと取り出して手元に用意すれば、収納場所と学習場所の行ったり来たりをせずにすむのもいいですね。
専用の収納場所をつくるのではなく、学習したい場所から席を立たずに取り出せる位置に、分類収納できる場所を見つけるのも工夫のひとつです。
教科も辞書や資料類などの教材も、どんどん増えていく中高生のお子さんの場合は、学習ツールのすべてをリビングまたは、家族が集まる空間に置いておくのは難しくなります。テーブル周りの収納の一部に、ちょっとしたスペースを見つけて必要量の文具類を収納しておくだけでも十分でしょう。
可動ワゴンでコンパクト&スマートに
家具を増やすのも、収納スペースを割くのもなかなか難しい…といった場合に便利なのが、可動ワゴン。
段数のあるワゴンならば収納力も高く、必要な物をひとまとめにそろえておくことができます。サイズにより、ランドセルがスッキリと収まるワゴンもあるので、小学校低学年から長く使い続けることもできそうです。
さらに、可動式なので置いておく場所も「使いやすい場所」「邪魔にならない場所」と臨機応変に選ぶことができるのも魅力。お子さんが成長し、学習ツールの収納に使わなくなった時も、キッチンやパウダールーム収納などへ転用しやすいので、将来的にも無駄がありませんね。
ワゴンは、インテリアアイテムとしての注目度も高まっているため、最近ではデザインや素材のバリエーションが豊富に展開されています。
こちらはリビングではなく、書斎で活用されているワゴンですが、収納力UPとインテリア性を両立していることがわかる実例。
シンプルかつ事務的なワゴンが、知的かつモダンな空間と心地よくマッチしています。
ワゴンは使いやすさもさることながら、インテリアテイストにあったものを選んで、リビング学習ができる空間をスマートに演出してみてはいかがでしょうか。
家族みんなが集まる場所で学習するのですから、本人だけでなくみんなが快適に、学習をサポートできる環境をつくりたいですね。また、いかに学習ツールを「使いやすく・片づけやすく」収納するかで、学習効率をさらに高めることもできます。
就学前のお子さんをお持ちの方も、既にリビング学習を実践しているという方も、ぜひ参考にしてみてください。