2018/06/28更新0like20848view

著者:pontan

家族が自然と集まるリビングダイニングのつくり方

こだわりたい部屋は、過ごす時間が長いリビングダイニングという方が多いと思います。
家族が集う場所ですが、自然と集まってくるような居心地のいい場所にするためには、どのようなポイントがあるでしょうか。家族が集まり楽しい会話が弾む、素敵なリビングダイニングにするための方法を考えていきましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

吹き抜けのリビングダイニングで家族がつながる

日本の住宅は土地の広さなどの問題から、あまり広い部屋をつくることができません。そんななかでも、少しでも部屋を広く見せる方法として吹き抜けを取り入れることがあります。吹き抜けは部屋を広く見せるだけではなく、上階の窓から光を取り込み、部屋を明るくしてれるというメリットもあります。

また、吹き抜けにするもう1つのメリットとして、上下階でコミュニケーションが取れるということがあります。下階のキッチンでお母さんが料理をしていて、上階では子供たちが宿題をしたりおもちゃで遊んだり…。声が届くので、「今日のごはんは何?」なんて会話があるかもしれませんね。
佐藤正彦「H-house「走り回る家」」

自然を感じるリビングダイニング

にぎやかなリビングダイニングも楽しいですが、ほっと落ち着きたい時もあると思います。家族がリラックスできるように、緑を取り入れてみてはどうでしょうか。ただ緑を見ているだけでも、気持ちが落ち着きますよね。

木は紫外線を多く吸収するので、目に与える刺激を軽減してくれます。また、香りには脳の活動を落ち着かせる効果もあります。木の種類によっては四季の移り変わりが感じられて、日々の生活が楽しみになるかもしれません。
室内にいながら自然をより身近に感じるために有効なのが大開口です。
特に中庭に面する部屋に大開口があると、内と外がひとつの部屋であるかのように感じられ、部屋を広く見せる効果があります。テラスと室内をフラットにつなげることで、子供が走り回って遊んでも安心ですね。
バルコニーにテーブルとイスを置けば、より緑を感じられます。天気のよい日はバルコニーで食事をしたり、友人を招待してバーベキューパーティーをひらくなど、家族で過ごす楽しい時間が増えるでしょう。
高砂建設「緑豊かな庭を背景に「甲板のある家」」

夜は落ち着ける空間に

忘れがちですが、夜のリビングダイニングのことも考えておかなくてはいけません。無機質なリビングダイニングにしてしまうと、夜は少し冷たい印象を与えてしまいます。
家族が集う温もりのあるリビングダイニングにしたい方は、床や壁に自然素材を取り入れるといいですね。

例えば、無垢フローリングにしたり、壁に漆喰や珪藻土を使ったり……。無垢フローリングは肌触りがよく、素足で歩いても温かみを感じることができます。漆喰や珪藻土には調湿効果があり、適度な湿度に調節してくれるため、居心地のよい空間になります。

もう一つ、夜のリビングダイニングでポイントとなるのが照明です。
明るいリビングダイニングが好まれますが、夜は明る過ぎると落ち着けません。ゆったりとした時間を過ごすためには、少し照明を落とすこともポイントです。蛍光灯には、青みがかった昼光色、温かみのある電球色など種類がさまざまありますが、リラックスするには電球色がよいといわれています。

落ち着ける空間にすることで、自然と足が向かいやすくなります。
相良友也「亀川の家」

家族の"好き"を飾る

家族の好きなものをディスプレイするのもいいですね。好きなのものと言っても、雑貨や本といった小さなものから、自転車などの大きなものまで、インテリアに取り入れられるものはたくさんあります。

まずは手軽にディスプレイできるものから取り入れてみましょう。家族みんなの"好き"がそこにあるだけで、自然と家族が集まってくるのではないでしょうか。
ドクターリフォーム・サンセイ「サーファーズハウス」

リビングダイニングにカウンターデスクをつくる

家族みんなが使える、造り付けのカウンターデスクを設置するのもよいでしょう。子供が勉強机として使ったり、親がPC作業やミシンがけなどでも使えます。個室にこもって作業する時間が少なくなるので、会話をする機会も自然と増えそうですね。

集まる場所だからこそ個々の距離感を尊重する

これまでリビングダイニングに家族が集まるためには、どのような空間づくりが有効なのかを述べてきました。

リビングダイニングは家族みんなが集う場所だからこそ、にぎやかに過ごしたい、家に帰ってきたらのんびりしたいなど、どのように過ごしたいかの希望はさまざまあると思います。その日の気分や状況によって、必ずしも会話を楽しみたいとは限りません。

お互いの距離が近すぎると圧迫感を感じたり、落ち着かなかったり、逆に距離が遠すぎると、一緒の空間にいるのに別々にいるような気分になります。

家族みんなが集まるからこそ、お互いが居心地の良い距離間を探してみましょう。
4D studio Nagano「余白の家」
リビングダイニングは家族が集まる場所だからこそ、全員がリラックスして過ごせることがなによりも一番大切です。家族のライフスタイルや好みに合った空間をつくるには、みんなでよく話し合い、誰かの趣味に偏ることがないようにする必要があると思います。家族みんなが満足する素敵なリビングダイニングをつくりましょう。
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