2023/11/29更新1like1495view

著者:岩間光佐子

注目のハイドアとは?特徴やメリット・デメリットを理解して、魅力のアイテムをわが家に取り入れよう

この記事を書いた人

岩間光佐子さん

ハウスメーカーでのインテリア設計を経て、住宅情報誌編集部に。編集長として、リフォーム誌などの創刊に携わった後、フリーエディター&ライターとして独立。住宅設備機器を中心として、家づくり情報を発信中。二級建築士、インテリアコーディネーター

最近、天井まで高く間口を取った室内ドア(扉)や引き戸が人気を集めているようです。建材メーカーの商品バリエーションも増えてきており、選びやすくなってきています。

ここでは、「ハイドア」と呼ばれる、高さのあるドア(扉)の特徴やプランニングの注意点などをまとめました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

注目されているハイドアとは?

最近の空間づくりの特徴のひとつに、天井高を意識したプランが挙げられます。開放的で広がりのある空間に合わせ、室内扉(ドア)も高さのあるタイプが選ばれる傾向がみられます。

床から天井までの高さのあるドアは「ハイドア」と呼ばれ、今とても注目されているアイテムです。一般的なドアは、高さ2m程度で垂れ壁(天井からドア上部までの間の壁)がありますが、ハイドアは天井まで高さがあるため、よりすっきりとした印象が特徴でしょう。

ハイドアのメリット・デメリット

このような高さのあるハイドアを取り入れるメリットは、何よりドアを開けた時の開放感。隣の空間と天井がつながることで、広がりやゆとりを感じられます。
また、ドアを開けた時に効率的に採光を取り入れられるのも魅力でしょう。
一方デメリットは、素材やデザイン次第では強い印象となるため、壁面の大きさや部屋の広さによって圧迫感や存在感が出やすくなる点が挙げられます。

ハイドアの種類は?デザインも多様に。

ハイドアも通常の室内扉(ドア)と同様にいくつかの種類があります。また、最近ではデザインも多様にみられるようになりました。

開閉スタイル

一般的に多く用いられているのが開き戸。1枚のドア(扉)を開閉する片開きのハイドアはバリエーションも豊富です。また、建具のまわりに枠があるタイプとないタイプ、枠を天井や壁などに埋め込んだタイプなどがあります。インテリアとして、よりすっきりとまとまるのは枠のないタイプでしょう。
引き戸タイプは、以前に比べデザインのバリエーションも豊富にそろうようになりました。出入り口に用いる片引き戸だけでなく、空間の使い方に合わた可動式の間仕切りとしても活用度が高まっています。
戸を横にスライドさせるため、開け放しておくことができ、空間を広く使えること、通風を確保しやすいことなどがメリットでしょう。

さらに、複数枚が連携して動くタイプなどもあります。開き戸と同様に枠の有無があるので、空間に適したタイプを選ぶようにしましょう。

デザイン

ハイドアのデザインで多くみられるのが、壁面(壁材)に馴染む色合いのもの。圧迫感を感じさせないようなホワイト系、グレイッシュ系の商品展開がそろっています。デザインはすっきりとしたタイプが多く、壁面と一体化するようなデザインもみられます。

また、ガラスを取り入れたものも多いのが特徴でしょう。アルミのフレームを用いたものもみられます。ガラスを用いることで、扉を閉めていても空間が抜けるようにつなげることが可能。ぶつかっても割れる心配のない強化ガラスなどが採用されており、クリアなものだけれだく、曇りガラスなどもみられます。

プランニングの注意点

デザイン性が高く魅力あるハイドアですが、プランニングの際の注意点もしっかり理解しておきましょう。

まず、取り入れる空間の広さや壁面のサイズ、インテリアコーディネートに配慮して、適したタイプを取り入れること。ホワイト系など壁と一体化させるとまとまりますし、グレー系などあえて扉をポイントにする方法もあるでしょう。

また、同じ空間に出入口の扉だけでなく、収納扉などもある場合は、収納扉も天井までの高さに揃えた方がいいでしょう。

ガラスを用いたタイプを選ぶ場合は、その空間の使用方法に合わせて取り入れることが大切です。多くみられるプランは、玄関ホールや廊下からつながるリビングに用いるケース。広がりや明るさを感じられますが、玄関からの視線にも配慮を。ガラスの大きさや曇りガラスを選ぶなど工夫したいものです。

そのほか、開閉操作の方法も確認しておくこともポイント。扉によっては重量があるタイプもあるので、取っ手やドアノブの使い方と合わせて検討するようにしましょう。家族みんなが使いやすいか、安全性やお手入れ方法なども含めて検討を。特にガラスの場合は美しく保つためのお手入れは欠かせません。可能な限り、ショールームを利用して実際に開閉操作をしたり、素材感などを確かめることが大切です。

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