ガラスドアにしたいけど出来るの？

設置したい壁が構造体かどうかが重要ですが、出来る場合も多いでしょう。この事例のようなスチール製のドアの場合、良いところは、フレームを細くしても強度がでるため、全体的にスッキリとシャープなイメージに仕上がる。スチールの質感が空間を引き締めて男性的・インダストリアル・シャビー等の空間イメージにマッチするところでしょう。

ただし、スチールは重量があり、取付方法をしっかりしないと、可動部分が壊れてしまったり、引き戸の場合は、金物も大型になり音も大きくなるため、集合住宅では、下階への音の配慮や夜間の配慮が必要かもしれません。またコストもかかるので、代替として木製フレームで製作して、鉄塗装など、スチールの質感が出る塗装をするという方法もあります。この場合は、フレームがスチールに比べると全体的に太くなってしまいますが、質感は鉄に近い仕上がりにすることが出来ますし、コストも下げる事が出来ます。

一般的には可能です。その対象が戸建てで木造もしくは鉄骨造であれば問題ありません。マンションもしくは戸建てのRC造であれば壁が抜けない可能性もあるため、要注意です。事例のものはスチールのため、木で造作するよりも大きさによりますが1.5倍程度はコストが高くなります。コストが厳しい場合は、木で枠をつくり、そこにアイアン塗料などを塗ると近しい見え方になりますので、お勧めです。

鉄サッシ（もしくは黒塗装のアルミサッシ）をつくって取り付けることは可能です。開き扉がある場合は、割れにくい樹脂ガラスにするのもひとつの方法です。壁を抜く場合は、中に電線など配線配管が入っている場合もありますので、調査が必要です。

ご物件の耐力壁になっていなければ、基本的には可能です。このようなスチール枠のガラスドアは、一つ一つがオーダーメイドになりますので、製作に時間がかかることとコストがアップすることが考えられます。

まずは、取り付けたい場所が抜ける壁か、配線等はどうするかを確認して計画を進めていきましょう。
枠やドア本体はガラスのほかに鉄骨やアルミで作られていますので、そういった素材で検討をすすめるのがよいでしょう。