どこの家にも1つはあるブックシェルフ。リビングの片隅や書斎、子ども部屋でオーソドックスなタイプを使っているというお宅がほとんどだと思いますが、増え続ける本を上手にすっきりと収納するのは悩みの種でもあります。そこで、本の収納アイデア満載の、さまざまなブックシェルフをご紹介しましょう。
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脇役から主役級へ
リビングの壁一面に
可動家具で3つのコーナーに区切って
ブックシェルフを廊下の壁に
オープンシェルフを間仕切りに
デザインや設置場所にひと工夫
図書室がある家
キッチンカウンターの脇に
階段の壁に
吹き抜けの柵代わりに
ブックタワーなら省スペース
脇役から主役級へ
ブックシェルフとはいわゆる本棚のこと。マガジンラックに対して、主に棚板があるタイプのものをさします。家にいくつもあるということも多く、最近では、あらかじめブックシェルフの置き場所を考慮の上で家の間取りを決めたり、そばに読書を楽しむコーナーを設けるなど、住まいの中でブックシェルフが脇役から主役へと変わってきているよう。
ここでは、そのデザインや設置場所、使い方にひと工夫ある10 軒のお宅をご紹介。今どきのブックシェルフ事情をたっぷりお伝えします。
リビングの壁一面に
大量の本を収納するなら、広さのあるリビングの壁を活用するとすっきり収まります。特に文庫本など小さなサイズの本なら、いつも目にする場所でもさほど圧迫感はありません。こちらのお宅はテレビまわりにブックシェルフを設け、さらにクロスの色を変えてアクセントにしています。
可動家具で3つのコーナーに区切って
こちらは壁一面のブックシェルフを共用しながら、手前に縦格子で仕切った書斎、窓側には収納棚で仕切った子どもスペースがあり、2つの間にソファを置いてくつろぎスペースにしています。家具の配置を変えれば違った空間の使い方もできるという、ユニークな造りです。
ブックシェルフを廊下の壁に
リビングでひときわ存在感を放っているこのブックシェルフですが、それもそのはず、裏側は廊下になっていて、この棚自体が壁面の役割をしているのです。壁の前に棚を設置するより、壁をブックシェルフにしてしまえば、空間をもっと広く使えるというグッドアイデア!
オープンシェルフを間仕切りに
こちらはブックシェルフに囲まれた書斎。背板のない棚から隣接する子ども部屋の様子がうかがえるので、いつも家族のつながりを感じていられます。奥行きのある棚を選んで、両方の部屋から本を収納できるようにするのも一案です。
デザインや設置場所にひと工夫
家型ブックシェルフの中央の扉を開けると、そこは子ども部屋。建物の屋根の傾斜を利用して、2つの棚も屋根のある家の形に造作しました。たくさんの本に囲まれた入り口の前に立つだけで、ワクワクしてくるような楽しげな発想です。
図書室がある家
こちらはまるで森の中の図書館のよう! 木のぬくもりあふれるこんなスペースがあれば、たくさんの本がすっきりと収まるのはもちろん、居心地もよく、子どもの勉強もはかどること間違いなし。リビングとスキップフロアでつながっている間取りも、空間に変化をもたらしています。
キッチンカウンターの脇に
キッチンで作業中、サッと手の届く場所に料理の本があるのは、とても重宝。このお宅のようにカウンター脇のスペースをブックシェルフに活用するアイデアは、最近よく見られます。表紙のおしゃれな本を並べて、飾る収納を楽しめるのも嬉しいところ。
階段の壁に
こちらのお宅が注目したのは、なんと階段の壁面。階段の勾配に合わせて、3段の棚を造作しました。ブックシェルフは扉がいらないこと、奥行きがあまり必要ないことなど、デッドスペースの有効活用に最適です。
吹き抜けの柵代わりに
2階廊下の吹き抜けに面してオープンシェルフを造り、そこを本棚にしているこちらのお宅。棚の背面をふさいでいないので、吹き抜けに視線が抜け、また太陽の光もたっぷり注ぐ気持ちのいい広々とした空間になっています。
ブックタワーなら省スペース
コンパクトながら、その収納力の高さが魅力のブックタワー。背表紙がきちんと見えるので、本棚としての機能性も充分なうえ、見た目もスタイリッシュなのが人気の秘訣です。最近購入した本だけを積んでおくなど、ほかのブックシェルフと組み合わせて用いるのがおすすめ。
もはや家の中で確固たる地位を築き始めたともいえる、ブックシェルフ。なくてはならないものだからこそ、デザインや設置場所をあらためて見直してみませんか?