2018年04月03日更新

リノベーションHOW TO(リノベーション体験談)

廊下をウォークスルークローゼットにして空間を有効活用【片付けが面倒なのでリノベしましたvol.11】

家が片付かない原因を、自分のせいではなく家のせいにしてリノベーションしたSUVACOスタッフ・松浦がお送りする連載、第11回。

今回は、片付けが面倒でリノベした者にとっては超重要事項、クローゼットです。


収納は「量・生活動線・ライフステージの変化」を考えて計画

リノベーション前の家は、収納スペースはそれなりにあったものの、位置や奥行きがわが家のライフスタイルと合わずとても使いにくかったので、

●何をどれくらい入れるのか
●どういう生活動線上にあれば使いやすいか
●いつ誰が使うのか

を具体的に考えながら設計していただきました。

設計に入る前には、全所有物の量をそりゃあもう徹底的に、確か4時間くらいかけて計量していただきまして……。

収納すべての扉を開け、「どうせリノベするときにまた引っ越すから適当に入れておくか~♪」という私の杜撰さをすべて日の下に晒す感じで……あれは辛かったです……。

しかし、収納量に合わせて物を減らせるわけではない方(私のこと)、私が合わせるんじゃなくて家が私に合わせろという思想の方(私のこと)には、一度このハードルを超えることをおすすめします。これをしっかりしておくと、リノベ後に物は当然すっきりと収納できます。
今後の長い生活、ひいては人生のストレス度に関わってきますので、腹をくくってこの機会に徹底的にやりましょう。


そしてお子様のいらっしゃる方は、成長段階による物量の変化もある程度予測しておくことをおすすめします。
もちろん、想定外の事態は往々にして起こるかと思いますが、

「幼児期にリノベしたが、小学生になったときの教科書類の置き場すら考えていなかった…」
「大きくなったら洋服のサイズも変わるのに、ハンガーラックの高さを幼児服で合わせてしまい、変更もできない…」
etc…

こんな事態になると再度家が荒れることが予想されますので、設計に折り込んでおくといいと思います。

ちなみにわが家の子供部屋は、クローゼット内の可動棚に取り外せるハンガーバーを付け、現在おもちゃを入れている棚を将来ハンガーラックとしても活用できるようにしていただきました。

ウォークインクローゼットを要望したら「ウォークスルークローゼット」という神提案が!

さて若干話が逸れましたが、私の収納のリクエストはざっくり以下のようなかんじ。

●洗面所の近くに設けたい
●ハンガーラックを多くしたい
●引き出し収納は引き続き無印のものを使う予定なので、奥行きなどはそれに合わせてほしい
●寝室に衣類収納は不要

さて、そもそも収納スペースについては、『家事を最低限にするための要望をまとめました【片付けが面倒なのでリノベしましたvol.3】』の要望書にも書いてあるとおり、こちらからはウォークインクローゼットが欲しいと伝えていたのですが、わが家の設計をお願いした浅利さんから廊下をクローゼットにしたデザインをご提案いただき、そのままそれを採用しました。

もともとは「衣類いっぱいだし、収納力大といえばウォークインクローゼットでしょう!」という安易な素人考えの要望でしたが、廊下を使ったウォークスルー収納にすることにより、ウォークインクローゼットにするならば必要だった壁や、人が入って物を出し入れするためのスペースを節約できました。

浅利さんは、私の言葉のままの「ウォークインクローゼットが欲しい」ではなく、「衣類収納を広めに確保したい」「衣類収納を1カ所にまとめたい」という意図を汲み取って、よりわが家に合った形を提示してくださったというわけです。こういうのさすがですよね……感動します。

衣類収納は洗面所そばに!動線の無駄を減らす

お洋服の流れを見てみると、ざっくり以下のような感じですよね。

1)着る

2)洗う

3)干す

4)しまう

1)着る に戻る

洗わずにしまうものはさておき、家事面倒党代表としましては、「2)洗う→3)干す→4)しまう」のためにうろちょろ移動したくないのです。洗う場所と干す場所が離れていたり、干す場所としまう場所が離れていたり、もうこれだけでめんどくさい度が大幅UPします。ですから前回の記事で書いたように、まずは洗う場所と干す場所を近くにして、干したものをしまう場所もさらにその近くにつくっていただきました。

我が家の廊下兼ウォークスルークローゼット。つきあたりの左が寝室、右側の中ほどにあるひとつだけ違うドアノブがバスルームです。バスルーム(&ドライスペース)の目の前にあるので、洗濯後に衣類を収納するのがとても楽チン。

我が家の廊下兼ウォークスルークローゼット。つきあたりの左が寝室、右側の中ほどにあるひとつだけ違うドアノブがバスルームです。バスルーム(&ドライスペース)の目の前にあるので、洗濯後に衣類を収納するのがとても楽チン。

ハンガーラックを多くして「たたみ&アイロン」の手間を省く

ハンガーラックを多くしたい。
これはとてもわかりやすいですね。
そうです。たたむのが面倒なんです。

さらに言いますと、たたむという面倒な作業を行うことで、着用時にたたみジワを取るためにアイロンをかけるという手間も追加発生するなんて、もはや不幸の連鎖です。
そもそも、たたまなければアイロンの手間はいらなかったのに……!

ということで、ドライスペース(前回記事「おすすめしたいリノベの工夫ランキング第1位、ドライルーム【片付けが面倒なのでリノベしましたvol.10】」参照)に干した物をそのままハンガーラックに収納できるようにしました。

<干す→たたむ→しまう→アイロンをかける→着る>の中の面倒ツートップ「たたむ&アイロンをかける」を省けるので、快適以外の何物でもありません。

前回も載せましたドライスペースのハンガーバー。ここで干して乾いたらクローゼットへそのまま移動させるだけという手抜きシステムを完成させました。

前回も載せましたドライスペースのハンガーバー。ここで干して乾いたらクローゼットへそのまま移動させるだけという手抜きシステムを完成させました。

同居人と生活時間が異なるなら、寝室に衣類収納は設けないのが◎

ダンナ氏と活動時間が異なるため、寝室は「寝るためだけの空間」とし、衣類収納は別の場所に設けました。
寝ている人がいる部屋でゴソゴソと物の出し入れをしなくてすむので、これもとてもよかったです。

【おまけ】高身長向けクローゼットの工夫

今日の高身長向けアイデアのコーナーです。

●ハンガーバーの高さは自身の洋服がひきずらない高さを計測して伝えましょう
●スーツなど、自分しか出し入れをしない「ハンガー系の衣類」が多ければ、ハンガーバーは自分の高さに合わせて大丈夫

一般的なクローゼットには、ハンガーバーの上に「30㎝程度の収納場所」がありますよね。でもこの収納スペース、クローゼットの下部にあるほうが物の出し入れがしやすい場合も。自分の出し入れの動きを具体的にイメージして検討するといいと思います。

わが家の場合、ハンガー系は彼が自分で出し入れするけれど、たたみの衣類やバッグなどは私が(彼のものを)しまうことが多いので、私が扱う部分を下にしました。

ちなみに、153㎝の人間にとって高さ210cmのハンガーバーは、「ハンガーの肩部分を持って、せいやっと勢いをつければ掛けられる」という存在です。掛けるコートが重たいときは気合いが必要。あと、四十肩とかになったら無理。
なので、自分より背の低い人間も頻繁に使うクローゼットなら、高めのハンガーバー設定は控えましょう。

ダンナ氏のクローゼットの一部。最上部のハンガーラックは約2100mm。ご参考まで。

ダンナ氏のクローゼットの一部。最上部のハンガーラックは約2100mm。ご参考まで。

家の工夫はひととおり書きましたので、次回はこうすればよかったかな~という点などをお伝えしたいと思います。

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SUVACOのプライベート切り売りスタッフの連載はこちら↓↓↓ みんなリノベしたよ!

【心も整う、収納術。】
本文中でも紹介した、SUVACO2017年度忘年会にて「これだけは捨てられない」というものなどないと高らかに宣言した断捨離の鬼・夏野の連載。私は来世で参考にしたいと思っている。

【うちの和田、賃貸やめるってよ】
ゆるふわ30代独身男性でも中古マンション購入+リノベはできると知らしめた、全リノベ検討者に希望を与える連載。最近また更新再開(?)したのですが、どなたかファンレターくださったんですか?

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この記事を書いた人

松浦有沙さん

SUVACOスタッフです。
知れば知るほど「リノベーション最高では?」と思い、2015年5月にリノベ前提で中古マンション購入。約1年購入したマンションに住みながらのんびり建築家さんと設計を進め、2016年9~12月に工事、2016年12月からリノベ完了した家に移り住み、リノベの良さを噛み締めながら暮らしています。

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