自宅サロン、お稽古サロン、〇〇教室…今はまとめて「おうちサロン」ということが多いですよね。自分の特技や資格を活かして、自宅でお教室を開く、いわゆる"お稽古の先生"のご自宅って、どのようなイメージですか?
何を教えているかにもよりますが、先生のプライベートな部分が見えにくい非日常空間だと、生徒さん側としても日々の雑事を忘れることができ、よりリラックスして楽しむことができるのではないでしょうか。
今回は、自宅でお教室やサロンを開くことを見据えて作られたおうちをご紹介します。いつかはおうちサロンを!と夢見ている方は是非参考にしてくださいね。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
理想のおうちサロンって?ポイントは5つ!
リビング横の和室は小さいお子様連れにも安心
雰囲気も機能性も、おうちサロンにはどちらも大事!
フレキシブルに使える多目的スペースと大容量の収納空間
機能的なゾーニングで、オンオフの切り替え上手に
理想のおうちサロンって?ポイントは5つ!
ご自身にとっても生徒さんにとっても快適な理想のおうちサロンとは?
ポイントは5つ!
まず1つ目は、広々とした玄関ホールと土間。生徒さんがたくさんみえても余裕をもって靴を並べられるよう、土間が広いといいですね。年配の方やブーツの方用にスツールを設置したり、家族用とは別の来客用傘立てを用意しておくと親切です。
2つ目は、フレキシブルに使える多目的スペースがあること。作品を飾ってギャラリーにしたり、資材ストックを保管しておいたり、赤ちゃん連れの生徒さんのお世話スペースにも。可動式の間仕切りドアを設置して、お稽古中は閉めておけば、家族用のリビングとして使うことでもできます。
3つ目は、玄関から教室スペースを通らず、プライベートゾーンに出入りできるようになっていること。家族の出入りで生徒さんに気を使わせない配慮です。リビング階段ではなく、玄関ホール階段がオススメですね。週末も開講する予定であれば、是非取り入れたい間取りです。
4つ目は、清潔なトイレと洗面スペース。収納がたくさんあり、生活感のでるものを全て収納できるタイプがいいですね。できればランドリーやバスルームが目に入らないよう、独立した洗面スペースが理想です。
5つ目は、機能的なゾーニングです。お稽古ゾーンとプライベートゾーンのゾーニングがしっかりできていれば、お教室の準備や後片付けがスムーズです。また、レッスンの合間やレッスン後にお茶をお出しする際の動線や、お稽古ゾーンと資材の保管庫との動線を考慮することも大事です。
リビング横の和室は小さいお子様連れにも安心
お料理教室対応にリノベーションされたお宅です。
2階に居室としても使える多目的スペースがあり、1階でお稽古中は家族がそこで過ごすことができます。
リビングのとなりの和室。お教室ゾーンから目が届く位置にオープンな和室があることで、赤ちゃん連れの生徒さんも安心して通えますね。
雰囲気も機能性も、おうちサロンにはどちらも大事!
床材、建具、家具など、味わいのある雰囲気のお宅。パン教室をされています。
レッスン風景や焼きあがったパンを撮影する際、どこを切り取ってもフォトジェニックなお教室は、SNSでの集客効果も抜群です。また、見た目や雰囲気だけではなく、最新型で機能性抜群なキッチンには、パンの発酵機までもがセットアップされています。生徒さんが日常を忘れられる空間づくりも家庭用以上の機能性も、どちらもおうちサロンには必要です。
洗面スペースとお教室ゾーンとの建具の雰囲気が統一されています。間接照明の温かな光が照らす洗面スペースは、まるでレストランのパウダールームのよう。
フレキシブルに使える多目的スペースと大容量の収納空間
将来、フラワーデザイン教室を開きたいという奥さまのご希望で建てられたお宅です。
広々とした明るい玄関で、生徒さんをお迎えすることでしょう。
フラワーデザイン教室で作業台としても使える大きなカウンターキッチン。その隣に多目的スペースを設けておくことで、生徒さんが増えても柔軟に対応できます。
リビングに併設された大容量の収納スペースは資材のストック庫として活用できます。ブラックの壁の前で作品を撮影するととても映えそうです。
機能的なゾーニングで、オンオフの切り替え上手に
洋裁教室兼アトリエです。アトリエは白い壁で仕切り、細かな洋裁道具が見えないようになっています。白い壁はちょうどよい高さで設置されていて、圧迫感なく、機能的なゾーニングですね。
家族のストレスなく、自身もオンオフの切り替えが上手にでき、なおかつ生徒さんも居心地のいいおうちサロンをご紹介しました。理想を全て叶えたおうちサロンは、敷地の広さやご家族の意見もあり難しいかもしれませんが、生徒さん目線で間取りを考えておくと、きっと永く通ってもらえる人気のおうちサロンになるでしょう。