子ども部屋は、成長とともに必要になる空間。子どもが自由に空間を使うことは個性を育むだけでなく、自立するための大切な成長の機会となります。しかし、いずれ進学や結婚などで子どもが自立すると使わなくなるのも子ども部屋・・・必要な期間は意外と短いものです。そこで今回は、将来を見据えた子ども部屋づくりのポイントをご紹介します。
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シンプルな内装なら使い方自在
高低差を使って空間を有効活用
可動式の間仕切り棚で個室風に
リビング近くに子ども部屋を配置
シンプルな内装なら使い方自在
子どもたちと一緒に成長する子供部屋。
2階の子ども部屋は、子どもが小さいうちは仕切りのない広々とした14帖のフリースペースでしたが、成長にともなって間仕切り壁や建具を設置しました。将来子どもたちが独立したときにはまたフリースペースに戻すことも可能です。
4畳半ほどの小さめですが、落ち着いて勉強のできる子ども部屋。
ひとりで勉強や就寝や収納ができるようにプラン。ロフトベッドが楽しそうです。
幼い時は床におもちゃを広げて遊ぶことが多いので、家具は配置せずに広々とした空間を確保しておくとよいでしょう。広い空間でのびのびと遊べるだけではなく、家具が少ないとケガの心配も少なくなります。
またスペースに余裕があると、子どもが大きくなったときに学習机やベッドなど置くことができます。
高低差を使って空間を有効活用
3人部屋はロをフトベッド活用して、それぞれのスペースを設けています。ロフトベッドの下は収納として使えるだけではなく、プライベートスペースとしても使えます。成長するにつれ、プライバシーが欲しくなるものですがこれなら対応できますね。
可動式の間仕切り棚で個室風に
ひとつの部屋を将来的に兄弟で分けたいと思っている場合は、可動式の壁や棚を設置するのがおすすめ。デスクの間を棚で仕切ることで、緩やかに空間を分けることができます。
造作した可動式の収納家具で仕切られた寝室。
クローゼットをまるごと可動式にすれば、フレキシブルな空間づかいが可能になります。
リビング近くに子ども部屋を配置
受験を控える子供部屋を確保するために、間取りを3LDKから4LDKへリノベーション。
素材と形状にこだわった格子状にもなる扉は、エアコンの風も子供部屋に行き届くデザインです。
LDKに、ハンモックや籠りスペース、友人と楽しむ卓球台が置けるスペースを確保。広い専用庭同様、室内でも遊べるリノベ。
リビング横に子ども部屋を配置すれば、気配を感じることが出来て何となく安心です。散らばりやすい子供の物は有孔ボードに掛ければディスプレイ感覚ですっきりと仕舞うことが出来ます。
子ども部屋は、男女の構成や年齢の違い、成長などにともない部屋の使い方を変えたいという要望が多いようです。そのためシンプルな構造にすること、可動式家具などで個室風に変えられることが大切なポイントになっています。子ども部屋として使う期間は意外と短いため、将来を見据え、使い勝手の良い空間づくりを心がけたいですね。