2015/05/18更新1like6478view

著者:SUVACO編集部

敷地などの諸条件により地下室を取り入れた家-事例画像集-

地下室をつくるのは単純にお金がかかります。そのため個人の住宅ではあまり好んでは、計画したがらないのではないでしょうか。誤解を恐れず言えば、地下室をつくるぐらいなら、内装や家具などにお金を回したほうが良い。そう思うのが普通でしょう。ただし、諸条件から敷地を掘削して地下を計画せざるを得ない場合もあります。今回は特に傾斜地に計画しなければならないなど、やむを得ない理由で地階を設ける現場がありました。もちろん、マイナスの理由だけで地下室を計画しているわけではありません。チャレンジするからには、マイナス面をプラスに転じる仕事こそ重要です。今回紹介するプロジェクトもそうした建築家、施工者の努力が伝われば良いですね。

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強引な宅地造成のため、前面道路から8mもある擁壁の上に建物を建てるのがこの計画です。
株式会社後藤武建築設計事務所「空の洞窟」
この層は建築法規上は地下室扱いになります。しかし地下とはとても思えない明るさと、且つ陰影のあるフロアにまとまりました。
株式会社後藤武建築設計事務所「空の洞窟」
ソファの前にある窓からは、立った目線で葉山湾が一望できます。ソファに横になると、ハイサイドライトからは空が見渡せます。何れにしても、地下室として得難い好条件です。結果的に良い方に取れるのであれば、この計画は大成功と言えるのではないでしょうか。
株式会社後藤武建築設計事務所「空の洞窟」
東京・目黒に建築された地下室がある物件です。ここも緩やかな傾斜地(坂道)が絡む現場です。手前のこの階段、4段上がっているのは、ここが半地下にガレージを擁している建物だからです。
そして、本当の地階には寝室も用意されています。
通りから差し込む明かりが、外部の雰囲気とおおよその時間を教えてくれています。
玄関に入り、階段を上るとLDKにつながる地上1階(実際は2階)に出られるようになっています。
そして、ここはガレージにつながるもうひとつの玄関です。右手のガラス戸を開けると比較的広いガレージがあります。
どうしてこのようになっているか。ここも、写真のような傾斜地(坂道)に建物が建っているからです。都心の宅地にはこうした敷地が意外に多く存在しています。
こちらは横浜の物件ですが、道路から見ると、よくある3層の家に見えます。でも道路の反対(向こう)側に立つと、地階がこれについているのがわかります。つまり、ここも傾斜地に建っている家なのです。
先ほどの道路側からは見えなのですが、こちらの地階はベッドルームとして利用されるようです。
屋上テラスに立つと傾斜側には小さな公園、雑木林が見えています。おそらく家主はこちらの風景を見て、生活を楽しんでいるはずです。
採光面では恵まれていますが、古いアパートを解体して分譲地で、地型が変形している旗竿地での計画。家全体を見ると、間取りづくりにはいろいろ苦労した痕跡が伺えます。
スキップフロアを介して、階下には半地下空間をつくりました。半地下には寝室、書斎を設けています。これは書斎です。小さな窓と豊富な壁面収納が取り付けられています。
音楽スタジオは、施主たっての希望からつくられたもののようで、音漏れがないように完全に地下に埋めてスタジオをつくりました。音質の響きに少しでも違いが出ればと、壁には施主がいろいろ建築端材等を貼り付けています。もちろん音漏れもせず、日々快適に使っているとのことです。
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