ガラスブロックはさまざまな表情の光を室内に取り込むことができ、学校などの公共施設でも多く目にする建築資材です。デザインに注目されがちなガラスブロックですが、優れた機能がたくさんあるんです。今回はガラスブロックの良さをご紹介していきます。
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ガラスブロックって?
遮音性や断熱性に優れ、結露防止にも。
防犯にも威力を発揮する、丈夫な素材。
ガラスブロックって?
ガラスブロックは、2つの箱型のガラスを溶接して作られた四角いブロックのこと。光を透過する素材で見た目も美しいので、よく建築物の壁に取り入れられています。
透明なもの、半透明なもの、障子のように乳白色なもの、カラフルな色や模様がついているものなど種類にもいろいろあります。
サイズやカラーバリエーションが豊富なので使われる場所もさまざま。また、採光性が良いので節電の役にも立ちます。暗くなりがちな玄関、廊下、トイレなどで採用すると昼間は電気を使わずにすむかもしれませんね。
こちらは長方形でカラフルなガラスブロック。
乳白色のガラスブロックは、外からの視線を遮りながらも光は透過させます。トイレやバスルームにも最適。
遮音性や断熱性に優れ、結露防止にも。
ガラスブロックは、2枚のガラスの間が中空構造になっているので二重窓のような役割を果たしてくれます。遮音性に優れ、断熱性もあるため結露が生じにくくなります。
例えば、交通量の多い道路に面した部屋、楽器を扱う部屋、バスルームなどの水回りに使うと機能を発揮できるでしょう。
バスルームで使用すれば、明るい光を取り込みつつも窓に結露がつかないので快適な入浴タイムを楽しめそう。断熱性も高いので室温も保つことができます。
こちらは音楽家がお住まいのリビングにガラスブロックを取り入れた事例。採光性と遮音性、両方の特徴が活かされた明るくて素敵なお部屋です。
地下の音楽スタジオでもガラスブロックは活かされています。
防犯にも威力を発揮する、丈夫な素材。
分厚いガラスで二重になっているガラスブロックは、目地部分に鉄筋が入った状態で構成されているため、ガラスといえども防犯にも威力を発揮します。簡単に割れない上にガラスブロック全体が崩れるようなこともないため、いわば「光を通す壁」といえるでしょう。
丈夫なのでウッドデッキの床に組み込んでも。ウッドデッキの下にも光が届くので明るさが確保できます。
門柱〜玄関にかけてガラスブロックを使用しているお家もあります。屋内外に利用できるのでデザインの統一感が図れるのもいいですね。
いかがでしたか?隣家との距離が近く日当たりも悪い環境にある、自動車の騒音に悩まされている、防犯面に心配がある....など、ガラスブロックは都会の住まいにありがちな悩みに役立つ建築資材といえるのではないでしょうか。綺麗なだけじゃない高い機能性を持つガラスブロック。ぜひリノベーションをする時に、取り入れる建材として検討してみてください。