2018/09/17更新1like5099view

著者:RoomClip mag

リノベで手にした広々リビング。くつろぎカフェを目指して

この記事を書いた人

RoomClip magさん

暮らしとインテリアにまつわる「ノウハウ」をお届けするウェブマガジン。日本最大級のインテリアSNS「RoomClip」に集まった写真を元に、誰にでも役立つ情報をお届けしています。

中古住宅を購入し、住まい手のライフスタイルにあった形にガラリと変える「リノベーション」。この連載では「施主目線」に立ち、リノベーションでなければならなかった理由やパートナーを選んだ基準、そしてこだわりポイントを掘り下げます。

今回は、中古マンション購入&フルリノベーションをされた千葉県浦安市にお住まいのblue_townさんのお宅をご紹介します。前の家の不満を改善し、こうしたい!をすべてカタチにすることができたリノベーション。こだわりのテイストを実現するにあたり重要になったプランナーさんとの関係や、リノベの際に気を付けたいポイントにも注目してご覧ください。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今回教えてくれたユーザーさん♪

blue_townさん
築26年越えのマンションを購入し、フルリノベーションしました。家族はもちろんですが、来てもらった方に自分の家の様にくつろいでもらえるような、つい長居したくなるような、そんな家づくりが目標です。

そもそも家探しをしようと思ったきっかけは何ですか?

子どもが産まれて手狭になってきたので、家を購入すること決めました。以前の賃貸マンションは、キッチンが壁付きだったので、子どもを見ながらの料理が難しく、少し料理しては振り返りを繰り返していて、いつか持つ自分の家は、家族が見渡せるキッチンがいいな、と考えていました。

また、以前のマンションは機密性が低く、冬場は隙間風が抜けてとても寒かったので、今回中古を買ってリノベーションする際はインプラス(内窓)をつけるなど、中古でも機密性を上げて住みやすい家になるように工夫をしました。

どうして、リノベーションじゃなければダメだったんですか?

それは、どうしても自分たち好みの広々としたリビングが欲しかったからです。家(マンション)の購入を検討し始めたころ、新築の購入も視野に入れていましたが、ショールームを見に行くと、予算内で購入できるマンションのリビングはどれも狭く、また住んでみたいと思うようなデザインの家が見つかりませんでした。そこで、思い切って中古を買ってリノベーションしてみようと決断しました。

リノベーションという選択肢を考えたきっかけと、情報&依頼先の探し方を教えてください

自分たちの予算内で購入できる新築マンションでは、住みたい家が見つからなかったのですが、中古を買ってフルリノベーションすれば、予算内で自分たち好みの家を造ることができることを知り、これはフルリノベーションするしかないとなりました。笑

そこでインターネットで様々なリノベーション会社を調べて、自分たちが造りたい雰囲気に近い家をたくさん手掛けられている秀建さんが、近所(市内)にあることを知り、まずは足を運んでお話を伺いに行きました。不動産部門があり部屋探しから手伝っていただけること、プランナーさんがきめ細かい対応をしてくれること、希望があれば部屋につける建具や家具なども一から手作りしてくれるなどのお話を伺い、ぜひお願いしたい!と、ここに決めました。あと、近所で打ち合わせに通いやすいというのも決め手でした。笑

実際にできあがった家を見たときは、どう思いましたか?

リビングと廊下の床に無垢材を使用しましたが、実際にできあがってみると素足で過ごしたくなるような気持ちよさで、値段は少ししましたが、ここはこだわって良かったな、と感じました。また、リビングの中央のキッチンを見たとき、以前の壁付けキッチンで家族に背を向けながら料理をしていた頃と違い、これからは家族を見渡しながら料理することができるのだなっとうれしく感じました。息子は住み始めた初日から、以前の家を思い出す様子もなく、元気に遊びまわり、楽しそうに過ごしてくれていたのも印象的でした。

特に気に入っている場所はどこですか? 5つ教えてください

①ゆったり使えるステンレス天板のキッチン
広々とした自分たち好みのリビングの中心には、ゆったりとしたキッチンが理想的でした。ショールームは何社も見学に行き、実物を見比べた中で、選んだのはウッドワンのスイージーでした。天板はステンレスを希望していましたが、希望するサイズの天板が大き過ぎて玄関からは搬入ができないことがわかり、一度は断念しかけたのですが、なんとかならないかと秀建のプランナーさんに無理を言って、クレーンでベランダから吊り上げる方法を提案していただきました。部屋は5階なので、簡単な作業ではなかったと思いますが、何とか天板を搬入していただきました。その分の費用は掛かりましたが、今ではそのキッチンを中心に我が家の生活は回っており、大きなステンレス天板を囲み、家族3人で並んで料理をする時間を楽しんでいます。
②機能的でリビングのアクセントにもなる吊り棚
見せる収納は得意ではないのですが、家の理想の雰囲気が『カフェのようなくつろげる空間』だったので、勇気がいりましたがカフェなどで見かける憧れのオシャレな吊り棚に挑戦してみました。笑 アイアンは部分はウッドワンさんのもの。板の部分は棚板を秀建さんに造作していただきました。いざ使ってみるとこれがなかなか良いんです。日常使いの食器は、重ねて下段に置いてあるので取り出しやすく、時々しか使わない食器やグラス、お気に入りの雑貨などを中段以上に飾って、中段以上はインテリアとしても楽しんでいます。
③海外のホテルに憧れてつくった洗面所
洗面所も数件ショールームへ見に行きました。でも、なかなか自分たち好みの洗面所は見つからず、自分たちの理想の洗面所を秀建のプランナーさんに相談して、造作してもらうことにしました。アイアン風の黒枠に、木目のシートを張った棚板をはめて作成していただきました。洗面ボウルと水栓は、カクダイのもの。収納付き鏡は、サンワカンパニーのものです。名古屋モザイクのタイルと、右側の壁部分につけた拡大鏡は海外のリゾートホテルをイメージして取り入れてみました。洗面台の下の収納は、見せる収納なので、見た目がごちゃごちゃとし過ぎないように、日頃からすっきりして見える収納を心掛けてます。
④白を基調とした子ども部屋
昔、旅行で訪れたフランスの知人宅の子ども部屋が可愛くて、どうしても可愛く飾れる子ども部屋がほしいと思っていました。床は白い木目のフローリング、クローゼットの扉も白、アクセントクロスにはグレーを選びました。この部屋だけ、ほかの部屋とテイストをガラッと変えたので、仕上がりを見るまでは不安でしたが、仕上がりを見たときに不安は吹き飛びました。笑 部屋ごとに個性があってなかなか良い雰囲気でした。これがリノベーションの魅力で、楽しさだなぁと感じました。部屋はグレーのアクセントクロス面を中心に飾りつけを楽しんでいます。
⑤月の満ち欠けアクセントクロス
トイレのアクセントクロスは、他の部屋のアクセントクロスを貼る面積に比べると、とても狭い面積ですが、ここも本当によく悩みましたし、ショールームにもたくさん足を運びました。手に取ってみるとカタログの中の小さいサンプルと、ショールームで見る大きなサンプルはイメージが変わるものが多かった気がします。悩んだ末、月の満ち欠けがリズミカルに表現されたこの壁紙に決めました。天然の塗料でハンドペイントされたもので、ゴシゴシこすれない難点があるのですが、ハンドペイントゆえに温かみもあり、リラックスできる雰囲気も感じられ、とても気に入っています。

リノベーションを振り返ってみて、いかがでしたか?

リノベーションしてよかったと思うことは、まさに自分好みの家づくりができたことです。自分たちが今までの家でここが生活しづらいな、ここはこうだったらいいな、と思うことをすべて形にできました。また、真剣に自分たちの家について、家族で考える時間が持てたこと良かったです。建売だと住んでから気づかされることが多々あったと思います。そして、理想の家を実現できたのは、すべて秀建のプランナーさんやその他スタッフの皆さんがあってのことでした。とても丁寧なやり取りで、ワガママもたくさん聞いていただいた秀建のスタッフの皆様には感謝でいっぱいです。

大変だったことは、本当に扉の取っ手一つ決めるのも、自分たちで決めなければならないということです。数えきれない打ち合わせにショールーム見学と、忙しい日々でしたがその大変さの分だけ理想の家づくりができたと感じています。

もし、またマンションでリノベーションをするなら、物件を探しに行く際、室内だけではなく、ベランダなどの室外の部分もよく見て購入したいな、と思います。つい室内にばかり目がいってしまいましたが、住んだ後、ベランダの床に塗装が剥げている部分があることに気付きました。住む前に気付いていたら、販売元とやり取りをして購入前に補修してもらうこともできたと思います。

お話をお伺いして

予算内で自分たち好みの広々リビング実現のためにはリノベーションしかない、と中古マンションの購入&フルリノベーションを決断されたblue_townさん。そして、前の家の不満を改善し、こうしたい!をすべてカタチにした理想の家を手に入れられました。「理想の家の実現はすべてプランナーさんやスタッフさんあってのことです」とblue_townさんは語ります。ステンレス天板搬入のためクレーンの使用、吊り棚板の造作、洗面所の造作……など、一緒に理想を求めてきたプランナーさんとの信頼関係、丁寧できめ細かい対応も満足いくリノベーションの鍵となったのではないでしょうか。

また、リノベーションの際のアドバイスとして参考にしたいのは、カタログとショールームのサンプルのイメージの違いとマンション購入の際には外(ベランダ)も見ておく、ということ。実際に目で確かめて、後悔のないリノベーションにしていきたいですね。blue_townさんのお宅は、木のぬくもりとリラックス感が最大の魅力。素足で過ごしたくなる無垢の床や家族を見渡せるキッチン、アクセントクロスにもこだわりました。遮るものがない広々としたリビングを駆け回るお子さんと一緒に遊んだり、みんなで笑いあったり、そんな風景も浮かんできますね。blue_townさんはリノベーションで良かったことの一つに「真剣に自分たちの家について考える時間が持てた」ということを挙げていました。どんな家に住みたいか、将来はどんな暮らしに変化していくのか、などリノベーションは家族の今とこれからのカタチを確認し合う機会にもなりそうです。リノベーションをお考えの皆さん、ぜひご家族と一緒に、これからの家やライフスタイルについて話を深めてみませんか?

blue_townさんのお住まいについて

・所在地: 千葉県浦安市
・物件種別: マンション
・建築面積: 88平米
・間取り: 2LDK
・この家に住む人: 夫、2歳の息子との3人暮らし
・施工期間: 2ヶ月
・総費用: 1150万円
・設計: SHUKEN(秀建)
写真と間取り:blue_townさん
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