2019/02/20更新0like2120view

著者:Mamiru

空間から選ぶ、照明のおすすめの色は?

家づくりにあたっては、間取りや水回り、家事動線など、こだわる箇所は人によって違います。ここで提案したいのは、見過ごされがちだけど実は大切な「照明」について。今回は、各部屋に合った、おすすめのライトの色をご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

電気の色ってどんなものがあるの?

空間を照らす照明の色には、大きく3つの種類があります。
温かみのあるオレンジ系の「電球色」、さわやかな白色の「昼白色」、その間が「温白色」です。

好みで選んでもいいですが、実は、部屋の用途や空間演出によって、それぞれ適した色味というものがあります。
では、この3つの照明は、それぞれどのような場所に適しているのでしょうか。
(1)くつろぎ空間をつくり出す「電球色」
電球色は、暖色系でオレンジに近い色です。太陽光と比較すると少し暗く、落ち着いた色で目が疲れにくいとも言われています。

落ち着いた光なので、リビングや寝室、書斎など、リラックスして過ごしたい空間に選ばれることが多いです。
また、料理の見た目に温度感を加え、おいしそうに見える色なので、ダイニングの照明にも適しているといえます。
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(2)自然光に近い「昼白色」
昼白色は太陽光に近い色で、しっかりと空間を照らしてくれます。
自然光に近いため、洋服選びや化粧をするのに適しています。また、空間をしっかりと照らし、手元を明るくできるため、キッチンにも適しています。
外出先で鏡を見たら「思ったよりも化粧が濃かった」という失敗を避けるには、昼白色の室内でメイクするのがいいでしょう。

外出の準備をするクローゼットや洗面所、料理を行うキッチンは昼白色がおすすめです。
(3)中間をとりたい!「温白色」
昼白色では落ち着かず、電球色だと作業しづらい。そんな場所におすすめなのが温白色。電球色よりも明るく昼白色よりも落ち着いているため、ダイニングにおすすめです。

電球色の説明で「食事を中心に考える場合は」ダイニングに適していると前述しましたが、家庭によっては、ダイニングは「子供の勉強」「家事」「読書」といったさまざまな用途にも使われています。

温白色は中間色なので、食事と作業の2つの用途に対応する事ができます。
特に「子供の勉強は、自室にこもるより、親の目が届くダイニングでしてほしい」と考えるご家庭には、家族の集まるダイニングやリビングの環境を整えておくことが重要です。

調色という選択肢

ここまでは、空間や用途に合わせて照明の色を選択することをおすすめしました。
しかし間取りによっては、LDKの3つの空間がつながっていることもあります。

リビングは「くつろぎの空間」、ダイニングは「作業も行える空間」。
このように1つの空間に別の性質の照明を採用したい場合は、同一空間に2つの色の照明が混在すると、インテリアの統一性が失われてしまいます。

このような場合は、それぞれの電球に複数の照明の色を切り替えることができる「調色機能」を備えるとよいでしょう。
来客の際は照明の色を揃え、毎日の生活では必要に応じて色を切り替えれば、ひとつの空間でさまざまな作業を行うことに不便を感じにくくなります。
照明計画はインテリアだけでなく、毎日の生活で作業効率にも影響します。おしゃれな空間だけにこだわるのではなく、生活スタイルに合わせて空間に適した照明の色を配置することが、快適な暮らしにつながります。注文住宅やリノベーションで照明の色を決める際には、ぜひ参考にしてください。
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