色にはイメージがあります。そして、パワーがあります!その色が本来持っている力をいかして、実際のインテリアに応用できるさまざまな事例を織り交ぜながらご紹介いたします。今回は比較的取り入れやすい「青」。万人受けする爽やかカラーの代表です。
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青の持つイメージをおさらいしましょう
ドアを青くしてみる
壁を青くしてみる
キッチンを青くしてみる
家具を青くしてみる
青の持つイメージをおさらいしましょう
「青」は、私たちの住む地球の色。空の色、海の色。私たちの生命の源の色といっても良いでしょう。「好きな色は青です」という方、多いんじゃないでしょうか。ある統計では、世界的に見ても一番好感度の高い色が青なんだそうです。
青い色は、安らぎを感じさせます。集中力を高め、気持ちを落ち着かせてくれる色。海や空の青いイメージから、無限の広がりを感じさせてくれる色。
ドアを青くしてみる
それでは実際に、インテリアに青を上手に取り入れている事例の数々をご紹介していきましょう。
まずは「ドア」にご注目!
ひとことで「青」といっても、様々なニュアンスの青があります。どちらかというとくすんだ色合いの方が無難に馴染みやすいかもしれませんが、パッと鮮やかな青でも、部屋とのバランス次第で落ち着いた印象を出せますよ。
例えば、こちらの鮮やかなブルーのドアが目を引くリビング。優しい水色のアクセントウォールを取り入れて爽やかな印象に。クローゼットの扉の白も効いていますね。ドア単体ではちょっと鮮やかすぎるかなと思われる色でも、隣接する水色や白、床の木材の色とのトータルバランスで、絶妙な雰囲気を醸し出しています。
格子窓が素敵なこちらは、なんとバスルームのドア!窓の面積を広く取っているので圧迫感もなく、インパクトのある明るめの青でもすっきりとした印象ですね。
こちらは猫と暮らすための青いドア。下部分にご注目…なんともユーモラスでウィットに富んだアイディアですね。ボルダリングをイメージさせるようなキャットタワーの背景も青。ソファも青…ニュアンスの違う青を組み合わせることで、見た目に楽しいだけではなく、奥行きを感じさせるこのセンス。その他にも真似したいいろいろなアイディアがたくさん詰まった遊び心あふれるお宅です。グレーの猫ちゃんとのカラーコーディネートもバッチリ。素晴らしい!
ご紹介した4つの青いドアには、どれも窓が付いています。「ベタで青一色」だと重くなりがちですが、扉の奥がよく見通せるこんなドアなら、全体のイメージから浮かずに程よいアクセントになってくれます。
壁を青くしてみる
さて、もう一歩踏み込んでみましょう。壁に青を取り入れると、よりディープな青の世界に浸れます!
美しく深いブルーの壁。板張りの床、レンガの壁、シンプルな家具と相まって、まるでカフェにいるかのようなお洒落な空間に。天井まで青くすることで視線が繋がって広々とした印象になりますね。吊り下げ式のアーティスティックな照明がとってもお似合い。青の面積が広いとソリッドなイメージに偏りがちですが、家具や照明の温かみを足してちょうど良いバランスに仕上げています。お見事ですね。
クローゼットの色が美しい!フランスの絵本「マドレーヌちゃん」のカラーを彷彿とさせる、水色と鮮やかなイエローの組み合わせが目を引きます。個性の強い色同士でも、見せ方次第でお互いを引き立て合いながら共存できる良い事例だと思います。
一番最初にご紹介したお部屋もそうですが、このように一面だけ色をチェンジした壁をアクセントウォールといいます。全面同じ色にするよりも気楽かつ効果的に色を見せられますし、なによりリフォームしやすいのが嬉しいですね。
キッチンを青くしてみる
深みのある青いキッチンが印象的なこちらのお宅。無機質なステンレスの吊り下げ棚やダクトとの組み合わせがクールで都会的な印象です。反してフローリングにオーク材を用いたことで、全体的に温かみのある雰囲気に。バランスの足し算や引き算って本当に大切なんですね。
こんな風に同じ青を使うのでも、タイル張りにするとまた違った印象に。目地の白が大きなチェック模様を浮き上がらせて、ポップなイメージに仕上がっています。濃淡をうまく使い分け、奥行きを感じられるような演出もさすがですね。ステンレスのツヤとも相性はバッチリ。「ザ!清潔感のあるキッチン」です。
家具を青くしてみる
いかがでしたか。青い色の持つ爽やかなイメージを普段の暮らしに取り入れると、日常が少しだけランクアップ。ただおしゃれなだけではなく、気持ちを落ち着かせたり集中力を高めたりしてくれる青のパワーで、より心地よい空間を楽しんでみてください。