SUVACOに登録している専門家(建築家・リノベーション会社など)に、ご自身や会社のことをお聞きする連載「わたしのこと、会社のこと。」
今回は、リノベーション会社・ゼロリノベの、西村さん・市野瀬さんにお聞きしました。(2024年1月時点での情報です)
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
ゼロリノベってどんなリノベーション会社?
お二人はそれぞれどのようなことを担当されていますか?
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
好きな家具・建材とその理由を教えてください
ゼロリノベのこだわりや、自慢できるところは?
ゼロリノベの特徴や少し変わったところがあれば教えてください
ゼロリノベの雰囲気ってどんな感じですか?
ゼロリノベってどんなリノベーション会社?
ゼロリノベは「大人を自由にすること」をモットーにしているリノベーション会社。
家を買うことを「目的」ではなく自由で幸せになるための「手段」として捉え、経済的な余白を残した無理のない安心予算を算出し、予算内におさまるよう中古物件購入+リノベーションをサポートしています。
住宅購入にまつわるチェックポイントを丁寧に説明する「小さいリスクで家を買う方法」のセミナーも人気です。
【事例】What is Barrier “Free” ?
これらの事例は「RENOVATION OF THE YEAR 2023」にて「部門最優秀賞」と「ユニバーサル・デザイン賞」にも選ばれています。
日々成長しているゼロリノベの組織を支えている取締役の西村さんと市野瀬さんにご自身のこと、会社の魅力について伺います。
お二人はそれぞれどのようなことを担当されていますか?
建築事業部の責任者をしています。
社内にある設計部門の6チームの管理のほか、施工や工事部の管理もしています。
会社全体を見て経営計画を作成し、担当部署を通して計画の達成にコミットをするということが大きな仕事です。
担当部署のメンバーのマネジメントを行いスキル向上だったりモチベーションの維持を心がけつつ、抜本的に営業フローの見直しなどシステム面でも日々改善できることがないかを考えています。
また、今年の6月より全国展開(現在は、福岡、関西圏、中部圏の3拠点)を始めたので、地方のお客さまの接客対応も行なっています。
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
私は創業メンバーで、自分が住宅を買いたいなというタイミングでリノベーションに興味を持ったのがきっかけです。
中古物件購入とリノベーションで自分の好みや意思を反映させつつ、シンプルにお金をかけずに素敵な住まいをつくれれば、多くの人に求められる住まいづくりができるのではと考えました。
住宅のことを調べていると日本の未来に不安に感じました。
例えば、戸建ては法定耐用年数が20年くらいなのですが、その年数が経ったらほぼ価値がなくなってしまうものに35年間ものローンを組むなど、ほかにも疑問に思うことがたくさんあり、そういった状況を変えたいという使命感もあってメンバーと一緒に会社を立ち上げました。
土木業の現場管理を経て、子供の頃から「家」が好きなこともあり出会ったのがゼロリノベ。モットーである「自由」というワードに引かれたのが一番の決め手です。
私の考える「自由」は「可能性や選択肢が多くあること」であり、会社が掲げている「自由」というものに対しての考え方と一致していました。
「自由」という言葉はかなり抽象的で、人によっては「怠け」や「現状維持」など後ろ向きな解釈をしてしまう人も多いと思います。
そうではなく、もっと前向きな解釈の「自由」を自分たちも、またお客さまにも提供しようと本気で挑んでいる姿に惹かれました。
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
人生でとても重要なライフイベントに深く関わり、喜んでもらえることです。
さまざまなクリエイティブな仕事のなかでも、建築に限っては中に入って住むことができる特殊なものだと考えています。
衣食住のうちの一つである「住」という欠くことができないものに関わる仕事で、その人の人生を豊かにできる、そこに直接的に関われることに醍醐味があり、やりがいを感じられます。
恐らく多くの人の人生の中で一番大きな金額が動くイベントである、「おうち作り」を我々を信頼してお任せいただけるところに醍醐味や魅力を感じます。
お客さまの数だけ暮らし方があり全員に当てはまる一般解などないので、提案の難しさは当然ありますが、お客さまとの対話を通してお互いに理解し合うことで、最適な提案ができると考えています。
その上で、実際に弊社で施工した家で楽しく暮らしているところを見られた時にはなんとも言えない達成感があります。
好きな家具・建材とその理由を教えてください
もともと家具や照明が好きです。
ゼロリノベが提携している「FDB MØBLER」(モブラー)のような北欧家具全般は、日本人の暮らしと親和性があると感じています。
照明はライティングレールをよく使っています。今は使っている会社も多いですが、自分たちがリノベーションを始めた当時はあまり使用されていなかったんです。点在させることで光だまりができて陰影ができ、絵や植物に光をあてるなど基本的なことをするだけでも雰囲気がガラッと変わるのが良いと感じています。
お客さまにはフローリングや家具など、直接人に触れるものから予算をかけることをおすすめしています。
私は「MOMO NATURAL」(モモ ナチュラル)の家具が好きです。
岡山発祥のブランドなんですが、大学時代岡山にいたこともあってシナジーを感じています。
テイストも北欧系というか、シンプルだけど高品質なものなのでゼロリノベのリノベーションのテイストにもあって素敵だと思います。
ゼロリノベのこだわりや、自慢できるところは?
お客さまの住まいづくりのために手間ひまを惜しまないところです。
色々な会社がリノベーション業界に参入しては辞めていく背景として、リノベーションは手間がかかって儲からないものということがあると思います。
ゼロリノベは設計スタッフの人数も40数名とリノベーション会社の中では多い方だと思いますが、住まいづくりを愚直にやっていこうというスタンスで仕事をしています。
徹底的に「顧客満足度」にこだわっているところですね。
いろんな会社が「顧客満足度」というものに向き合っているとは思いますが、弊社以上に向き合っている会社はないのではないかと思うほどです。
その最たるものとして、自社で大工まで抱えて育成し、品質の向上に努めています。
不動産仲介から設計、施工、アフターフォローまで本当に自社だけで対応できることでお客さまの満足度が高まると思っています。
ゼロリノベの特徴や少し変わったところがあれば教えてください
お客さまとの打ち合わせを経てご予算がオーバーし、例え会社にとって売り上げアップになっても、誰も喜ばないところです。
安心できる予算を出してそこにはめていくことをとても大切に考えているので、ご予算を超えてしまいそうな場合にはファイナンシャルプランナーへのご相談をもう一度おすすめすることもあります。
住宅購入のお金は人生に大きなウエイトを占めるもの。
ローン負担が大きいことでお子さんが奨学金を借りることになって、返済の負担から夢を持てなくなったり、結婚に踏み込めなくなって晩婚化や少子化などの社会問題につながったりと住宅の買い方で人生や社会に負のスパイラルが起きないようにと常に考えて対応しています。
駒込にある事務所には、サウナのショールームがあります。
代表の鰭沼がサウナ歴40年のサウナーなのですが、全国のサウナのプロデュースを手がける「ととのえ親方」との協働で、サウナ設置を含めたリノベーション提案サービスを開始し、世界No1ブランドであるフィンランドの「HARVIA」を扱うことになりました。
実際にロウリュウなどの体験ができるスペースもあるので、こんな会社はないのではと思います。
ゼロリノベの雰囲気ってどんな感じですか?
自由な職場という感じです。
完全フレックス制で休みも自分で決めて働けるので、子育てしているスタッフには小刻みにON・OFFができ働きやすいと言われます。
在宅仕事も可能なため、「満員電車に乗らなくてよいので入社しました!」という人もいるくらいです。
まだまだ100人にも満たない会社規模なので、社内の風通しはいいのかなと思います。
個性にあふれた人がたくさんいますが、会社を良くしたい、お客さまのために何かしたい、など前向きな想いのある提案であれば吸い上げ、すぐに改善して実行まで行くフットワークの軽さも持ち合わせています。
満足できる、納得できる家づくりをするためには、依頼先との相性も大切です。
この記事を読んで、ゼロリノベに興味を持った方は、ぜひ下記のリンクよりプロフィールページをご覧ください。
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対応業務 リノベーション (戸建、マンション)
所在地 東京都港区 (ほか全3拠点)
主な対応エリア 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県
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