節分が過ぎると、ひなまつりの準備が始まります。雛人形はいつ飾る? お花は? お料理は? 季節の行事はなるべく大切にしたいわが家の、ひなまつりのしつらえについて紹介します。
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おひなさま、どうする? いつ飾るのがベスト?
お花は何を飾る?
ハレの日の料理は?
テーブルコーディネートには100均を活かす
心のこもったしつらえを
おひなさま、どうする? いつ飾るのがベスト?
女の子が誕生した家では必ず議題に上がる「むすめのおひなさま、どうする?」問題。
実家のおひなさまは7段飾りだった……という人もいると思いますが、大人になった今の暮らしには7段は大きすぎて、飾るスペースも、保管するスペースもなかなか確保できませんよね。
飾り方は、そのご家庭に合ったスタイルでいいと思います。大切なのは、娘さんの幸せを思う気持ちと、その親の愛情が、しつらえを通して、娘さんにもあたたかく伝わっていくこと。
わが家では、4年前の娘の誕生と同時にさんざん迷ったあげく、新しく3段飾りを迎え入れることにしました。年によっては親王飾りと小物類だけをカップボードの上に飾ったりして、臨機応変に、気負わずに飾っています。
雛人形を出すのは、立春(節分の翌日)から2月中旬ごろにかけてがいいといわれています。豆まきで厄を祓い、清めてから春を迎えるという意味で、縁起がいいのです。
遅くても2月の下旬までには飾るようにしましょう。
お花は何を飾る?
飾るお花は、一般的には「桃」と「橘」ですね。桃には魔除けの力があり、橘には不老長寿の力があるといわれています。
桃と橘以外では、私は桜が好き。柔らかいピンク色はとても綺麗ですし、桜は桃と同じように魔除けと邪気を払う力があるといわれています。柔らかな風合いが好きなので、わが家では桜を選んで毎年飾っています。
ハレの日の料理は?
ひなまつりには、色あざやかで華やかな食事を準備できるといいですね。寿司は「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」ということで、ハレの日のお祝いに食べる料理としてぴったり。
一般的なちらし寿司でももちろんいいですが、押し寿司で好きなトッピングをのせるのもおすすめです。海老や蓮根、豆には、縁起のいい願いが込められています。また、自分が好きな食材や色あわせの綺麗なものをサラダ感覚で組み合わせると、食卓がとても華やかになります。
私は、昨年のひな祭りは押し寿司のほかにも、鯛を昆布締めにしたり、しんじょ椀をつくったりしました。デザートは、白玉に苺と抹茶を混ぜ込み、白・ピンク・緑の3色の春色に!
白は大地のエネルギー、桃色は生命のエネルギー、緑は木々のエネルギーを持っています。
この3色のお菓子を食べることで、自然のエネルギーを体内に取り込み、健やかに成長できますようにという願いが込められているそうです。
テーブルコーディネートには100均を活かす
ハレの日には、いつもの食卓とは少し違う雰囲気をつくると特別感が増します。「人の味覚は9割方、視覚の影響を受ける」というデータもあるくらい、お料理を出すときの環境や見た目は大切。
しかし、いざ素敵なセッティングでお料理を出したいと思っても、「食器や小物はどうしよう……!?」となりますよね。年に1回程度しか出番がないかもしれないのに、高価なものを揃えるのはちょっと……と思ったら、ぜひ100円ショップへ行きましょう。
100円ショップは掘り出しものの宝庫ですよ。私はよく利用しています。
こちらの写真の、扇形に折ったナプキンとナプキンリングも、100円ショップ「ダイソー」で見つけたもの。
実はこのナプキンは風呂敷、ナプキンリングはヘアゴムとして売られていたものです。最初から用途を絞らずに、「代用できるかも?」という目線で宝探しすると、ざくざくと見つけられるものですよ。
手づくりのどら焼きと春色白玉をのせた紅色のお盆は、100円ショップ「セリア」でお蕎麦用の食器として売られていました。ちょっとしたお菓子も、紅盆にのせるだけでテーブルが華やぎ、お店のような雰囲気になります。
心のこもったしつらえを
わが家のひなまつりのしつらえについて紹介しました。あくまで、無理せず、楽しく。娘さんの健やかな成長を願う、愛情をこめたあたたかなしつらえができるといいですね。