ニッチとは、「壁面に設けたくぼみ・隙間」の意味。もともとは、教会や寺院などの壁に像を飾るための空間のことを指しました。現代の住まいでは、壁面に設けた彫り込み式の棚・ニッチが各所で大活躍。ニッチをうまく利用している住まいの数々をご紹介します。
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棚を置かなくてもOK!省スペースに貢献
ニッチをもっとおしゃれに!印象的にする工夫
ニッチを使って壁面をコンパネ化
棚を置かなくてもOK!省スペースに貢献
家の廊下が細長い、あるいはキッチンが狭い……など、飾り棚を置きたくても置くのが難しい場合、壁にニッチを設けておけば、スペースの心配をせずにインテリアが楽しめます。
ガラス扉をつければ、ホコリに悩まされることもありません。
歯ブラシや化粧水、シェーバーなどの多くのアイテムを必要とする洗面所でも、ニッチが活躍します。
鏡周りとニッチの棚部分を同じトーンの木であしらうと、見た目に統一感が出てスッキリとした印象に。
ベッドサイドにニッチをつけると、サイドボードが不要になります。
寝る前に読む本やアロマグッズを置けるだけでなく、コンセントを設置しておけば、携帯電話の充電ができます。サイドボードがいらない分だけ、サイズの大きなベッドを寝室に置くことができそうです。
ニッチをもっとおしゃれに!印象的にする工夫
ニッチをつくると、単に便利なだけでなく、お店のようなセンスあるディスプレイができるようになります。照明器具をつければ、間接照明としても役立ちます。
いろいろな形状のニッチを壁面にバランスよく配置してあります。ニッチの形は自由自在に作れるところも魅力です。
和柄の壁紙をあしらったニッチ。
小物を置かなくても、このままで十分素敵ですよね。
張り替えが簡単な壁紙もたくさん販売されているので、模様替えも楽しみになるニッチです。
廊下のニッチを美しいモザイクタイルであしらい、上に照明をつけました。
ニッチに立体的なアイテムを置くと、照明の陰影でより映えて見えます。間接照明としての役割も担うので、夜間もニッチの照明をつけておけば安心できますね。
ニッチにガラスブロックをアクセントとして取り入れました。
棚を設けたり、ガラスブロックをリズミカルにあしらったりと、飾るときに夢が広がります。
ニッチを使って壁面をコンパネ化
インターホン、給湯器リモコン、電気スイッチなど暮らしにかかせないアイテムが、ニッチに勢ぞろい。かわいいコントロールパネルとして使われています。
これならインテリアの雰囲気を壊すことなく、便利に使えますね。
狭い場所でも物を多く置けたり、心置きなく花や絵を飾れるニッチ。住まいのデッドスペースや狭い場所にこそ、ニッチが設けられないかどうか、考えてみてください。困っていた場所がお気に入りの場所として新たに生まれ変わるかもしれません。