おしゃれなホームバーがある家、憧れますよね。でも、カウンターにボトルを並べてグラスを下げ、スツールを置くだけでは、本格的なホームバーにはなりません。キッチンカウンターやダイニングの一角に設えただけでは、「ちょい飲みコーナー」と呼びたくなる場合も。ここでは、ゲストが思わず「本格的!」と歓声を上げてしまうホームバーをご紹介します。
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ホームバーは兼用?独立?
対応できるゲスト数は?
同じ要素でシックにもナチュラルにも
ホームバーの椅子のカタチは?
こだわりのアイテムは?
ホームバーは兼用?独立?
ホームバーをつくるにあたり、「キッチンの延長線上にカウンターを設置」する場合と、「専用のスペースを用意してホームバーにする」場合では、設えが大きく異なります。
まずは、自分が目指すホームバーのスタイルを確認しましょう。
ダイニングとカウンターを近接して、ライブ感のあるホームバーをつくった事例。
食事とアルコールをトータルで提供しつつ、ゲストと一緒に楽しみたい人におすすめのスタイル。料理をつくる人とドリンクを用意する人が違えば、空間が同じであっても、視覚的に異なる演出効果があります。
ホームバー専用スペースならば、自分の満足のゆくこだわりを詰め込むことができます。
こちらのホームバーは、艶のある石目調の一体型キッチンカウンターに、クッション性のあるパーソナルチェアを合わせてゆっくりとお酒を楽しむスタイルに。
昼と夜の表情が全く違うしつらえで、日常から抜け出したリラックス感を演出。
対応できるゲスト数は?
ホームバーに招くゲストは何人くらいを想像していますか?
ゲストと一緒にどのような時間を過ごしたいのかによって、それに適したスタイルや、準備すべき椅子や収納などの設備にも違いが出ます。ゲストと一緒に過ごす時間のイメージを膨らませましょう。
「一坪ホームバー」とでも呼びたくなる事例です。
たった2脚のスツールだけでも、心のこもったおもてなしをしたいというオーナーの気持ちが伝わってきます。鮮やかな黄色い壁と窓から差し込む光が相まって、部屋に和やかな心地よさが生まれています。
規模だけがホームバーの魅力のモノサシではないという好例です。
限られた部屋の広さでも、多くのゲストと楽しい時間を過ごしたい……それは、ホームバーをつくりたいと望む人の共通の願いです。
こちらはマンションの一室ながら、大型のテーブルとキッチンを絶妙な配置で設え、多くのゲストを招けるようにした事例。
ダイニングバーの設えが小さくまとまっていることには利点があります。自慢の料理とワインを絶妙な温度でゲストに提供できると同時に、はずむ会話を遮ることなく、くつろいだ時間を一緒に楽しめるからです。
カウンターがなければホームバーにならないわけではありません。
スポーツバーのように大型スクリーンでエンターテインメントを楽しみつつ、ワイワイとゲストとともに過ごす時間も、ホームバーの魅力です。
同じ要素でシックにもナチュラルにも
家具やカウンターなどの構成要素が同じでも、選ぶ素材や仕上げによって大きくイメージが変わります。
シックにまとめたキッチンカウンターをホームバーにした事例です。
カウンターは濃色の天然木を選び、壁にはレンガやウッドブラインドなどを取り入れて、全体の色味をカウンターに近づけています。キッチン側に照明を多く設置し、ゲスト側には落ち着いた雰囲気を味わってもらう仕掛けになっています。
ナチュラルなイメージの素材を取り入れたホームバーの事例。
カウンターは明るめの天然木。壁には白いタイルや塗装を施しています。木製スツールはカウンターに近い色にし、椅子自体の存在感を感じさせないことですっきりとした空間に。
カウンター側にも照明を設置することで、食事のときや作業時にも気軽に使える設えになっています。
ホームバーの椅子のカタチは?
バーといえば、ハイスツールを思い浮かべるかもしれません。
しかし、ハイスツールは靴を履いていれば魅力ある椅子ですが、靴を脱ぐ習慣の日本の家屋には向かない場合もあります。
バーのインテリアを考える際の花形でもある椅子。設置するスペースとの兼ね合いも含めて、じっくり選んでください。
背もたれのないスツールは、より多く椅子を置きたい場合におすすめです。椅子のどの方向からも座面に座れるため、椅子を動かすスペースが狭くてもよいのです。
こんな割烹バーのようなイメージのダイニングも人気がありそう。
ゆったりと脚をのばしたり、寝っ転がってしまったりゆったりと過ごすことが出来そうですね。
大きめのバーではソファも置かれているところもありますよね。
ホームバーとしてくつろげるソファは一人掛けでもゆったりとしたものがよいでしょう。スツールやパーソナルチェアも併用すれば、ラウンジのような落ち着いた空間を演出できます。
こだわりのアイテムは?
家づくりの過程では、間取りや機能による制限が多いと感じる場面があるものです。
でも、ホームバーは住まい手の個性を出すほどに魅力が増す場所。思い切ったこだわりをどんどん叶えてしまいましょう。
圧巻のワインセラーの事例。
温度や湿度の特性を利用すると、地下室はワンセラーとして魅力的な環境にあります。
愛蔵のボトルを眺めつつグラスを傾けることは、ホームバーの夢を持つ人の憧れです。
ビールサーバーをキッチンに設置したホームバーの事例。
グラスをあらかじめ冷やし、ていねいにビールを注ぎ、雑味のない泡でふたをする。そんな最高の生ビールを自宅で味わう、本気のホームバー。
味だけでなく住まい手のこだわりを伝える演出として、ゲストをもてなす効果もあります。
ホームバーをつくりたいと願う人の多くが、ゲストを招いてもてなしたいという心を持っています。あなたらしさがあふれるホームバーで、距離をとって感染対策に留意しながら、ゲストと一緒に、ぜひ思い出に残る時間をつくってくださいね。