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2023/04/01更新|0like|1280view
わが家が戸建てで家づくりをしたのは「子どもたちに部屋を持たせてあげたかった」という理由がひとつにあります。上の子は小学校高学年、そろそろ個室を欲しがる年頃だったからです。
建坪28坪のわが家で、どのくらいの広さで、どう作るのか。小学生の異性姉妹(きょうだい)の子ども部屋づくりで考えた条件や、気を付けたポイントをご紹介します。
まずは、わが家の家族構成
将来を考えて「クセのない部屋」に
広さは4.5~6畳
2人の子どもになるべく平等に&揉めないように
考えておきたい安全対策
クロス・床材・ドアの色は子どもと決めた
「5年ごと」に過ごし方をイメージして子ども部屋づくり
まず、間取りづくりの中で子ども部屋に関して、家づくりの専門家の営業の方から以下の2つの提案を受けました。
提案1:大きな部屋をひとつ作り、今は広々と使って将来的に仕切って2部屋にする
提案2:子ども部屋のうち1室をオープンスペースにしてセカンドリビングとして使い、将来的に仕切って個室にする
いずれも注文住宅らしいアイデアで、「子どもが小さいうちは広々とした空間で家族の時間を楽しむ、大きくなったらプライベートな空間に」という意図から提案してもらったもの。どちらも遊びゴコロのある空間になりそう!とは思ったのですが、ふとそこで冷静に。
わが家は2人とも小学生の異性の姉弟です。さらに、すでに家族構成は固まっているので、あえて「変化できる間取り」にする必要はないのでは? と思ったのが、現実的なところでの私たちの考えでした。
また、今は子ども部屋ですが、子どもが家で過ごすのがいつまでになるかは分かりません。将来的に仕事部屋に転用することなども考えると、結局はごくスタンダードな個室2つを作るのが一番使いやすいのでは? というところに落ち着きました。
とりあえず「普通の個室を2部屋つくる」と決まったところで、次に広さをどの程度にするのか考えました。
ちなみに、私たち夫婦は地方の戸建て育ちで、それぞれの部屋は5~6畳ほどでした。ただ、28坪の間取りで他の部屋との兼ね合いを考えていくと、子ども部屋で6畳以上を確保するのは難しそう……。かといって、4.5畳でベッドと机を置くと狭い……。そう考えた結果、5~5.5畳くらいを目安でお願いすることにしました。
余談ですが、実際に暮らし始めたあとに思ったのは、広さと収納量は「ある程度家具で調整ができる」ということ。最近ではロフトベッドとデスクが一体になった省スペースのものや、少し高さのある収納力抜群のベッドなど、住宅事情に合わせて選べるようになっています。
広さが確保できない場合は家具で工夫したり、収納をオープンクローゼットにして暮らし方に合わせて使ったりと、工夫次第でさまざまな調整ができます。
実際の子ども部屋の一角(本人撮影)
わが家の子ども2人はそれなりに年が近いこともあり、なるべく平等になるように、また、思春期に揉めないように……というのも、子ども部屋づくりで意識したポイント。
子ども部屋は南西と北東の2部屋なのですが、広さはそれほど差がないようにしました。下の写真は南西の子ども部屋。明るく日当たりの良い空間です。
南西の日当たりの良い子ども部屋(本人撮影)
5.4畳の北東側の子ども部屋(本人撮影)
細かいところですが、子どもが過ごす部屋なので、安全対策についても考えました。主にチェックしたのは窓の位置と種類。
特に腰高の大きく開く窓は、どれくらいの高さか、体が乗り出してしまわないか、子どもの身長などを踏まえてチェック。ベッドを置く予定があるなら、それを置くとどうなるか?もあわせて考えると良いと思います。
わが家は2人とも小学生である程度言い聞かせも通じるため、最終的にスタンダードな高さの窓にしました。ですが、お子さんが小さいお宅はしっかりチェックしておくと安心できるはず。
周りの環境や視線を考慮しながら窓の位置を検討(本人撮影)
部屋の広さや間取りなど大きな部分は私たち夫婦で決めましたが、子どもたちにも自分の部屋に愛着を持って欲しかったので、クロスや床材選びに参加してもらいました。
サンプルを見ながら子どもたちも自身の部屋づくりに参加(本人撮影)
娘の選んだ自身の部屋の壁紙(本人撮影)
最終的に出来上がったわが家の子ども部屋は、スタンダードな個室2つ。結果的にごく普通の間取りではあるのですが、選ぶ過程では「5年ごと」の子どもたちの姿を想像しながら決めました。
・今は小学生。部屋を使うのは遊ぶときと宿題するとき
・5年後は2人ともベッドを置いて部屋で寝ている
・10年後、テスト期間中は静かに勉強する必要がある
・15年後はもしかすると家を出ているかも。そうすると仕事部屋に転用する?
など、5年ごとに子どもが、そして家族がどう暮らしているかをイメージし、最適な形を考えるとこの部屋となった……というところです。
家族は変化していくもの。子ども部屋もそれに合わせて使う人が変わっていくかもしれません。なので、ある程度スタンダードな形にまとめ、その時々で使っていく、という形でまとまり、わが家には合っていたと思います。
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