2020/12/19更新1like3301view

著者:Haruka Yamasaki

住む人の心もつなぐ「階段」を考えた家は、たのしい!

上ったり、下りたりするだけが、階段のいいところではない。
部屋と部屋をつなぐだけではなく、その家に暮らす人たちの心もつなぐ。
階段には、いいところがいっぱいあるのだ。

どこに、どんな、誰のための階段をつくるのか。
そのことを真剣に考えてつくられた階段は、毎日を楽しいものにしてくれる。
今日は、わくわくする階段について真剣に考えてみよう!

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

階段って、意外に便利で意外と遊べる!

階段をただの通路と考えてしまうのはもったいない。
階段って、意外と便利で意外と遊べるのだから。

たっぷりと大容量の収納スペースがついた階段をつくることもできるし、おしゃれなインテリアとして飾れる階段をつくることもできる。

工夫すればするほど、“自分好み”になる楽しい存在なのだ。

そうはいっても、機能性やデザインがイメージしやすいキッチンやリビングのように、自分にとっての理想の階段を考えることはなかなか難しいかもしれない。

どんな工夫をすればいいのかわからない、どんな階段が自分にぴったりなのかわからない。
そんな人のために、さまざまな階段の可能性を紹介したい。

階段の先を、いつでもわくわくする場所に

大きなひとつの家の中に、小さな4つの家のある住宅。
4つの家のどこからでも階段を下りれば、家の中心にあるダイニングキッチンに。
ダイニングキッチンから下につづく、大きな階段の先はリビングへとつながる。

家の中にあるたくさんの短い階段が、複数の部屋へとつないでくれる。
わくわくした気持ちになる遊び心いっぱいの家だ。
キッズスペースから、中二階の書斎へつづく階段。
中二階と階段の下にキッズスペースをつくり、上にある書斎からはリビングが見渡せる。

ちょっとしたスペースを生かして大人も子どもも楽しめる場所に。
本好きにはたまらない、階段の壁面を生かしてつくられた大きな本棚。
階段を上り下りするたびに、本の世界に誘い込まれていくような、好奇心を刺激するつくりだ。

さらに、階段の下には小さな子どものための遊び場も。

階段を一段ずつ上り下りするたびに、心が踊る。
階段が家の中で「特別」な場所になった家だ。
まるで、宙に浮いているような、インテリアとしても楽しめる階段。
家のどこからでもスッキリと見え、静かで穏やかな家全体の雰囲気を壊さない洗練されたデザインになっている。

美しい階段が、空間をひとつにまとめてくれるのだ。

場所と人が「つながる」特別な階段を

家の雰囲気によって階段をつくったり、暮らす人の個性に合わせた階段をつくったり。
機能性もあって、見た目もよくて、その家に暮らす人たちのつながりも強めてくれる。
考え抜かれてつくられた階段は、暮らしを楽しくしてくれるのだ。

あなたに本当に合う階段を考えてみない?
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