最近ではリビング階段にみられるように、階段もインテリアのひとつとして捉えられることが多くなってきています。そのためステップに工夫したり、素材にこだわったりとディティールへのアイデアも実にさまざま。今回は、「手すり」にフォーカスして、おしゃれな事例をピックアップしてみました。
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手すりの可能性
アクセント効果のある格子てすり
モダンアートのような手すり
工夫と個性が粋な手すり
手すりの可能性
階段と手すり、それは当たり前にセットされているものかもしれません。しかし、手すりひとつで階段の表情は大きく変わります。
階段のスタイルにはある程度の限界がありますが、手すりのデザインは比較的広くあります。
ミニマルな階段になるのか、デコラティブな階段になるのか…アートな階段となるのかは、ある意味、手すりのデザインに左右されるともいえるでしょう。
アクセント効果のある格子てすり
階段の手すりには、もともと転落防止や昇降補助の役割があります。
格子の手すりは、そうした本来の役割もカバーしつつ、空間のアクセントにもなる機能性・インテリア性ともに高いスタイルです。
たとえば、格子一本一本も細く、ピッチも狭い格子手すりは、さりげなくリズムを刻むように空間にアクセントを添えてくれます。ラインが華奢な分、周囲のインテリアとの馴染みもよいですね。
同じ格子手すりであっても、一本一本の太さやピッチが変わると、与える印象も変わります。
格子手すりひとつをとっても、周囲のインテリアに溶け込ませたり、ぐっと目を惹きつける存在にしたりと、さまざまなアレンジを楽しむことができそうです。
さらに格子にデザインを加えることで、エレガントかつ高級感のある雰囲気にすることもできます。
アイアンの無骨さと、有機的曲線の優美さのギャップも絶妙。
格子の細さやピッチ間隔、デザインだけでなく、使用する素材でも手すりの印象は変わります。
特に、デザインを施した木材を使用した手すりは、クラシカルかつラグジュアリーな雰囲気に。
アイアン、木材などインテリアに合わせて、階段手すりも素材からこだわってみるのがよいでしょう。
モダンアートのような手すり
手すりのデザインが、空間演出の一役を担うこともあります。
柱と太さから素材、色までを揃えた階段手すり。柱と交差する部分が、数学的な美しさを感じさせてくれます。階段という空間全体がモダンアートのようで素敵。
ビビッドなラインが目を引く螺旋階段の手すり。
手すり以外は、ナチュラルなテイストでまとめているため、手すりの流線とカラーのモダンな雰囲気が際立ちます。
細い手すりに思い切ったカラーを取り入れて、アクセント効果を楽しむのもアイデアですね。
工夫と個性が粋な手すり
シンプルな手すりですが、特徴は手すりに間接照明が仕込まれている点。
手元から足元を照らすほのかな照明は、夜間の階段昇降をスマートに補助してくれます。
唯一無二のカタチを楽しむ、流木の手すり。
自由な曲線と味わいのある流木の表情が、階段に楽し気な雰囲気をプラスしています。
階段の手すりは意外と奥が深く、また、インテリアに大きく影響しています。ぜひ手すりにもこだわって、素敵な空間コーディネートを楽しんでみてください。