突然ですが、朝には強い方ですか?
私はもともとは完全に夜型でしたが、子供が生まれてどちらかといえば朝型になれたような……しかし朝に強いかといえばそういうわけでもないので、毎日しぶしぶ起きています(笑)。
そんな私の1日の始まりを助けてくれるお楽しみ。それは「おうちで朝カフェ」。
はい、ここでカフェ店主の私から朝が苦手な方々へのご提案。「朝カフェ」をお目当てに早起きしてみてはいかがでしょう。今回は1日を有意義に過ごすための、朝カフェ時間について書いてみようと思います。
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私の朝カフェは……
で、コーヒーはというと。
朝カフェする場所。
気分が上がる食器たち。
私の朝カフェは……
私は池袋で小さなカフェ「lamp」を営んでいます。お店自体はお昼12時からの営業なので比較的ゆったりしていそうなのですが、家のことと店のことを慌ただしくこなす毎日でいつも息切れ状態です(笑)。
朝7時に起床。主人を見送り、息子を保育園に連れて行き、犬の散歩、掃除洗濯、夕食の準備を済ませ、11時過ぎにはお店入れればベストかな、という日々を送っています。
まだくっつきそうなまぶたをめいいっぱい開いて、朝一番にすることはコーヒーマシンのスイッチを入れること。すぐに温まり、手軽に美味しいコーヒーが入れられるマシンはとっても重宝しています。
朝はとても簡単に、果物とヨーグルト、トーストが定番です。
時々、お出かけ先で立ち寄ったお洒落なパン屋さんのご褒美パンが登場する日もあり。そんな日の朝カフェはまさに至福の時間。いつもよりも早起きできること間違いなしです。
で、コーヒーはというと。
私は断然マシン派なのですが、主人はドリップ派。平日は優雅にドリップする時間がないので、もっぱら週末ドリッパーですが。
コーヒーメーカーの便利さはもちろん捨てがたいのですが、このカリタの陶器のコーヒードリッパーを見ると、そのビジュアルの完璧さに惚れ惚れしてしまいます。
ゴリゴリゴリゴリ……ハンドルをまわすたび、漂ってくる豆のいい香り。たまりません。主人は細かく挽くのが好みのようで、何度も繰り替えし、ゴリゴリ……
ろ紙をカリタにセットして、ゆっくり丁寧にお湯を注げば……と、その前にこの呪文を忘れずに。
「コピ・ルアック!」
大好きな映画「かもめ食堂」には欠かせないキーワード。コーヒーを美味しくする魔法の言葉です。
こうして丁寧に淹れられたコーヒーは、格別の味!それは「家族が自分のために淹れてくれた」からかもしれません。インスタントのコーヒーでも、自分のことを思って淹れてくれたコーヒーはとても美味しく感じるもの。それがまさに「コピ・ルアック」なのかも?
朝カフェする場所。
美味しいコーヒーを、家のどこで飲むか。カフェでお気に入りの席を選ぶ瞬間と同じです。
ちなみに私はリビングのテーブルで飲んでいる回数が一番。そして二番目に多いのはキッチン(笑)。キッチンドランカーさながら、料理をしながら立ち飲みでクイッと一杯。これが案外悪くないんです。
理想は朝から映画でも流しながらソファでゆっくりいただきたいのですが、小さい子供がいると、ローテーブルはなかなか危険。いつ倒してしまわないかとハラハラしながらでは、全く落ち着けません。
我が家もソファの前にお気に入りのコーヒーテーブルを置いていたのですが、危ないので撤去してしまいました。しかし息子も3歳。そろそろまた出してもいいかも……これは過去の写真。犬、乗っちゃってますが(笑)。
一番落ち着く場所で朝カフェできたらいいですね。
気分が上がる食器たち。
うちにはコーヒーカップがいくつかありますが、よく使うものはこちら。ヴィンテージのパイレックスと、先ほどから何度か登場している琥珀色のデュラレックス。パイレックスの方は大切なお友達からの頂き物で、食事時に前菜なんかをのせて使うこともあります。ソーサーをつけてテーブルに置くと、何の変哲もない料理が少しだけ華やかになって気に入っています。
先ほどちらりと登場した、こちらは某300円ショップで購入のコーヒーカップ&ソーサー。ちょこっとおやつを添えることができるところがお気に入りです。今朝は最近ハマっているミレーのビスケットを添えて。コーヒーのほろ苦さにビスケットのほのかな甘さが加わって、たくさんおかわりしちゃいます。
朝からビスケット、食べますよ(笑)。気づけばもう、お目目ぱっちり。さあ、今日も忙しい1日が始まります。
朝カフェタイム、なんとなくイメージしていただけましたでしょうか。
朝カフェに限らず、お気に入りのカップでゆっくりコーヒーを味わう時間、何気ないスポットの時間……私はコーヒータイムを「句読点の時間」と呼んでいます。朝から晩まで、なんだかんだとせわしなく流れる時間に、ちょこっとだけ区切りをつける。気持ちを、整える。するといろいろなことがスムーズに進んでいく気がします。
さて。気持ちに余裕ができたところで、今週末のコーヒーは、私が淹れてあげようかな。