2017/03/06更新1like4872viewerito

24時間換気システムとは

新築される際に断熱性や気密性のことは気にされる方が多いですが、換気システムにこだわりたいという方はあまりいらっしゃいません。戸建て住宅において、換気システムを選ぶという感覚も浸透していないように思います。しかし換気設備というのは住宅の性能を保ったり健康的に暮らすうえで欠かせないものですので、今回の記事を参考に、24時間換気について理解を深めていただけたらと思います。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

住宅の性能が向上したことが義務化の要因

24時間換気システムは2003年に建築基準法の改正により、戸建て住宅に設置が義務化されました。

2003年というとわりと最近ですよね。
なぜなら昔の住宅は建築資材も工法からしても風通し良くつくられており、自然と換気ができていたため、健康被害などは発生しませんでした。

しかし次第に住宅の性能が上がり、より高気密化し、カビやダニが増殖したりと、建築資材から発生する人体に有害な物質(ホルムアルデヒドなど)が住宅の外に逃げなくなってしまいました。

その結果、健康被害(シックハウス症候群)が多く報告されるようになったため最近になって法が整備されたという背景があります。

その方法は3種類

新築住宅には必ず次の3種類のうち、いづれかの方法で24時間換気設備が導入されます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、それは次項でご説明したいと思います。

まずはその種類と特徴をご紹介します。

1.給排気とも機械式(第一種換気方式)
「換気」とは、給気と排気のワンセットで初めて成り立ちます。これを両方とも機械で強制的に行うのが第一種換気方式です。主にはエアコンよりもふた回りほど小さい機械を居室に取り付けることになります。

2.給気は機械、排気は自然(第二種換気方式)
これは給気のみ機械で行い、排気は排気口と呼ばれる穴から自然排気する方法です。戸建て住宅ではほとんど採用されません。

3.給気は自然、排気は機械(第三種換気方式)
今度は第二種とは逆で、給気は給気口と呼ばれる穴から自然に行い、排気は機械で行います。


戸建て住宅では第一種及び第三種が主流です。
古前極「hikariniwa」

それぞれのメリット・デメリットをチェック

それではそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

【第一種換気方式】
メリットとしては、
・機械で行うため確実に給排気ができる。
・給排気量をコントロールできる。

デメリットは、
・ランニングコスト(電気代など)が第二種、第三種に比べ高い。
・定期的なメンテナンスが必要で管理が行き届きにくい。


【第二種換気方式】※住宅ではほとんど採用されません。
メリットとしては、
・ランニングコストが安い。

デメリットとしては、
・湿気が排出されにくい。(内部結露を起こしやすい)


【第三種換気方式】
メリットとしては、
・ランニングコストが安い。
・第一種に比べメンテナンスが容易。

デメリットは、
・リフォームなど従来の建物に設置する場合は屋根裏などからすきま風が入りやすい。
※従来の建物とは、高気密、高断熱化されていない建物のことです。第三種は機械排気のため、人工的に室内の空気を集めて取り出そうとしますが、気密化されていないと家中のすき間からも空気を取り込もうとする力が働き、すきま風を発生させてしまい冬は寒くなります。


このように住宅の換気方法の選択肢としては、第一種か第三種の2種類でそれぞれの良さがあります。
これから建築される方は、ぜひご自身の建てる家の換気方法を確認してみてください。
第一種は給排気とも機械に任せることができますので一見楽そうですが、フィルターの手入れやダクトのメンテナンスなど、定期的なチェックは必要です。マメに気にかける事ができない方には向いていないかもしれません。
一方の第三種は、単純な仕組みですので長期的にみるとメンテナンスは楽だと思います。この記事を参考に、ご自分に合った換気方法を検討してください。
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