ダイニングテーブルのサイズと形を決めたら、次はテーブルの「素材」と「色」です。木材かガラスか、素材によって価格が大きく変わってくるだけでなく、使い心地や耐久性、インテリアのイメージにも大きな差が出ます。食事の見え方や部屋の雰囲気、使い方に合わせて、自分が一番いいと思う素材を選びましょう。
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素材を選ぼう!基本は木製
部屋の木材と同系色にすると、まとまりやすくなる
ガラスのダイニングテーブル
素材を選ぼう!基本は木製
テーブルの天板の素材には、大きく分けて「木」と「ガラス」があります。家族で使うなら、やはり温かみを感じる「木」がよいでしょう。「ガラス」はクールでおしゃれですが、少し冷たい印象になる場合があります。
木製の天板の場合、ウォールナット、オーク、チェリー、パイン、メープルなど人気があります。
それぞれの木材の特徴として、
《ウォールナット》
濃いこげ茶で木肌が美しく、狂いが少ない。高級家具や工芸品に多く使用される一方で、モダンなインテリアにも調和します。
《オーク》
硬く重厚感があり、耐久性に優れた木材。木目は白または赤味を帯びており、木によって、その表情が大きく異なります。
《チェリー》
最初は淡い赤みかかった褐色で、使い込むと飴色に変化します。木目が緻密で美しく、手触りの良い素材です。
《パイン》
白っぽくて明るく柔らかめ。節が多く、素朴な味わい。カントリー調の家具などでよく使われます。
《メープル》
白っぽくさわやかな色調。材は緻密で磨耗に強く、硬い。和室の造作材として敷居に使われることもあります。
木製のテーブルは、1枚板を使った無垢材と木材をカットしてつなぎ合わせた集成材、デザイン性の高い合板(プライウッド)とでは、雰囲気と価格が大きく変わってきます。
また、同じ木材でも本来の木が持つ自然な色と、木材を塗装して色を表現したものとでは印象が変わります。
テーブルの天板素材には木製やガラスの他にも、石(スレート)、大理石、スチールといったものも使われています。
ダイニングテーブルは毎日使うものなので、基本的には自分が好きな素材を部屋のインテリアに合わせて選ぶことが一番よいでしょう。
部屋の木材と同系色にすると、まとまりやすくなる
木製の素材は、部屋の木材(ドアやフローリング、建具の色)と同系色にすると空間にまとまりがでやすくなります。
色の印象としては、
・白っぽい色は、軽快で清潔感があり空間が広く感じられる
・ナチュラルな色は、明るくて温かい感じ
・濃い色は、重厚で落ち着きのある感じ
という傾向があります。
部屋の印象を柔らかくしたければ明るい色を、重厚で落ち着いた感じにしたければ濃い色を選ぶとよいでしょう。
あえて部屋の木材よりも濃い色のテーブルを選んでアクセントにする方法もありますが、素材感や色合わせを間違えると浮いてみえてしまうので十分に注意しましょう。
また、長く使うためには、飽きのこない色を選ぶことがポイントです。一般的には、天板の色を床の色に合わせることで大きさを感じさせず、部屋を広く見せる効果があります。
ガラスのダイニングテーブル
木製テーブルの次によく使われているのが、ガラス天板のダイニングテーブルです。
ガラスの天板は、木製の天板に比べて、透明であるため床が見えて、圧迫感が少なく、部屋を明るく、広く見せる事ができます。
デザイナーズ家具などでも、ガラスの天板のテーブルはよく見られます。スタイリッシュで、おしゃれな雰囲気に憧れる方も多いのではないでしょうか。
一方で、足が丸見えになる心配があります。表面が傷つきやすく、食器を置く音も気になります。
また、ガラスの表面にホコリが付きやすく、 水分を含んだふきんで拭き取っても水跡が残るので、乾拭きをしないといけないなど手間がかかります。
メリット、デメリットを考慮の上、おしゃれで都会的なイメージのインテリアにされたい方にはおすすめの素材ですので、検討してみてはいかがでしょうか。