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2023/10/06更新|0like|1964view
トイレは、家族みんなが日々何度も使用する場所。プランニングの際には、機能や衛生面などしっかりと配慮し検討することが大切です。 ここでは、実際の住宅事例を紹介しながら快適なトイレプランのポイントをまとめました。
掃除がしやすく、清潔さを長く保てる機器&素材選び
衛生面や快適さを左右する空気環境
必要なアイテムは使い勝手よくプランニングしたい
誰もがいつでも安全に使用することが重要
トイレの配置は住まい全体で検討する
トイレで気になるもののひとつが臭いではないでしょうか。住まいの換気は全体で計画することになりますが、トイレの場合、換気と同時に使用後の臭いの排出も配慮しておきたいものです。
可能であれば窓を設けて換気機能を確保したいものですが、窓の有無に限らず換気扇は必要でしょう。トイレの換気扇として適しているのは、照明のスイッチを入れると換気扇も作動、照明スイッチを切った後、しばらく経ってから換気扇が切れる機能を持つタイプ。また、センサーで入室を感知し運転し、タイマーでOFFとなる自動タイプもつけ忘れや消し忘れを防ぐことが可能です。
そのほか、臭いを軽減する機能を持つ壁材や脱臭・消臭機能付きの便器を選ぶという対策も考えられます。
トイレには、衛生陶器のほかに、細かなアイテムにも配慮しておきましょう。手洗いボウルや水栓、ペーパーホルダーやタオル掛けといったトイレアクセサリー、また、必要に応じて動作を助ける手すりなども検討を。
使い勝手のよい商品を選ぶことはもちろん、設置する位置などによっても日々の快適さに影響します。ペーパーホルダーは便座に座った状態で使いやすいか、ドアの開閉やトイレ内での動作に邪魔にならないか、また、タオル掛けは手洗器からすぐに使うことができ交換しやすい位置にあるか。リモコンや手すりなどとのバランスも考慮しておきましょう。
また、トイレットペーパーやタオル、掃除用具などの収納スペースも必要です。何をどの程度収納したいのか、リストアップしてスペースを確保するようにしましょう。設備機器メーカーからは、さまざまなタイプの収納キャビネットがそろっており、便器などとコーディネートすることも可能。また、洗面ボウルやペーパーホルダー、収納などをひとつにまとめたキャビネットであれば、限られたスペースを有効利用できるでしょう。
家族構成にもよりますが、高齢の方が利用する場合は、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを意識して、動きやすい空間スペースを確保し、使い勝手のいい機器を取り入れたいものです。
トイレ空間の一般的な広さは、戸建ての場合幅80cm×奥行き160cm程度、分譲マンションの場合は、幅80cm×奥行き120cm程度ですが、高齢者や車椅子を使用しているのであれば、広めの幅120cm以上×奥行き160cm以上が目安でしょう。介助スペースが必要な場合はこれ以上の広さが必要ですし、出入りがしやすい広さのある開口部も確保しておくことも大切です。
快適なトイレ空間を実現するためには、住まいの中での配置も重要。プライベート専用なのか、お客様も使うのか、使用目的を明確にしてプランニングをすることが大切です。一般的な2階建て住宅であれば、各階にトイレが設けられているケースも多くみられます。それぞれの役割に適した配置プランを検討することがポイントでしょう。
例えば、家族が使うトイレであれば、寝室や子供室近くがいいかもしれません。お客様も使用することが多いのであればリビングや玄関のからも行き来がしやすい場所、という考え方もあります。家族や来客の動線を考慮して配するようにしましょう。
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