「好きなお花はなんですか?」そう聞かれると、大きなダリアやガーベラなどのパッとした一輪のお花を思い浮かぶことが多い私。けれども実際飾って落ち着くのは、マーガレットや額紫陽花など、意外と地味なお花だったりします。
いずれにせよ、お花のある生活はやっぱりいいものですよね。
今回は「お花を飾ること」のお話をしてみたいと思います。
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「花をもらって嬉しくない人はいない」は本当?
花瓶、なんて気の利いたものは、あんまり持っていない。
いろいろな、お花。
花を置く場所、いつもと変えてみると新鮮!
「花をもらって嬉しくない人はいない」は本当?
でも今は、お花をもらうと本当に本当に嬉しい!早く飾りたい!どの花器にしようかな……
この心境の変化、なぜなんでしょう。年を取ってきたからかなぁ、とも考えました。でも、お花の好きな人ってきっと若かりし頃からお好きですよね。とすると気持ちの余裕?!いやいや、どちらかというと子供が生まれた今の方が、自分の時間はあまりないような。
じゃあ何が違うんだ??と思った時にふと気づいたのが、インテリア。
「お花を飾りたくなるようなお部屋に住んでいること」。これだと確信しました。
それは決して「片付いた綺麗なお部屋」が正解なわけじゃなく、そこにいる人が居心地よく感じられる部屋という意味です。私がインテリアに目覚め、好きなものを買い揃えていった時くらいから、お花を飾ることも同じくらい興味が出てきたように感じます。
こちらはお世話になった方から頂いた「コケさんご」という植物。その名の通りコケの仲間ですが、まるでおもちゃのよう。
花瓶、なんて気の利いたものは、あんまり持っていない。
美しい装飾の施された花瓶に、これまた美しい花々を活けるのはとても素敵なこと。けれども私の性格上、華美×華美がちょっと照れくさい。
それで結局選ぶのは、ジンジャーエールやワインの空き瓶だったりします。ウィルキンソンジンジャーエールの空き瓶は定番のお気に入り。深い緑が、様々な色のお花を引き立ててくれます。
もともと私はガラスが大好きなので、空き瓶があまり捨てられない体質。ちょっと素敵だなと思った空き瓶は、きれいに洗ってとっておくのですが、どんどん数がたまってくる(笑)。泣く泣く整理することもしばしばです。
空き瓶のシンプルさとお花の可憐な感じ、とってもバランスが良いと思いませんか。特にカフェやおうちでは、花瓶が華やかだとそこだけ浮いて見えてしまいがち。ビロードのソファやシャンデリアがお似合いの邸宅ならともかく、私のこじんまりしたカフェにはこのくらいがジャストフィットな気がします。
こちらはプリンの空き瓶とカモミールの花。垂れ下がっているので、実際は少し高いところに置いていました。花に目線を合わせてみると、いつもと違った雰囲気を演出できます。
いろいろな、お花。
自分で花を買う事ももちろんありますが、仕事柄、人からいただくことが多い私。とても幸せな仕事をしております。特に〇〇周年が来る3月は、たくさんのお花と共に過ごすことが多いです。
先日は、お隣の美術学校でデッサンのモチーフに使ったガーベラを職員の方からいただきました。
とってもきれいなガーベラ!ガーベラって、本当はこんなに背が高かったんだ……ということで、アンティーク風のミルク瓶に活けて、床に直置き。
lampにはフェルトのお花もあります。こちらは以前も紹介した北島真理子さんのもの。お花の芯に針金が通っています。色合いが絶妙。
こちらは大切な友人からのプレゼント。作家さんの手作りのもので、ボリュームのあるフェルトのお花が最高に可愛い!そして何よりもレトロな昭和&北欧テイストのこの器。さすが、昔からの友達はわかってるなぁ(笑)。
花を置く場所、いつもと変えてみると新鮮!
さて、自分好みに活けたお花をどこに飾りましょうか。
玄関、リビング、デスク、キッチン、トイレ……ちょっとしたところにお花を見つけると、それだけで気分が和むもの。毎回お花を飾る場所が決まっているという方も多いと思います。
私も玄関やリビングに飾ることが多いのですが、リビングのテーブルに花瓶を置いていると、毎回子供が倒すのではないかとヒヤヒヤしてしまって。そこで、こんな風に空き瓶に麻ヒモをくくって吊るして飾ったりもしています。これはワレモコウのドライフラワー。
花を活けること。それは美味しいコーヒーを飲むことや、心地いい音楽を聴くこと、大切な人のそばにいることなどと近いものがあるかもしれません。どれもこれも、穏やかな気持ちになれるからです。
お花を日々の生活に欠かさないようにすると、暮らしぶりが丁寧になっていく気がするのは私だけじゃないはず。何気ない日々の積み重ねに、彩りを添えてくれるお花たち。これからも、お世話になります!