2021/07/20更新2like7437view

著者:tetsu abe(fujitacaリノベーション)

設計士に聞いてみた!ステキな洗面空間づくりのポイント

この記事を書いた人

tetsu abe(fujitacaリノベーション)さん

まちのリノベーション会社で広報・インテリアコーディネートの統括を担当。リノベーション会社で働きながら、生活提案型の家電ショップのスタッフとしても活動中。リノベーションやインテリア、ライフスタイル、家電や雑貨など、幅広い知見を活かしコラムを執筆しています。
宅地建物取引士、整理収納アドバイザー、寝具ソムリエ。

毎朝使う洗面所には、こだわりたいポイントがいっぱい。デザイン性はもちろんのこと、使い勝手の良さ、素材やパーツの選び方など、洗面所のプランを考えるときに役立つ情報を設計士の目線でまとめました。

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毎日使う場所だから、こだわりたい。

毎朝使う「洗面所」。毎日使う場所だからこそ、清潔に使いたい・こだわりたいと思う方は多いと思います。
また、おうちに来客があったときには、手を洗う場所としても使うので、特に綺麗にしておきたい場所のひとつでもあります。
そんな洗面室のリノベーションを行っていくうえで欠かせない要素を、リノベーションに詳しい一級建築士へのインタビューをもとにまとめました。

洗面所のパーツだけでもいろんな組み合わせがある

まず、洗面ボウルの「形状」から。
さまざまなものがありますが、主に「丸形」「角形」があります。
「丸形」は、曲線のアーチ状が柔らかな雰囲気をもたらし、水を流した時にうずまき状に流れていくので、汚れがつきにくくなることもメリットです。
デザインの面では、水に強い塗装を施した木材カウンターの上に洗面ボウルを置くスタイルも人気です。
この場合は、水に強い加工を施しますが、使用しているうちに加工がはがれてくるため、日々のお手入れが極めて重要です。

「角形」は、正方形や四角のシャープなラインがスッキリした印象を与えてくれます。
壁につけるのも良いですし、カウンターの上に置いてもまた違う印象を与えてくれます。
奥行きのある角形タイプであれば、ソープディスペンサーやコップを置くことができ、より使いやすいでしょう。
また、水栓を「シャワータイプ」にすれば、シャワーのようにコードを伸ばせるので、洗面台のお掃除がしやすくなります。

色やサイズを選ぶときにも、使い勝手を要チェック

洗面台の色は「白」が主流ですが、「黒」や「グレー」などを選ぶこともできます。
ただし、「黒」は水垢が白く出やすいという注意点があるので、日々のお手入れが重要です。

「サイズ」もコンパクトなものから、ボウルの深さが深いものまで幅広く選ぶことができます。
「手を洗うのみ」であればコンパクトなものを。靴を洗ったり、アウトドア用品を洗ったり、「手洗い以外でも洗面台を使う頻度が高い」ということであれば、ボウルの深さが深いものがおすすめ。用途に応じて選びましょう。

一般的な洗面台は、角形であれば、幅50cm・奥行き40cmほどです。
角形のスリムタイプには、幅40cm・奥行き20cmタイプといったものもあり、トイレに取り付けるケースが多いです。

洗面所の壁や床はどうやって選んでいったらいいの?

洗面所のイメージを決める壁や床のデザインはどうしたらいいの?というご相談も多くいただきます。

洗面所の床に多く用いられる素材は「フロアタイル」です。
シートのような表面で、大理石のようなデザインもあれば、木目調のものもあります。
フロアタイルは、水拭きでのお手入れが可能。デザイン性もありつつ使いやすい素材のひとつです。

もっと素材にこだわる方は壁に「磁器タイル」を選ぶのもおすすめです。
表面がつるっとしており、光沢感のある質感が魅力のひとつです。
タイルには「磁器質」と「陶器質」がありますが、水回りでは吸水性の低い「磁器タイル」を選びましょう。

最近ではモザイクタイルといった、細かい風合いのタイルを組み合わせ、さまざまなデザインを楽しむことも人気です。
床にも磁器タイルを用いることはありますが、足触りを楽しめる一方、冬場に裸足で歩くとかなりひんやりするので、素材の性質を把握したうえで、好みに合わせて素材を選びましょう。

こんなアイデアもあるの?さまざまな洗面台を紹介

人数が多いご家庭であれば、2口並んだ洗面台が人気です。
忙しい朝でも洗面台の争奪戦になることなく、仲良く並んで朝の準備ができます。
お子さま二人が並んで歯磨きしていたら、かわいいですね。

最近は、家具のように馴染むデザインの洗面台もあります。
有名な家具ブランドとコラボレーションした洗面台も登場しており、実用性もさることながらデザイン性も重視されたそれらは、リノベーションにぴったりです。

今だからこそ「洗面台」を玄関の近くに

また、感染症対策として手洗い・うがいがより重要となったことで、なるべく玄関から洗面台までの動線を短くしたいという要望が増えています。
外出後はなるべくクリーンな状態で家に上がりたいというニーズに合わせ、玄関先に別途洗面所を設けるスタイルも可能です。間取りによって、配管の引き込み方が変わってくるため、まずは設計士に相談してみましょう。
ここでは、手が洗えるだけのコンパクトなサイズではなく、うがいもしっかりできるような一般的なサイズの洗面台を推奨します。
洗面所選びは、全体の雰囲気はもちろんのこと、細かなパーツをうまく組み合わせていくことで、使いやすいものになっていきます。
利用する人のライフスタイルに合わせたプランを提案してもらうためにも、現在の洗面所の利用頻度や使い勝手を伝え、設計図に落とし込んでもらうことが重要です。
設計士とコミュニケーションを取りながら、理想の洗面所をつくりあげていきましょう。
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tetsu abe(fujitacaリノベーション)さん

まちのリノベーション会社で広報・インテリアコーディネートの統括を担当。リノベーション会社で働きながら、生活提案型の家電ショップのスタッフとしても活動中。リノベーションやインテリア、ライフスタイル、家電や雑貨など、幅広い知見を活かしコラムを執筆しています。
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