カウンターとは主に横長の台を指し、多目的に使える人気のインテリアアイテムとして住まいのあちこちで活用されています。でも反面、具体的な活用イメージを持たずに取り入れてしまうと、ただの物置になってしまう残念なケースも。カウンターを上手に活用した事例を参考に、本当に使えるカウンターを探してみましょう。
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リビングに置くなら
長さを考えるなら
場所を考えるなら
形はどうするか
家事ラクにしたいなら
機能的にするなら
ちょっとしたアイデア
シーン別にも
リビングに置くなら
リビングの一角に設けたカウンターコーナーは、今やテレワーク基地としての定番。リビングと仕事の場を共存させるためには、書類や周辺機器をすっきり整頓できるような工夫が不可欠です。さらにPCを広げられる最低限の奥行きや電源の確保なども検討し、中途半端な作業台にならないための注意が必要です。
一方、家族で共有する多目的なカウンターとして、用途を広げて検討するケースも多いことでしょう。そのような場合は特に、家族の物置にならないように、魅せる収納にできるしかけや子供も整理しやすい工夫など取り入れて、机上は常にスッキリと片付くように意識しましょう。
長さを考えるなら
長くするなら
家の中で一番長い直線といえば廊下!この長さを使い尽くしたいなら、収納部分と、カウンター下部を空けたデスク部分とで機能を使い分けてみてはいかがでしょうか。双方の機能を併せ持つハイブリッドなカウンターとして、活用の幅が広がります。
短くするなら
スペースを有効に使ったスキマカウンターは、縦の空間も最大限使用することで必要な収納量もしっかり確保。集中できるホームオフィスが完成します。家具が置けないような狭いスペースこそ、造りつけカウンターの出番です。
場所を考えるなら
窓際に
明るい光が差し込む一等席のカウンターです。ゆっくりコーヒーを飲みながら読書にふけりたくなるベストポジションですね。物を置きっぱなしにするにはもったいほどの整然とした美しさを目指しましょう。
踊り場に
踊り場的なスキップフロアを、アトリエ(仕事場)にしている事例です。高さの変化によって生活場面の切り替えがしやすいスキップフロアの特性を活かしたカウンターは、ぜひ真似をしたい活用例です。階段吹き抜けの開放感と前面の窓が劇場感を高めています。
真ん中に
洗濯機置場を兼ねた作業台として部屋の真ん中に据えられたアイランドカウンターです。家事動線の中心となる位置に、四方どこからでも使えるカウンターを置くことで家事がリズミカルに進みそう。目的に合わせたカウンターの形状や配置を自由に発想することが、成功のポイントです。
形はどうするか
出っ張りに
窓枠や開口枠をググッと出っぱらせば、それだけでカウンターの出来上がりです。無駄を省いたシンプルなつくりながら、「自分ならどんな風に使えるだろう?」と、想像をめぐらせたくなるような楽しいカウンターです。
L字型に
廊下とリビングの中間スペースをつなげるL字型のカウンター。コーナーに沿って回り込んだ造形が、空間に立体感や奥行きをもたらしています。L字ならではの使い方のバリエーションも楽しめそう。
家事ラクにしたいなら
キッチンに
キッチン家電などが置かれていない、常にフリーな状態に保たれたアイランドカウンターは、家事においてはとても貴重ですよね。余白があるキッチンなら、お菓子づくりなど、いつもの家事にプラスアルファの手間をかける余裕が生まれるかも。
キッチン周りでは他に、パントリーにもカウンターをつけると、ちょっとしたバックヤードの作業が進んで便利です。
クローゼットに
アイロンがけやほころび直しなど、クローゼット内のカウンターには役割が満載です。作業を想定して、手元の照明や電源などしっかり備えておきましょう。
ランドリールームに
洗面カウンターをワイドに広げたフリーカウンターをもつランドリールームの事例です。カウンターの上部には物干しポールが取り付けられ、洗う・干す・畳む・しまうの全てがこの部屋で完結します。家事がスマートに進みそうな広いカウンターと、整然とした収納スペースにうっとりしてしまいます。
機能的にするなら
手すりに
トイレに設置された手すりを兼ねたカウンターです。「いかにも」というバー型のバリアフリー仕様の手すりに抵抗がある場合には、ぜひ検討したいカウンターです。トイレ以外でも、家の中でカウンターが手すりを兼ねる場面は多いので、手すりのデザインを考える際の参考にしてはいかがでしょうか。
ちょっとしたアイデア
玄関に
ユニークなコの字型の傘かけつきのカウンターです。外出時の身支度を助ける、ちょこっと置きや手掛けとして、毎日しっかり働いてくれそうですね。
寝室に
寝室にしきり壁を立て、奥行きを抑えた化粧コーナーをつくりました。壁とカウンターによって、自分だけのプライペート空間として区別することができます。窓際や壁際にカウンターをつけられない(つけたくない)ような場合にも、参考になる事例です。
玄関ポーチに
玄関先でのんびりコーヒーと読書で手紙を待つ……。物語に出てくるような可愛らしい夢のあるカウンターです。家の顔としてのデザイン性のみならず、外出時の荷物置きや庭をながめながらの仕事場としてなど、さまざまな活用シーンの全てが絵になりそうな素敵なポーチです。
シーン別にも
カフェ朝食に
木の温もりが素敵なカウンターキッチンからは、コーヒーの良い香りが漂ってきそう! 慌ただしい朝食のシーンでもほっこりと落ち着きます。キッチンカウンターは、材質やデザイン、スツールの選定などによって、全く違ったイメージに仕上がるところも楽しみの一つです。
夜のバーに
大人の時間を楽しむためのバーカウンターです。光量を落とした照明や硬質な素材感が、バー仕様にぴったりです。こだわりは人それぞれ。自分だけのオリジナルのバーカウンターを目指してみましょう。