2017/09/01更新6like34257view

著者:tennto1010

人気の対面キッチン、カウンターの高さは何センチにすればいい?

キッチンのレイアウトの中でも、家族とのコミュニケーションをとりながら作業ができる対面キッチンの人気は、今や不動のもの。でも、いざ対面キッチンのプランニングにとりかかると迷ってしまうのが、キッチン前カウンターの立ち上がりの高さです。
今回は、この立ち上がりの高さごとに事例を挙げながら、それぞれの違いを比較してみたいと思います。

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迷ってる人、多いみたいです!

対面キッチンは、カウンターの立ち上がり高さの違いによって、見え方も使い勝手も全く違うものになります。数センチ単位で上げるか下げるか、とことん迷ってなかなか決められない人も多いようです。
開放感を大事にするなら、立ち上がりなしのフラットか低めの立ち上がり、手元を隠したいなら高めに、と自分にとっての適切な高さを検討することに加えて、空間とのバランスも考える必要があり、実は迷って当たり前の難所なのです。

フラットカウンターは、家族も来客もWelcome!

立ち上がりのないフラットな対面キッチンは、まさにオープンキッチンの代名詞。開放感と広々とした作業面に思わず目が惹きつけられます。
調理や配膳、片付けに家族が自然に参加できるのも魅力。ワイワイ和やかな食事の光景が目に浮かびます。

フラットタイプのデメリットに、来客時にキッチンが丸見えになってしまう点や、音や匂いが気になる点がしばしば挙げられますが、“食”のシーンを他の生活シーンと切り離さずにうまく溶け込ませていくことで、使いこなせるようになるのかもしれません。
こちらは、徹底して生活感をなくした家具のように美しいキッチン。
キッチンをきれいにできる人がフラットタイプを選ぶのか、フラットにするときれいに使うようになるのか…、いずれにしてもストレスなく使えるように、憧れだけで選ばないようにすることが大切なようです。
スペースが割かれることも考慮すべき点のひとつ。対面キッチンにしたらLDが狭くなった、作業スペースが足りない、必要な通路幅が取れない…、などと後悔しないように慎重に検討しましょう。
リビングスペースをゆったり使いたい場合などは、食事が出来るカウンター仕様にしてダイニングテーブルは置かない、という選択肢を加えても。

〜10cm:低めの立ち上がりで、家族を見渡す

対面キッチンを選ぶことが多いのは、やはり子育て世代。調理や片付けの時も子供に目が行き届く、というのが選ばれる理由です。
横向きにコンセントをつけられる高さのため、手元で電化製品を使うこともできて何かと便利です。カウンターの奥行きをゆったりとると、配膳時もスムーズに手を伸ばせますし、作業台の延長として使うにも無理のない高さです。
こちらの事例では、カウンターの奥行きを生かしてダイニング側を本棚として利用しています。
高さとともにカウンターの奥行きは、使い勝手を大きく左右する要素です。配膳の仮置きとして使いたいのか、ちょっとした食事がしたいのか、用途をはっきりさせた方が失敗もありません。ありがちなのが、ちょこっと置きのつもりが、いつの間にか何でも置いて常に片付かない場所になってしまうという残念なケース。くれぐれも気をつけて!

こちらはナチュラルな棚付きのカウンター。思わず長居してしまいそうな暖かな雰囲気が素敵です。

〜20cm:選ばれるには訳がある

対面キッチンの中で最も取り入れられているのが、この高さかもしれません。手元を隠しつつ、開放感も損なわないバランスの良い高さということになるでしょうか。

立ち上がりの高さを、調味料置き場などとして使う合理的なキッチンもいいですね!他にも、水切りやふきんかけスペースとして活用することができるので、効率よく作業をしたい人におすすめです。
この高さがあると、低めの電化製品なども隠せます。生活感が出るものなど、絶対隠したいものから割り出して、立ち上がりの高さを決定する人もいるようです。

また、キッチンはキッチンとして、ダイニングがダイニングとして、区別して使いたい時もありますよね。そんな時は、それぞれ集中できる別の空間として仕切るため、このくらいの高さの仕切りがしっくりくるように感じます。
冒頭のフラットタイプの事例とよく似た、ダイニングテーブルと一体型のキッチン。キッチン前に立ち上がりをつけるという違いは、そのままキッチンの捉え方の違いを映しているようです。
正面からみると、立ち上がりあってこそのバランスや、様々な素材感の重なりが秀逸です。

〜30cm:バランスよく隠して

完全に手元が隠れる高さです。比較的高めなタイプにはなりますが、家族と視線を交わすことには全く問題ないようです。

立ち上がりが高くなるに従い、使う人の身長によっては、ダイニング側、キッチン側共に、向こう側に手が届きにくくなりますので、カウンター越しの食器などの受け渡しには注意が必要です。
キッチンをのぞいてみるとこんな感じ!囲われ感があり、外からは作業の様子が完全に隠れていますね。
30cmの立ち上がりは高めな設定ですが、天井高とのバランスや窓から差し込む明るさのためか、圧迫感を感じさせないように考えられている事例です。
カウンタートップのステンレスをそのまま立ち上げて、掃除のしやすさにも配慮されています。

“フツー”にならない工夫で、自分だけのカウンターを

対面キッチンが多くの住宅で取り入れられているからこそ、ありがちなものにならないよう差別化を図りたいもの。まとまった面積が立ちはだかるカウンター側面の存在感は非常に大きいので、使い方やデザインは工夫のしどころです。
カウンターの高さへの迷い、ますます深まってしまった感がありますが、改めて数センチの違いの大切さを考えさせられました。自分に最適な高さ、とことん迷ってベストなものを是非見つけて下さいね。

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