「いざ、夢のマイホーム!」となると、理想がどんどん広がっていきますよね。夫婦で快適に過ごすには、プランニングの際にお互いの希望をどうすり合わせていくかが重要です。どのように計画するとスムーズに進むか、間取り別にポイントをまとめてみました。
SUVACOが専門家をご提案
家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOがご要望に合ったプロを提案します。
> 詳しく見る
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
その1●リビングダイニング
その2●キッチン
その3●寝室
その4●玄関
その1●リビングダイニング
家づくりのメインともいえる、リビングダイニング。
どのような時間を夫婦で過ごすのか、具体的にイメージしてみましょう。
たとえば共働き夫婦なら、平日は帰宅時間がバラバラ? 夕食は遅め? 朝食は揃って食べる?など、生活リズムに合わせて部屋のプランニングも進めるとよいでしょう。
休日はリビングで2人でゆったり過ごすのか、各々趣味の時間を過ごすのか、それによっても家具や動線が変わってきますよね。
こちらは、帰宅後のリラックスタイムを想定して生活動線を確保した事例です。
玄関とキッチンの間に土間クローゼットやウォークスルークローゼットを設けているので、帰宅してから奥のリビングダイニングに来るまでには、部屋着でくつろげる状態に変身できます。家での過ごし方の理想を叶えたプランです。
新婚旅行で訪れたギリシャをテーマにつくられた家。美しいブルーが印象的です。
リビングダイニングに併設されたワークスペースは旦那様の希望が、その反対側に位置するキッチンでは奥様の希望が叶えられているそうですが、お互いが調和し合っているのは、インテリアイメージがきちんと共有できていたからこそ。
オーナー希望のカフェテイストで、リラックスできる空間に仕上がっています。
玄関からベランダまで通した一体感のあるリビングダイニングでは、どこにいてもコミュニケーションができます。お互いの気配を感じられる設計プランで、多忙な毎日も夫婦仲よく暮らすことができますね。
その2●キッチン
続いては、キッチンのプランニングについて。
今やキッチンは奥様の聖域ではなく、旦那様がキッチンに立つことも珍しくありません。
2人揃って調理することが多いか、それともどちらかがメインで使うのか、そこから話し合うとよいですね。
友人を招いてホームパーティーを開くことが多いなら、みんなでわいわい調理することも想定すると、気兼ねなく楽しめそうです。
アイランドキッチンを取り入れたご夫婦は、料理することも食べることも好きだそう。
オープンな収納棚を設けており、開放的な雰囲気が漂います。
クールな雰囲気がかっこいいキッチンは、普段からお料理好きなご主人のためのスペースだそう!
ステンレスの天板で仕上げた特注のキッチンなら、料理の腕を存分にふるえますね。
こちらのキッチンはコンパクトながら、上部の収納部分をミラー張りにするなど、圧迫感を感じさせない工夫を凝らしています。
器を集めるのが好きな奥様、収納力もきちんと確保されているのもポイント。
その3●寝室
人生の3分の1は睡眠時間といわれるほど、長い時間を過ごす寝室。
同じベッドにするのか別々にするのか、はたまた、個々の生活リズムに合わせて寝室も分けるのか、夫婦でしっかりと話し合うことが大切です。
こちらの寝室は、同じベッドですがマットレスは別々。
体格差のある夫婦だと、寝返りなどの際に相手の動きによって、沈み込むことがあり気になることも。
マットレスを分けることによって、そのストレスが軽減されます。
シングルベッドを2台並べた、モダンな佇まいの寝室。
ベッドを分ければお互いの寝相に悩まされることもなく、寝起きの際も相手を起こす心配がないので、日によって就寝時間の違う夫婦などによいでしょう。
セミダブルベッドをそれぞれ1台ずつ配置したプランです。
収納棚をパーテーションとして、ほどよく空間を区切っています。それでも、お互いの空気は感じることのできる距離感に。
その4●玄関
来客時はもちろん、自分自身が毎日出入りする場所が玄関です。
たっぷりとした収納や、生活に合った動線が確保できていれば、ストレスフリーで夫婦仲も円滑になること間違いなし⁉︎
玄関にシューズクローゼットを設けた事例です。
あえて扉はなくして、ワンアクションで収納することができます。靴だけでなく、トランクや傘を置くこともきちんと計算されています。
大容量収納が自慢の玄関。
見せない収納スペースがあれば、来客時にあわてることもありません。また、床も汚れが目立ちにくい色合いなので、小さなストレスを溜まることも少ないでしょう。
プランニングは考えるべきことがたくさんあるので、楽しくもあり大変でもあります。普段は無意識の自分たちの暮らし方を改めて見つめながら、夫婦でお互いの価値観を認め合い、ときには譲り合うことも大切になることでしょう。長く住む家だからこそ、じっくり考えたいものですね。