2018/09/15更新0like5698view

著者:太田みお

ついに決定!新居の「間取り」大公開【心地よい暮らしのレシピvol.15】

この記事を書いた人

太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

料理研究家・太田みおが、10年住んだフルリノベ中古マンションから、注文住宅への住み替えを決意。夢のマイホームの完成までの実録を、隔週でご紹介しています。ついに、間取りがほぼ決定しました。こだわりポイントとともに大公開!

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

間取りづくりについて、14のゆずれないポイント

前回の記事では、間取りを考えるにあたり、私がこだわりたいポイントを14個ご紹介しました。

●1 エントランスに広い土間
●2 シューズクローゼットがほしい
●3 広いトイレ
●4 応接間がほしい(自宅で仕事をしているため)
●5 洗面所近くにファミリークローゼット
●6 1階に大きい収納
●7 DKはエントランスからの動線をスムーズに。3mのテーブルを置ける広さにする
●8 LDKのどこかに吹き抜け
●9 キッチン裏にワークスペース&パントリー確保
●10 セカンドリビングをつくる
●11 バーベキューができる広めのテラス
●12 子供の成長に合わせた可変性のある主寝室
●13 子供部屋は必ずLDKを経由
●14 駐車場確保

果たして、この14ものわがままは叶うのでしょうか!?


建築家さんとのミーティングを重ね、間取りはほぼ決定段階に。
つくっていただいた精密な模型や間取り図をお見せできればイメージが伝わりやすいと思いますが、意匠性への尊厳を守るため、あえて、私が手で描いた適当な絵と間取り図で、決定した間取りをご紹介します。

外観〜真っ白な壁と、3階までのびる大きな窓が特徴

まずは外観ですが、こんな感じになりそうです。ヘタな絵ですみません(笑)。

エントランスポーチのある1階から、3階までのびる大きな窓が個性的です。黒いフレームの窓にします。家の玄関側にあたる北西と、裏側にあたる南東にこの大窓を設け、風と光が抜ける家になりました。

最寄りの駅から家の玄関へと向かう動線上には植栽をし、白い外壁と美しい緑のコントラストを楽しみたいです。植栽はライトアップできたらいいなと思っています。

1F〜玄関ホール&洗面バスルーム&寝室

エントランスポーチから玄関扉を開けると、土間が広がります。
土間の低い位置に横長のガラス窓を設けて、家の前の植栽の緑を目で楽しめたり、土間に明るい光を入れる工夫を。土間には壁1枚隔ててシューズクローゼットをつくり、ここには子供の外遊び用のおもちゃや、ゴルフバッグなども置けるようなスペースにします。

そして、玄関ホールに隣接して大きめのトイレを。
トイレは、お客さまが一定時間座り、目をこらす空間でもあるので、内装や照明はこだわりたいと思っています。

玄関ホールから数段おりると、ちょっとしたホールがあります。
ここにテーブルセットを置いて応接間として使ったり、カーテンレールを通して、アロママッサージの施術もできる空間にしたいと考えています。

ホールの奥には洗面所とお風呂場。光が入る明るい空間になるように、ホールと洗面室との仕切りと、洗面室とバスルームの仕切りも、思い切ってすりガラスなどにしたいと思っています。

水周りの隣りには、大きな寝室。
子供たちが小さいうちは家族4人で川の字で寝られる大空間として使い、いずれ子供たちが3階の子供部屋で寝るようになったら、ウォークインクローゼットと収納室に分けて壁を増設する予定。

2F〜暮らしのメインとなるリビング&ダイニング&キッチン

玄関ホールからまっすぐのびる階段を上ると、2階へ。

こちらが、わが家の核となるフロアです。家族団らんの中心であり、私の料理教室やレシピ制作の舞台ともなるキッチン&ダイニングです。

長さ3mほどのアイランドキッチンは、10名の生徒さまと囲める形に。
背面には、デザインにこだわった収納棚を設けたいと思っています。

冷蔵庫やオーブンなどの家電製品は、奥のパントリー側に壁1枚隔てて隠します。そしてその奥には、私が仕事できるようにデスクを置いてワークスペースに。

冷蔵庫からメインのシンクが遠いと、野菜を取り出してさっと洗いたいときなど不便なため、冷蔵庫近くにサブのシンクを設けます。ここにシンクがあると、料理教室中にアシスタントさんが便利に使えるかな〜と。

当初は、Miele(ミーレ)のオーブンをダイニング側から見えるところに埋め込みたいなと考えていましたが、柱の位置や通路の幅を確保する関係で難しそう……。
そこで、コンロ下あたりにひっそりとミーレのオーブンを入れようと思っています。シンク近くには、ミーレの食洗機も入れる予定です。

ダイニングは、3mのテーブルを置けるように設計。ダイニングの窓側は、3階につながる吹き抜けになっていて、とても開放感を感じられる高さを確保できました。

そして、このダイニングからはテラスに出られます。テラスは、10人くらいでバーベキューができる広さを想定。自宅でバーベキューをするのは夢なので、実現させるのがとても楽しみです。普段からテラスで食事をとることも楽しめたらいいなと思います。

そして、ダイニングに背を向けて幅広の階段を3段上ると、リビングがあります。ダイニングキッチンとのつながりを感じながらも、階段を少し上ることでゾーン分けされた、くつろげる空間にしたいと思っています。

ソファとテレビ、そして壁面には家族の思い出のアルバムや本、CDなどを置くライブラリを設けます。家族や、訪れたゲストとの会話の種となるようなものを、LDKの手の届くところにインテリアの邪魔にならないよう置きたいと思っているので、このライブラリづくりはとても楽しみです。

3F〜子供部屋とセカンドリビング

リビングからのびる階段を上ると、3階です。

3階には、吹き抜けにつながる大空間が広がっています。ここはセカンドリビングとして、私が料理教室などの仕事中でも家族がくつろぐ場として使ってほしいと思います。

北側には個室がひとつ。
ここは、子供部屋として使い始めるまでの数年間は収納部屋になるかなと思います。
また、セカンドリビングの南側は、いずれ子供部屋が必要になったときに壁を1枚増設して個室にするために、窓を確保しています。
このような形になりました!

建築家さんとのミーティングが始まってから3カ月半ほど。ああでもないこうでもないと何度もプランを考えていただき、14のわがままリストもすべて叶った、ほぼパーフェクトな間取りができました。

今後は窓の大きさや床や壁の素材選びなど、細かいことを詰めていく段階へと移ります。
次回は、使いやすいキッチンづくりについて、クローズアップしたいと思います。
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料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

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