SUVACOの創業者・黒木が、これまでお会いした専門家たちの素顔を「完全主観」でお届けするシリーズ。
「碧山さんに初めてお会いしたのは、2014年12月、東京・目白のオフィスでした。最初の印象は、ちょっと頼りない人だな、大丈夫かな。先方も私のことをそう思ったかもしれないけど…。お互いに(?)奥手の性格のようでボソボソはじめた会話が、話しているうちに意気投合!
見た目とは違って(失礼!)意思決定が速く、多くの建築家が登録していたSUVACOだけでなく、登録有料で建築家の登録が少ないリノベりすにも即座に参加を決めてくれました。今ではSUVACO・リノベりすに欠かせない建築家の一人です」(黒木)
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
自然体で聞き上手な人
秘めた芯の強さ
住んでからの暮らしに寄り添う姿勢
自然体で聞き上手な人
飾ったところがなく、自然体。キャリアや信条などを聞いても、かっこよく飾られたストーリーは語りません。人気建築家の語るかっこいいストーリーを期待すると少し拍子抜けしますが、丁寧に自分の言葉で話してくれるので、話しているううちに碧山さんの人柄にひきこまれ、信頼感はグッと増します。
柔らかい物腰で聞き上手なので、会話の中からこちらが伝えたかったことを引き出してくれます。話しているうちに碧山ファンになってしまうのは、私だけではないと思うのです。
これだけ人気になっても、ちょっと不器用に何でも自分でこなしていた碧山さん。パンクしないかな、と心配していたのですが、この秋(2020年)から初めてスタッフを採用したそうです。より多くのお客様の相談にのれるようになり、そして、学校だけでなく実務でも、暮らしに寄り添う建築家を育ててくれるでしょう。
秘めた芯の強さ
いつも穏やかな表情の碧山さん。優しい外見と穏やかな話し方でオブラートされていますが、中身はとても芯が強い方だと思います。
より良い住まいづくりを実現するためには、妥協を許さず、施主さんが心配するほどに工務店と本気で口論したりする強さを持ち合わせています(というより、そちらがプロとしての碧山さんの顔なのでしょう)。
例えば、SUVACOのスタッフがお客様から伺った話ですが、解体後に現れた小屋裏空間が気持ち良く、梁も美しかったので、天井を貼らずに現しにしようとする設計変更を提案したところ、工期の遅れや予算超過を心配して工務店が抵抗。
碧山さんは「できないわけがない。絶対にやったほうがいいことを、どうしてやらないんだ!」と、すごい剣幕で工務店の社長と渡り合ったそうです。
話し合って工務店にも理解してもらい、皆で協力・工夫してコストを抑えながら、大満足のリノベーションが実現できたとのこと。普段は工務店に対して無理な設計変更など言わない碧山さんだからこそ、真剣さが相手にも伝わるのだと思います。
(このあたりのストーリーはぜひ、
戸建て内部のフルリノベで1000万円。建築家と二人三脚で乗り越え、どんなアクシデントもプラスに転換。【成約ストーリー】 をお読みください)
住んでからの暮らしに寄り添う姿勢
自らも母親としての顔を持ち、子育て世帯の、家事動線を考えたリノベに本気で取り組んでいます。マンションの一室をリノベーションした埼玉県の自宅で、可動式家具の活用や、子供の成長に合わせた改修などで「今」の自分にとってのベストな生活空間の追求を実践している「リノベの先輩」でもあります。
別の相談事例では、二世帯住宅にリノベーションしたいというお客様をご紹介した際、依頼主である子供世帯との打ち合わせは順調に進んで契約が取れそうなのに、心配そうに「お母さまの意見があまり聞けていないので不安なんです。ちゃんと意向を確認したいんですよね...」と相談されました。
家をつくることが目的ではなく、その後の幸せな暮らしを重視している碧山さんの姿勢が感じられて、紹介してよかったなと、ほっとしたことを覚えています。
<こんな人にオススメ>
□一緒に、自分の暮らしにあった住み心地の良い家を作りたい人。
□コミュニケーションを取る中で、自分の実現したいものを炙り出してほしい人。
□子育てや家事動線など、日常の暮らしをリスペクトし、豊かにしたい人。
<こんな人にはおススメしない>
□時間に追われ、とにかくテンポよく進めて欲しい人。
対応業務 注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)
所在地 東京都豊島区
主な対応エリア 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県
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