大人気のDIY。その中でも壁紙を張り替えたり、ペイントや珪藻土を塗る方も多いのではないでしょうか。
昔なからの「漆喰(しっくい)」と最近よく耳にする「珪藻土(けいそうど)」は、とてもよくに似ていますが、
扱いやすさや調湿効果など、それぞれ違いがあることをご存じでしたか。
今回は、似ているようで違う、「漆喰」と「珪藻土」のメリット&デメリットについてご紹介します。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
「漆喰」と「珪藻土」の違いとは
「漆喰」と「珪藻土」のメリットとデメリット
お子さんのアレルギー対策に
ナチュラルな風合いも魅力
「漆喰」と「珪藻土」の違いとは
漆喰と珪藻土の違いは大きく分けて2つあります。固まり方と調湿機能です。
漆喰の原料は、消石灰などの自然素材で、水と砂などを混ぜて練り上げて作られます。
珪藻土は、植物プランクトンの化石で火に強い特性があり、七輪やコンロの材料になるものです。
「漆喰」と「珪藻土」のメリットとデメリット
漆喰の原料となる石灰は自ら固まる力があり、壁の材料として最適です。
なめらかな質感で陶器のようにツルツルとした仕上がりと、アルカリ性でカビが発生しにくいのが特徴です。調湿効果も優れていると言われていますが、それは土壁に塗るのであればの話で、現代では一般的に石膏ボードに塗ることがほとんどなので、調湿は低めになってしまいます。
珪藻土は自ら固まる性質がないので、糊や接着剤を混ぜて使用します。そのため漆喰のような滑らかな仕上がりは期待できませんが、素朴で味わいのある壁に仕上がります。優れた調湿効果があり、カビやダニの発生を抑制して、お部屋の湿度を快適に保つ効果が期待できます。
調湿効果に優れ、断熱効果も高い「珪藻土」に人気が集中しているようです。
漆喰は真っ白でツルツルの仕上がりになりますが、珪藻土はオフホワイトで見た目も柔らかい印象です。
お子さんのアレルギー対策に
漆喰や珪藻土はカビがやダニが発生しにくいため、赤ちゃんのいるご家庭やアレルギーのある家族のためにも最適です。
ナチュラルな風合いも魅力
壁紙やペイントにはないナチュラルな風合いも魅力の一つです。
最近では、白以外でも様々なカラーが楽しめるようになりました。
またプロの手に委ねるのではなく、自分の手で仕上げられるのも魅力の一つです。
漆喰と珪藻土には、それぞれの良さがありますが、どちらを選ぶかは自分次第です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。