新築の戸建てに憧れはありますが、理想の土地は費用が高く、なかなか購入にまで至らない方も多いのではないでしょうか。そんな戸建ての物件でも、中古物件なら手が届くことだってあります。あきらめきれない戸建てをリノベーションして手に入れてみませんか？
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築年数を考えて耐震強化をしつつ長く住める家を
リノベーションした物件を買う
構造上変更不可な部分はしっかり把握しておく
内装変更で理想の物件に
既存の形を活かす
築年数を考えて耐震強化をしつつ長く住める家を
こちらの築32年の戸建て物件は、耐震補強工事をしっかりと行っています。新築物件と違い、この点に費用が掛かるのは否めません。
また、今後のことも考え、できるだけメンテナンスの必要がないよう、耐久性の高いフッ素樹脂塗装ガルバリウム鋼板を外壁に使用しています。これによりスタイリッシュな外観を長く保つことができますよね。
内部も飽きのこないシンプルでナチュラルな空間にし、新築同様、長く過ごせる理想の住まいを手に入れられています。
こちらも築30年ながら、施工前に耐震診断をし、建物全体のバランスを見ながら耐震補強を実施。開放的な間取りにした分、新たに梁を補強しています。事前に耐震診断をして補強しておくと、実際生活するときにも安心ですよね。
自分たちで好みの色合いに塗装したり、今後のDIY計画を立ててみたりと、中古物件だからこそ自らの手を加える楽しさもあります。
リノベーションした物件を買う
中古物件を購入してからリノベーションする際には、その工事の間に別の場所に住む必要があり、家賃なども別途払わなければなりません。この間の資金計画もしっかりと立てる必要があります。
ですが、予めリノベーションした物件を買い取る場合は、その必要がありませんよね。こちらの物件は、工務店が中古物件を買い取り、リノベーション住宅として再生したものです。「大人の女性の普段着」というリノベーションコンセプトは、気に入る方も多いのではないでしょうか。
構造上変更不可な部分はしっかり把握しておく
2×4工法は耐震性が優れているなどメリットも多いのですが、その耐震性が壁によって確保されているため、間取りが変更しにくいというリノベーションには少々デメリットもあります。
そんな築12年の2×４工法の家をリノベーションした事例がこちらです。動かせない壁にはルールに従いつつスリットを入れ、階段室にも明るい光が届くようになっています。変更不可部分をしっかり把握することは、リノベーションを失敗させない重要なポイントといえそうです。
内装変更で理想の物件に
夫婦2人には部屋数の多い物件を購入した施主。夫婦で訪れたことのあるパリ・プロヴァンス地方の雰囲気を感じられる内装を取り入れ、４LDK+Sを２LDK+Sにリノベーションされています。
費用を抑えつつ、好みの間取りやデザインに変えられるのは、中古物件を購入するメリットですね。
都心ながら、近くには公園があり、子育てにはぴったりの環境にある中古物件。理想の土地ではありますが、間取りが少し希望のものではありませんでした。
そこで、キッチンを大幅に移動させ、内装も天井まわりにモールディングを施すなど、好みのトラディショナルスタイルに変更しました。理想の土地で理想の物件を手に入れる、新築ではなかなか難しいことも可能になります。
既存の形を活かす
住宅地の一角を中古で購入した施主の希望は、外部には手を触れず、内部のみ開放的な空間にリノベーションすることだったそうです。
1階リビングまで自然光がふりそそぐ吹き抜けにリノベーション。新たにらせん階段を導入し、１階も回遊性のあるつくりに変更されています。外部からみれば今までと同じような形でも、内部が全く違うつくりだと驚きも倍増しそうです。
吹き抜けと広い庭のある2階建て住宅という良い部分は残し、閉塞感のあるキッチンや狭いリビングの仕切りをなくして広々としたLDKに変更しています。もともとある良さを活かすことはコストダウンにもつながります。
既存の間取りは大きく変えず、内装を大幅に変更した事例です。間取りを変えない分、建築費用を内装に当てられるため、一つ一つの素材を上質なものにすることができます。
LDKの床は大理石調のフローリング、アクセントとして所々にデザイン性と調湿などの機能性に優れた壁材のエコカラットがあしらわれたラグジュアリーな空間になっています。
新築物件に比べて費用が抑えられたり、希望の土地に住むことができる中古物件のリノベーションですが、耐震補強が必要になるなどの中古物件ならではのデメリットももちろんあります。デメリットもしっかり把握し、事例を参考に憧れの戸建てを手に入れてください。
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