何かあった時に心配だから、両親と一緒に暮らしたい。結婚して子供が生まれたから、近くに住んで一緒に面倒を見てほしいなど、様々なきっかけで二世帯住宅を考える場合があります。2つの家族が同じ家に住むので便利な部分も増しますが、互いを気遣うがために過干渉になってしまったり、生活習慣が合わないなどの問題も…。なるべく摩擦なく過ごすためには、自分たちの家族の在り方をよく知り、それに合った家づくりをすることが大切です。二世帯住宅で心地良く過ごすために気を付けたい、5つの家づくりのポイントをご紹介いたします。
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▽ 目次 (クリックでスクロールします)
1.家の形態を決める
2.キッチン
3.バストイレ
4.バリアフリー
5.コミュニケーション
1.家の形態を決める
まず最初に考えなければならないのは、1つの家にみんなで暮らすのか、玄関も別々にして2つの住宅が隣り合うような造りにするのかということです。こちらのお宅は玄関や浴室などもすべて別々にした分離型二世帯住宅ですが、中庭で子世帯と親世帯が繋がっていて、行き来することができます。
一階と二階で世帯を分けている家でも、玄関を別々にすることで互いに気を遣い過ぎない暮らしができます。事例のお宅は二階のご夫婦がマラソン好きのため、ジョギング後に二階からバスルームへ直行できる造りになっています。
2.キッチン
二世帯住宅でよく問題になるのがお嫁さんとお姑さんが共同でキッチンを使用する場合です。買い物の仕方が違ったり、料理の作り方が違ったりするのは当たり前。ストレスを感じるようならキッチンは別にした方が賢い選択です。
3.バストイレ
一緒に暮らす家族が増えると、朝の準備でトイレや洗面所が大混雑!なんてことになりかねません。同居型の二世帯住宅でもバストイレだけは別にするなど対策が必要です。
4.バリアフリー
親世帯が住むエリアだけ車椅子も通れるような配慮をしたり、段差を少なくして転倒を防ぐなど、将来に備えてバリアフリーな造りを考える必要もあります。
5.コミュニケーション
一階は親世帯。二階は子世帯と分離する家は多いですが、互いに程よく触れ合える距離感を作ることも大切です。二階にいるお孫さんが小窓から下の階の祖父母に声をかけることもできるこんな造りも素敵です。
こちらのお宅は2つの世帯の共有部分が、たくさんの植物を置いた土間空間になっています。植物に水をやりながらコミュニーケーションをとることができるいい距離感です。