カーテンや冷蔵庫の上にのぼったり、壁で爪をといだり…猫との生活は、何かと気を使うことが多いですよね。そこで猫と飼い主さんが互いに尊重し合い、快適に暮らしている家をのぞいてみました。そこには猫の習性を邪魔しない工夫がたくさんありました。
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キャットウォーク・キャットタワー
トイレ
出入り口
爪とぎ
キャットウォーク・キャットタワー
最近では、キャットウォークやキャットタワーを家に造り付ける事例が増えているようです。
2階へ続く猫専用の階段は、インテリアとしても楽しめるのではないでしょうか。
そして窓の上に板を設けるだけで立派なキャットウォークに。猫ってカーテンレールの上にのぼりたがるんですよね。
キャットタワーと収納の2つの機能を併せ持つ造作家具は、大工さんのお手製!
下段右側の収納扉に開いた猫専用の出入り口がなんとも可愛らしいアクセントに。タワーをのぼりきった先には、隣の部屋へつながるトンネルまでつくりました。
リビングを吹き抜けにして設置した、2階へとつながるキャットタワー。このために、もともとなかった吹き抜けをつくったそう。
人間用の螺旋階段に沿うようにつくられた、猫用階段。
大きな室内犬と猫が一緒に暮らすこちらのお宅では、猫が犬を怖がらずに部屋中を移動できるよう、リビングにもキャットウォークを張りめぐらせているんだとか。
寝室の天井に設けた猫ブリッジ。
気ままに頭上を通り抜ける猫を見上げながら眠りにつけるなんて、猫好きにはたまりませんね。
トイレ
匂いや見た目が気になるトイレは、ペットを飼ううえで上位にくる悩みではないでしょうか。そんな悩みを解決するアイデアをご紹介します。
リビングダイニングの一角に設けられた猫用の水飲み場は、掃除しやすいように一段下げてタイル張りに。
猫用通路の奥は、トイレ空間。なるべく視界に入れたくないものは壁の奥に隠しつつ、猫のユーザビリティをも兼ね備えた素晴らしいアイデアですね。
クローゼットの中にトイレを収納して、自由に出入りできるように扉をくりぬいちゃいました。やはり見えない方が家の中もスッキリしますね。
収納の下に確保したトイレスペース。
なんと専用の換気扇まで取りつけたんだとか!
来客があっても匂いが気にならなくなったそうです。
出入り口
自由気ままに家中を駆けめぐるのは、運動不足解消のためにも必要な行動です。ぜひ専用の通路をつくってあげたいですね。
猫が自由に行き来できる専用通路といえば、まさにこれ。向こう側からこんな風にじーっと見つめられたら、ちょっとドキドキしちゃいます。
風や冷気が気になるようなら、こんなドア付きの出入り口はいかがでしょうか。
キャットウォークの先に、天井にぽっかり開いた出入り口。猫だけの秘密基地といったところでしょうか。家に来たお客さまの驚く顔が見たくなります(笑)。
爪とぎ
猫といえば、なんといっても爪とぎが悩みの種…習性なのでしょうがないですよね。
さまざまな爪とぎアイテムも売っていますが、なんと家の一部として造り付けてしまった事例を発見しました。
正面の窓の前にある1本の柱。これなんと猫の爪とぎ専用棒だそう。たしかに、柱をガリガリしちゃいたくなる猫は多いですよね。
家族の一員として猫に深い愛情を注いでいるのが伝わる、斬新なアイデアがたくさんありました。一緒に住む人間や猫、さらにはほかのペットそれぞれが、快適で自由に暮らせる家づくりは可能なのです。