理想の住まいを実現するとき、間取りやインテリアと同時に考えなくてはいけないのが「家具」。あとになって、既製品や手持ちの家具のサイズが合わなかったり、デザインがマッチしなかったりというのはよく聞く話です。
そこで注目したいのが「造作家具」。つまり、現場での大工工事で造る家具や棚のこと。ミリ単位で寸法指定ができるので、置きたい空間にぴったりのサイズに仕上げられるのが最大のメリットです。ここでは、さまざまなアイデアを盛り込んだ世界でたった一つの逸品をご紹介しましょう。
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吊棚とテレビボード
間仕切りを兼ねた棚
階段にもテーブルにもなる家具
ロフトへの階段
収納できるベンチ
洗面所のキャビネット
のぼり棒付きロフトベッド
吊棚とテレビボード
無垢材のフローリングに合わせて造った棚とテレビボード。床から上げて壁面に取り付けたテレビボードは圧迫感が無く、床が広々とした印象になります。下を間接照明にしたのは、暗くなりがちな足元を優しく照らすグッドアイデア。
間仕切りを兼ねた棚
2人の子ども部屋をこの棚で仕切っています。将来、ひと部屋にしても使えるよう、壁にはしたくなかったのだそう。天井が高く、ここまで高さのある収納棚は既製品ではなかなか実現不可能。収納たっぷりの子ども部屋は、整理整頓もばっちりです。
階段にもテーブルにもなる家具
ソファの脇の扉を開けると、そこはベッドスペース。1つ、2つ組み、3つ組みの3種類の四角いブロックを段々に並べ、階段にして出入りします。昼間はブロックを組み替えれば、リビングのローテーブルに早変わり!
ロフトへの階段
ロフトへ上がる階段を四角いキューブ状に造り、普段は中を本棚にして使うというユニークなアイデアです。一段目に座布団を敷いて椅子代わりにすれば、ちょっとした読書コーナーに。
収納できるベンチ
安全に靴の脱ぎ履きができるようにと10年先、20年先を見据えて設置したという、手すり付き収納ベンチ。壁面にすっきりと収納できるので、普段は玄関を広々と使えるという優れモノです。
洗面所のキャビネット
本来ならば洗面台の上部に鏡がありますが、こちらのお宅はその場所を窓に。右壁面に収納棚を設け、扉を開けると洗面鏡が現れるというアイデア収納で、窓からの景色や換気、そして洗面鏡も実現しています。洗面まわりの細々したものも扉付きの収納棚ですっきりです。
のぼり棒付きロフトベッド
最近よく見かけるシステムベッドのようですが、こちらはもともと使っていた机を活かしたまま、その上にロフトベッドを造作しました。しかも楽しいのぼり棒付き!兄弟とそれぞれ机とベッドの自分だけのスペースができて大満足のよう。