SUVACOに登録している専門家(建築家・リノベーション会社など)に、ご自身や会社のことをお聞きする連載「わたしのこと、会社のこと。」
今回は、東京都世田谷区にあるリノベーション会社・空間社の羽室さん・坂本さんにお聞きしました。(2024年2月時点での情報です)
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
空間社ってどんなリノベーション会社?
お二人はそれぞれどのようなことを担当されていますか?
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
好きな家具・建材とその理由を教えてください
空間社のこだわりや、自慢できるところは?
空間社の特徴や少し変わったところがあれば教えてください
空間社の雰囲気ってどんな感じですか?
空間社ってどんなリノベーション会社?
空間社は世田谷区の一軒家にオフィスを構える小さなリノベーション会社。
代表を含めプランナーも女性スタッフが多く、女性目線ならではの繊細なデザインや、日常の細かな使い勝手まで目の行き届いた設計を得意としています。
ヒアリングから仕様選びまでじっくりと打ち合わせをして、手間ひまをかけ理想の住まいを形にしてくれるコミュニケーション力にも優れているリノベーション会社です。
【事例】『Always』ー家族を仕切らず“一緒に”過ごす。
【事例】『Golden Lily』――時間を忘れるリビング
空間社の羽室さんと坂本さんにご自身のこと、会社の魅力について伺います。
お二人はそれぞれどのようなことを担当されていますか?
弊社では設計と施工管理の2名がご要望のヒアリング、プランニング、工事からお引渡しまでを一貫して担当しています。
私は設計担当として、お施主さまとの打ち合わせで間取りと素材を決めながら、図面・資料の作成を進めていきます。工事が始まってからも、工事の進捗状況の確認、仕上がりのチェックを行っています。
ご要望のヒアリングからお伺いした内容を整理してプランの設計・デザインのご提案・仕様決めのお打合せ、工事を行うための図面作成を行っています。
現場が始まってからは施工担当がメインに見ていきますが、現場へ行き職人さんとコミュニケーションを取ったり、進捗などを確認したりと最後までみることを心掛けています。
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
住宅関係の仕事をしたいと考えていた時に、自宅の近くでオープンルーム(施工したお宅の見学会)を開催していて、興味本位で見に行きました(笑)
リノベーションされたお宅を見るのは初めてで、間取りや素材の自由度の高さに驚きました。そのお宅では、お施主さまのご実家を解体した際の木材を部分的に建材として使っていて、素材を自由に選び、思い出を暮らしに残していけるのも、リノベーションならではだと思いました。
スタッフ同士の仲の良さや、お施主さまと良好な関係を築けている会社の雰囲気にも惹かれ、入社したいと思いました。
大工だった祖父の影響もあり、ものづくりがすきです。
建築系の学校で学んだ後、プロダクト寄りの仕事をしていましたが、建築の仕事・空間づくりに興味がありました。
雑誌やサイトで事例を見ていると、好きだなと思う事例は空間社のものが多く、設計と施工担当者が一緒になってやっていて、全体を通して携われそうだったので入社を希望しました。
また、事務所の外に庭があり、季節を感じることができ、働く環境としても気持ちがよさそうと思ったのも理由のひとつです。
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
「作って終わり」ではなく、長く、その人の暮らしに寄り添っていけることです。
「子供が小さい時はリビングを広く、成長したら個室を作ろう」など、将来を見据えてプランニングをすることも多く、ご家族の変化に合わせられる余白のある住まいづくりを目指しています。
間取りの好みが分かれるところも面白く、日々刺激を受けています。家での過ごし方や持ち物をじっくり聞いて、居心地のよい空間になるよう心がけています。
住んでから「棚を付けたい」など追加のご要望をいただくこともあり、その後の暮らしにも寄り添いお手伝いができればと思っています。
答えがひとつではないため、最適な案が何か?を考えることです。
特にリノベーションは物件によって条件が異なり、あるものをどう活かすかを考えることが多いので、アイデアが浮かび、お客さまに共感していただいて実現できた時はうれしいです。
また、お客さまはそれぞれこだわるポイントが違うので、一緒にどんな住まいにしたいかを考えている時間も楽しいです。
お引き渡し後に改めて伺った際に、こういう使い方もあったのか!と発見できるのも楽しみなポイントです。
好きな家具・建材とその理由を教えてください
「平田タイル」がプロデュースしているAQUAPIA(アクアピア)のcielo(チエロ)シリーズです。
洗面ボウルは清掃性を重視して、カウンターと一体の人工大理石ボウルが採用されることが多いですが、カウンターの上にカラーのボウルをのせるデザインは目を引きます。
毎日使う場所なので、気持ちの上がる場所にしたいですね。
素材を活かしているもの・永く使えて愛着の持てる建材が好きです。
時にはヴィンテージの建具などを使って、オンリーワンの空間をつくることも素敵だと思い、ご提案させていただくこともあります。
家具では、フィンランドのインテリアブランド「Artek」(アルテック)や彫刻家「イサム・ノグチ」のデスクや照明。また、器が好きなので古家具が飾られている姿も素敵だなと思います。
目的に合わせてどれがベストか考えるのが楽しいです。
空間社のこだわりや、自慢できるところは?
打ち合わせに回数制限を設けず、納得できるまでとことんすり合わせを行なっています。
工事が始まってからも、お施主さまにも適宜現場を見ていただき、イメージ・認識のずれがないように心がけています。
設計者と施工者がペアで打ち合わせを行い、それぞれの立場から俯瞰的に捉えた意見を持ち合うことで、より良いものを目指すことができているのだと思います。
ショールームの見学に同行させていただいたり、扉の素材や色味、ハンドルの仕様から位置まで。お客さまのこだわりをとことん追求していると思います。
空間社の特徴や少し変わったところがあれば教えてください
空間社の事務所は、代表(朝倉)の実家の1階にあります。
外観は一戸建ての住宅なので、初めて打ち合わせに来られる方は、気づかずに通り過ぎてしまうことも。玄関で靴を脱ぐことにも驚かれますが、リラックスして打ち合わせに臨んでいただけると思います。
少人数で行っているということもあり、ほかのスタッフの現場も確認し合いながら、より良いものをご提供できるように取り組んでいます。
空間社の雰囲気ってどんな感じですか?
工事が終わった後もお付き合いのあるお施主様が多く、毎年事務所の庭で開催するガーデンパーティーには、たくさんの方にお越しいただいています。
暮らしに寄り添った提案ができるよう、相談しやすい雰囲気づくりをスタッフ全員が心がけています。
少人数のため声を掛け合い、また女性スタッフが多いということもあり和気あいあいとしていると思います。
戸建ての事務所の庭は、打ち合わせで会社にお越しいただいたお客にさまには
「まるで実家に帰ってきたような感じがする」
と言っていただける場所。のびのびとホッと落ち着ける雰囲気があると思います。
満足できる、納得できる家づくりをするためには、依頼先との相性も大切です。
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対応業務 リノベーション (戸建、マンション)
所在地 東京都世田谷区
主な対応エリア 東京都 / 神奈川県
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