別荘は、英語だと「セカンドハウス」などと言われます。自分では「ファーストハウス」も夢かもしれないのに、「セカンドハウス」なんて夢のまた夢と考えている人もいることでしょう。筆者もそう考えているひとりですが、別荘をイメージすることは嫌いではありません。過去の仕事で人の別荘のことを考えなくてはならない場面もありましたし、案件が違っても「別荘のイメージで」作った住宅プラン(ファーストハウス)もありました。
別荘は普通の家と違い、満たさなくても良いこと(プラン要望)もあります。でも反対に「別荘だから200%満たさなくてはならないこと」もあります。ここでは「週末ごとに帰りたくなる別荘」という個人的観点で事例を集めております。掲載されていないプロジェクト全体の他部屋写真も、時間があればぜひご覧ください。
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甲信越の自然に佇むシンプルな別荘
伊豆半島突端に建てたシーカヤック・ハウス
軽井沢らしい敷地と邸宅
テラスデッキから臨む長野の自然が素晴らしい
白のインテリアからのぞく緑
自然の中のモノトーン
日光の別荘
甲信越の自然に佇むシンプルな別荘
都会の喧騒の中で多忙な日々を送るオーナーにとって、この家で過ごす週末や休暇は貴重なリフレッシュとなっていることでしょう。リビングに面した広いテラスは屋根付きとなっており、天候を気にせず使えます。こうしたちょっとしたところにこの別荘の良さがあるかもしれません。
伊豆半島突端に建てたシーカヤック・ハウス
シーカヤックを楽しむため、伊豆半島に建てられた別荘。建築家の長浜信幸氏の設計らしく、随所に気の利いた工夫が施されています。なお、海が近くにあることから、吹きつける雨風を防ぐために外壁と同じ素材の雨戸を用意しています。木製建具の他にもレールが入っているのはそのためですね。
軽井沢らしい敷地と邸宅
リビング奥側にしたがって、緩やかな下り傾斜がかかっている軽井沢らしい特徴の敷地に、ゲストルームもある割と広い別荘を設けました。建築家は鈴木宏幸氏。浴室の写真を見るとコーナ窓には角柱が入っていませんが、平屋の為せる技なのかもしれないですね。オープンな間取りが素敵な家です。
テラスデッキから臨む長野の自然が素晴らしい
こちらの別荘は、このテラスデッキと軒が深々とかかるリビングダイニングが見もの。こんな眺望をひとり占めできるなんて豪華です。
白のインテリアからのぞく緑
目の前に広がる木々の緑を隔てて隣家が立っている風景に、軽井沢という土地の特性を感じます。白のインテリアを通して見える緑も、いつもと違った色合いに見えるのが不思議です。
自然の中のモノトーン
建築地が都市部であってもおかしくないシャープなイメージの建物です。ただ、メリハリの効いたモノトーンから見える緑がいつもより鮮やかに新鮮に感じられます。このコントラストも計算された設計なのでしょう。癒されます。
日光の別荘
建築地は日光。和風の別荘です。洋風に慣れると忘れてしまう木軸の良さにも思わず目が行ってしまいます。日本建築、素晴らしいですね。
立派な数奇屋造りの茶室やテラスにつながる風呂なども見ものなので、ぜひ他の部屋写真もご覧ください。